中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

八百屋の「日昇商店」が刀削麺の店をオープンか?

2009年03月20日 | 中華街(西門通り)

 仕事帰りのご婦人方でいつも賑わっている「日昇商店」。夕食の材料に使うのだろうか、野菜や果物などを買い込んだ彼女たちが、足早に石川町駅方面へ向かう光景によく出くわす。

 そんな商店の向かい側にあった「カフェ・ド・クリエ」が、ひっそりと閉店したのは昨年の11月。空き店舗はしばらくシャッターが下りたままであったのだが、ここにきてなにやら改修工事が始まった。
 大きなダクトなどを運び込む工事業者を見かけたので、おそらく中華料理店になるのだろうと思っていたら、どうやらそんな感じのようである。

 かつて「カフェ・ド・クリエ」のロゴが描かれていた店頭の看板に、新しくオープンすると思われる店名がスプレーで書かれていた。
 それが冒頭の写真である。

 「日昇刀削麺」。

  横浜中華街で刀削麺といえば「杜記」、「京華楼」が有名であるが、それに続く三番手のお店ができるようだ。
 でも、そのネーミングが気になりませんか。「日昇」とあるのは、八百屋さんの「日昇商店」と関係があるのだろうか?
 もうしばらくすれば、その答えが分かる。楽しみだ。
 

 一方、こちらは中山路にあった「六福楼」跡。


 昨日の夜、たまたま通りかかったらこんな状態になっていた。
 「金魚焼本舗」だ。「横浜大世界」の前で小さなブースを出している、あの「金魚焼本舗」が店を構えたようである。
  
 金魚焼といっても、金魚を焼いて食べさせるわけではない。これは鯛焼きの金魚版。
 中国語では「金魚」と「金余」は発音が同じところから、金魚は“金運・幸運”を招くおめでたい縁起物なのだ。

 その「金魚焼本舗」の看板と並んで「香格里拉(シャングリラ)」の看板も出ていた。
 「香格里拉」といえば媽祖廟前にある、ちょっと雰囲気の変わった中華料理店を思い出す。スパゲッティやカレーライスがあるし、ランチもこんな感じだ。
 ここが中国雑貨の店を出したのだろうか。
 いずれにしても、もうしばらくすれば答えが分かる。


 やめる店があれば、新しくオープンする店もある。人間でいえば新陳代謝のようなもの。街はまさに生きているのだ。
 とりわけ、横浜中華街はその代謝が速い。日本の各地でシャッター商店街が増えているなか、この街では一時的にシャッターが閉まってしまうことはあっても、すぐさま別な店舗として再生してくる。
 歴史は古い(歳をとっている)が、体力と若さがある街といえようか。


 近頃閉店した「Lui 上海 紫禁城」でも、新たな店に生まれ変わるべく改修工事が始まった。不動産屋の情報によれば、賃料は月額120万円だ! だれが借りたんだろうかね。気になるなぁ…。
 さらに、香港路と中山路を結ぶ狭い路地にあった「京華飯店」跡にも、「麒麟閣」という中華料理店がオープンした。
 世の中、不景気だというのに、ここ横浜中華街では新規開店が続く。たくましい街だ。



←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね

「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒




コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「チャイハネNeNe」に“諸... | トップ | 感動のステーキランチ 89... »

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
新陳代謝 (本須)
2009-03-20 08:58:02
年度末は忙しくて中華街探索は少しサボり気味なのですが、
随分動きがあったんですね。

「京華飯店」跡は「許厨房」かな、と思っていたのですが、そうじゃなかったようで。
「Lui上海」跡は私もあの家賃に驚いていたのですが、借りる人がいたんですね。

ところで、中華街の新陳代謝が激しいのはここ数年だけの特異な現象だと思っています。
前の不景気の時はほとんど動きがありませんでしたし。

過当競争気味の地域への出店なのに、膨大な初期投資の資金をいったいどこが
貸し付けているのだろうと最近不思議に思っているところです。
返信する
家賃も保証金も (管理人)
2009-03-20 10:58:04
◇本須さん
「Lui上海」の保証金もスゴイ金額ですよね。
最近は「華銀」の影が薄くなっているみたいだし、
どこが貸してくれるんでしょうかねぇ。
返信する
麒麟閣 (ゆりん)
2009-03-20 11:20:39
麒麟閣のオープン日、ランチをいただいてきました。
630円のランチが20%Offの500円(4円はおまけ)でしたよ。
スープ、香の物、杏仁豆腐もついて、量もなかなかボリュームがありました。
内装は京華飯店の居抜きで、前のお店のまんまです
料理は化学調味料を使っていないと思われます。スープも干しエビの香りがしました。
化学調味料のパンチが効いた、いわゆる「中華街の中華味」ではなく、素朴な中国の家庭料理的なお味でした。
お店の方も感じがよかったし(オープンしたてだから?)、灰皿も備えつけてなかったので、
「健康・美食」というお店のコンセプトに沿っているのでしょうね。
オーナーらしきシェフが「萬珍楼」のコックコートを着ていたのが気になります
返信する
私も行きました (管理人)
2009-03-20 13:42:55
◇ゆりんさん
私もオープンの翌日に行ってランチを食べてきました。
今月末まで20%オフだそうです。
端数はオマケしてくれて、500円でした。
お店の方もいい感じでしたが、団体客がタバコを吸っていたので煙かったなぁ。
それから、
オーナーは萬珍楼で働いていたそうです。
返信する
たばこ (ゆりん)
2009-03-20 22:12:50
オーナーはやはり萬珍楼にいた方だったのですね!
疑問が解決してスッキリしましたありがとうございます。
店内禁煙ではなかったのは残念です
あの狭い店内でタバコを吸われるとね・・・。
返信する
Unknown (管理人)
2009-03-20 23:01:25
◇ゆりんさん
タバコの煙は「京華飯店」時代も同じでした。
あの店内で吸われると、チョットねぇ。
夜は、バンバン吸ってもいいけど、
せめてランチタイムは禁煙にしてほしいですよ。
お店の方もいい感じなので、
もったいないなぁ。
返信する
それは困る (本須)
2009-03-20 23:26:56
夜もバンバン吸われると困りますよー。

夜は支払っている額が多い分だけ喫煙者が
近くにいた時のダメージはかえって大きいですよ。
返信する
そうですね (管理人)
2009-03-21 00:04:39
◇本須さん
私はヘビースモーカーだったので、
すぐ甘くなっちゃうのです。
でも、やっぱり、あの狭い店内では駄目ですね。
返信する

コメントを投稿

中華街(西門通り)」カテゴリの最新記事