飯詰貯木場付近。
五所川原林道と、味噌ヶ沢支線との境目ともいえる場所だ。
味噌ヶ沢へと行く現・林道は、右に曲がってすぐに左に曲がって入っていく。
軌道跡と思われるところは、真っ直ぐ進んでいる。
しかし、その先はこのように切れている。
その先を確認してみた。
台形の道床がハッキリと解る。
道床がここで終わっているのは、 ここには大淵川が流れており、
ここを渡って進むための、大き目の橋が掛かっていたようだ。
しかし、川は改修されており、橋脚跡などの遺構は見当たらない。
木橋だったのか!?
プレートガーター製だったのか!?
進んでいた先と思われる川の向こう側は、草木が邪魔で良く見えなかったが、
奥のほうに笹薮があり、何か道筋のように見える。
周辺を観察してみると、道筋があった裏手に行けそうなラインがあった。
かなりぐるりと迂回して歩き進むと、大淵川の右岸に出た。
途中の場所から、橋が架かっていたと思われる場所の横を写真に収める。
川が改修されて川幅が小さくなっている。
当時は、道床が終わっているところまでの、
かなりの川幅があったことが理解できる構図だ。
裏手に回る事が出来た。
先ほどの道床が、川を挟んで向こう側に見える。
向こうから真っ直ぐのラインを結ぶと、左側の道なのだが、
かなりの勾配があり、その先で左に90度に曲がり斜面を上っている。
これは軌道跡ではない。
右の笹藪に見えている部分を良く観察したら、自分の背を越えるほどの台形状の盛り土なのだ。
こちらが道床で、軌道跡ですね。
少し進んで、振り返ってのバックショット。
左の笹薮に見えた盛り土が道床だと、この前にある大淵川を越えて、先ほどの田んぼの中にある道床との高さが一致する。
ここから見ると、橋は川に対して斜めに架けられていたことになる。
道床が続くその先の、左横の道を進んでいくと高さが逆転する。
軌道跡と思われるところは、掘割になって大淵川の右岸を進んでいた。
100mくらい進んでから、振り返ってのバックショット。
軌道跡と思われる掘割の中は、湿度が高い雰囲気だったので、歩いて進むことを懸念した。
長靴も履いていたが、ぬかるみを進むよりは掘割の高い部分を伝って進んでみた。
すると、右手の方から人の声が聞こえてくる。
畑が見えた。
畑に侵入しているわけではないが・・・
変なところを歩いているわけだから、通報されてもイケナイ。(´▽`*)アハハ
相手に気が付かれない内に、撤退しました。
この先は、また大淵川を渡って、現・林道に合流するポイントがあるはずと予想していたが、それを確認できないのが残念だ。
次の機会があれば実地踏査してみたい。
現・林道に戻り、合流ポイントと思われる場所に行ってみたが、ハッキリとここだと思われるところは発見できなかった。
このような近隣に住宅のある場所で、橋が架かって進む軌道跡と思われる場所が確認できただけでも、十分な収穫と思ってよいだろうか!?
赤の点線が、今回確認した付近です。
=へばまんだのぉ~=
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