goo blog サービス終了のお知らせ 

中華街ランチ探偵団「酔華」

中華料理店の密集する横浜中華街。最近はなかなかランチに行けないのだが、少しずつ更新していきます。

悲劇のお代わり ~南門通り・明華~

2007年03月10日 | 中華街(南門通りシルクロード・媽祖小路)
 南門通りシルクロードに「明華」という小さな中華料理店があります。地味なお店ですので、お客さんは観光客よりも地元の人々が多いのが特徴です。
 今日(2月15日)は栄楽園に行こうと思っていたのですが、この店の前を通ったら、ランチメニューに「サンマーメン+小ライス(650円)」があるのを見てしまいました。
 サンマーメンという文字を見たら、なにがなんでも食べてみたくなる探偵団です、急遽、予定を変更して「明華」に突入。
 今日はお客が多いにもかかわらずタバコを吸う人がいなくて、ホッ。
 

 
 サンマーメンと小ライスが来ました。まずはスープを一口、ズズズー。
 甘味が感じられません。サンマーメンといえば、トロミの混じった醤油系のスープに、少し甘い味が加わったのが特徴です。どうもサンマーメンのスープらしくありません。
 でも、スープはアツアツです。それにしても熱いと思ったら、イスの後ろにストーブがあったのでした。

 次は具の点検です。肉は細切りではなく薄切り。それに基本のモヤシ。あとはタケノコ、小松菜、玉ネギ、それから名前の分からないキノコが入っていました。
 お味のほうは、まあ、それなりというんでしょうか、ライスが付いて650円という感じでした。
 今日食べたランチは「麺+ライス」でしたが、「料理+ライス」の定食スタイルもあります。
 隣のテーブルでは若いサラリーマンが定食スタイルのランチを食べていました。料理はよく見えなかったのですが、たぶん野菜と何かの炒め物だったと思います。
 大柄な彼氏はご飯を2杯食べるつもりだったのでしょう、料理の減り方と、ライスの減り方に明らかな差がありました。やがて料理を半分残して、店の人に『ご飯のお代わりお願いしまーす』と叫びました。
 すると奥から女将さんらしき方が出てきて、『別料金になりますけど…』との返事。
 それを聞いたオニイサンは『エッ?!』と言ってしばし沈黙。
 
 そして小さな声で、『じゃあ、いいです…』
 あとはむなしく料理を食べるだけ。肉のかけらを箸でつまみ、うつむいたままボソボソと食べていました。
 あーあ、なんということでしょう。2杯目のご飯のために残しておいたお肉と海老が、お相手のないまま一人(?)寂しくお口の中に放り込まれていきます。
 料理というものは、それだけで食べても美味しいのですが、ご飯と一緒に食べるといっそう旨みが増すものです。あまり味のないご飯が、料理の味を引き立てる効果があるのでしょう。
 せっかくの料理が半分、台無しになってしまったのです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 祝舞遊行 | トップ | 新・横浜三塔物語 »

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

中華街(南門通りシルクロード・媽祖小路)」カテゴリの最新記事