エッセイ -日々雑感-

つれづれなるままにひくらしこころにうつりゆくよしなしことをそこはかとなくかきつくればあやしゅうこそものぐるほしけれ

昨日の大文字・長距離歩き

2017年09月04日 | 雑感

2017年9月3日

 

 ひさしぶりに大文字山に登った。常連も含めて数人がたむろしている。

でもなにか違う。

真っ黒に日焼けしたオジサンが一人いる。もう一人は、オジサンとしゃべりだした私に加わったお姉さん。聞くところによれば、嵐山から8時に出発した65キロの楽しみランニングメンバー関係者らしい。

“京都トレイルを走る会・・・・”、お姉さんにもスマでしらべておぼえられないほどの難しさだ。オジサンはボランティアで、大文字の大の字で道案内、お姉さんは友達が参加しているのだが、とても65キロは無理なのでここから山科の毘沙門堂(文殊堂?)までの8キロ余りを伴走するという。

   


             

        

   

一枚目の写真、私はPC音痴だから娘に矢印を描いてもらったが間違って二つ入れてしまったようだ。

そんままほっとかれて、私もめんどくさいのでそのままにしている。わかればいい、ここらが嵐山だ。

正面の高い山は愛宕山。ここから北(右)の方に走ると理解してもらえばいい。次の写真は一枚目の右端のところから。

 

次に鞍馬から薬王坂を経て静原街道を走り、大原花尻橋付近から比叡山の千日回峰行者道に上がる(4枚目の写真で見える比叡山山頂のずっと奥が、行者道で大原街道から直登する。)それから比叡山頂上、じゃが池をへて白幽子洞窟をへて、一旦北白川村へ降り銀閣寺へ、そこからここ、我々がいる大文字の大の字を経て三角点に行き、山科がゴールらしい。

 

これの道程の半分は30年前に私と友達とでやった。でもあのときは叡電で鞍馬までいって、それから、今回のコースで大文字の“大”まできて、鹿ケ谷におりて四条で終わった。だから30キロくらいしか歩いていない。友達は当時六甲50キロほどをやっていた。“お前の歩き方は遅い”と云ったものだから、二人分の食料をいれたザックを背負い(彼は手ぶら)行者道から根本中道まで走って“お前の走り方に文句を言ったのは申し訳なかった”と云わせた。楽しい思い出だ。

 

あれからどんどん長距離ルートマラソンが出てきた。70キロの鯖街道、300キロマラソン、とか。交通整理のオジサンに“えらい時間のつぶしですね”、といったら、“まあ、普通のひとはやらんでしょうが、たのしいんですわ”。

 

女の人の相棒が来た。200番中20位くらいだった。二人に“がんばれよ”と声をかけて下山した。

 

私は日常の大文字のぼりかの経験から、歩行速度にあわせた、銀閣寺からここまでの時間はほぼ正確に把握している。

 

帰りに何人かのランナーとあった。もうランナーとは言えない、わたしの登りより遅いが当たり前だ、わたしならここまでこられない。その歩調から、“大の字迄あと6分です、15分です、あなた女性で一番です、あなた女性で二番です”、などと声をかけて降りてきた。しんどい彼らには迷惑だったかもしれないが。

 

普段は家からバスを使って往復2時間程度だが、3時間ほど遊んだ。


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