
中華街大通りの「金陵酒家」が閉店になって何か月になるだろうか。 この間、建築に詳しいbobbeyさんから金陵ビルに関するコメントをいただいたが、そこには、こんなことが書いてあった。 「昨日、妻より懇意にしている(?)ブログとしてここを教えてもらいました。情報量のすごさに圧巻です。 金陵酒家、解体してますね。私は建築関係なのですが、この建物は宮脇檀という著名建築家(故人)が設計したものでした。彼は住宅がメインフィールドだったらしくこの手の建物は数少なかったです。 一度も入らずに解体されてしまい残念です」 そこで、教えていただいた書籍で調べたら、こんなことが書いてあったのでご紹介しておこう。 金陵ビル 1・2階は雑貨を扱うお店と、ガイドブックにも顔を出す中華料理店。3・4階は住居。 住宅の名手・宮脇は、中華街のど真ん中にRC打放しのモダンな形態を持ち込みながらも、テラスに家形の鉄骨フレームを据え、中華風のアレンジとして中国の色である朱色をもちいている。テラスには緑が茂り、RCの箱もいまではすっかり中華街に馴染んでいる。 こんなことが書かれているなんて、すごいビルだったのだ! それがなくなりつつあるのだ。 でも、金陵の焼き豚、叉焼などは関帝廟通りの「売店」2階で食べることができる。 ![]() 昨日のランチ! 金陵売店2階で食べた皮付焼き豚丼(800円)。 これは、これは! うまいという以外に、何と言ったらいいのだろうか。パリパリで香ばしい皮!! 甘いタレ!! とろけるような脂身!! うまい皮付焼き豚である。 「同發」の焼き豚が洗練された都会的なものだとすると、「金陵」のは荒々しい逞しさを感じさせる豚だ。 ![]() 味付け煮玉子がうれしい。この黄身がとろけて甘辛タレに絡み、ご飯をネットリとさせる。そのご飯と皮付焼き豚を一緒に頬張ると、口腔いっぱいに豚の旨みがひろがってくる。 おかずと白いご飯というセットで食べるよりも、丼として頂く方が数倍、美味しいのだ。 ![]() |
私、皮付焼き豚なるもの、実はここで初めて食べたんです。以前にも食べたことあったかもしれませんが、あまり印象に残ってなかったというか、これを食べよう!って思って、注文した事がなかったのです。
実にワイルドですね。ここで2回食べましたが、ほとんど脂身だけの部分は、自分の腹回りのこと考えて全部食べるの躊躇しますが。(笑)
>おかずと白いご飯というセットで食べるよりも、丼として頂く方が数倍、美味しいのだ。
私もそう思います。欲を言えば、丼のごはんに叉焼のタレがかかっていると、更にいいんですけど。
今度はお好みの焼き物持ち帰りで食べてみようと思います。
ここのお弁当を先日食べましたが、『うまい!』ですね。
もうちょっと販売側には衛生面で注意して欲しいなぁなんて思いましたが・・・・。
出来ればあの建物でこれを味わいたかったです。
この脂身がいいんですよね。パリパリの部分と一緒に齧り取って食べると、本当に美味しい。
>bobbey様
情報をありがとうございました。
でも、あのビルが解体される前に建築家のことを知っていたら…と、ちょっと残念です。
香りが大好きです。
2階は狭いけど、10数人くらいなら宴会もできそうです。
焼き物パーティーなんていかがでしょうか。