今日は、津軽森林鉄道の遺構に関する調査ではなく、天気が良いので林道を走りに来ただけなのだが・・・
廃レールを利用したゲートを発見!!
通行止めをするときに今でも使うときがあるのか、ワイヤーも通してある。
ここの林道も津軽森林鉄道が走っていたに違いない。
と思いつつ、そうそう遺構が見つかるわけがない。
もっと資料や関係情報を集めてからでないと、的確な調査もできないと思っていた。
これを見つけてから、ずっとこの林道を上っていったのだが、他には遺構らしいものは見つけることができなかった。
山の花や山菜を採ったりして、林道を下ってきたのだが、
ミズが生えてそうな沢になんとか降りてみた。
しかし、何も生えてなかった。
まぁ~、景色が良いので写真を撮っておこう。
水が綺麗だ。
画素数は今となっては少ないが、7倍ズームのデジカメ。
レンズが大きくF値が小さいので、ズームアップしても明るく撮れるし、
今回、風景を綺麗に撮れると期待していたのだが、どうも不具合があるようだ。
さすがに10年前のデジカメですから・・・
だけど、かなりの大枚をはたいて買ったので手放すことができずにいた。
手元においておいたのだが、たまには使ってみようと久々に持ち出してみたのだ。
なんか、白飛びしちゃうんですね。
特殊効果をかけたみたいだけど、何もしていません。
これはこれで使える!?
んっ!?
自然界に無いものが横たわっているような・・・
ズームアップしてみた。
レールだ!!
レールは津軽森林鉄道が廃止されるときに撤去されているので基本的には軌道跡に存在しない。
どういうことだろう!?
この辺りの沢に木橋が架けられいたが、集中豪雨で流され
どこかに引っかかっていたものが長い年月をかけて、ここまで流れてきたのか!?
それとも、ここに架かっていたのか!?
にしても、この辺りに何かありそうな気がしてならない。
しかし、沢の奥に入っていく装備はないし、そもそもその気で来ていないので帰ることにした。
今日の収穫は、山の花と山菜のほかに、十分あったなぁ~と、帰ろうと林道を下っていたら、
途中、私の津軽森林鉄道センサーが反応したのだ。
なにか!?、何かがあるぞ!!
この道、あやしい。
車から降りて沢のほうに進むと・・・
それは一瞬、息が止まるほどの光景が飛び込んできた。
そのあと、絶叫してしまった。
木橋だ!!
自然と同化しようとしているが、あきらかに木橋だ。
っで、さらに感動!!
おおおぉ~、枕木もある。
コンクリート製の基礎の上にしっかりとした橋脚
写真の奥のほうは、橋桁もしっかりしている。
すごすぎだ。
残念だが手前側は崩れかかっている。
橋脚の代わり自然に生えた木が橋桁を支えている。
長い年月を感じる瞬間だ。
沢まで降りて橋の全貌を見てみたい衝動にかられて・・・
やはり降りる途中滑って転びました。(´▽`*)アハハ
けがしなくて良かったぁ~
木橋!?、木橋だよね!?
木造建築物でこのような環境下なのに、使われなくなってから50年は軽く経過しているのだ。
それでいて、このように建っている。
すごい技術だと思います。
とにかく色んなことに感動しっぱなし状態だ。
しかし、そうそう来れる場所でもないし、橋の傷みかたを見ればいつまでこの状態で建っているかも解らない。
しっかりしていた状態で見たかったが、あきらかに木橋と解る状態で見れただけでも良いと思う。
にしても、思いがけずとんでもない大物に出くわしてしまった。
意外と遺構目当てで来てしまうと、何も見つけれなかったりするんじゃないかな!?
林道をずいぶんと上がって行ったがそのときは、津軽森林鉄道に通じる何かを感じ取れなかった。
もう帰ろうと、道草をくいながら帰ってきたのが正解だったようだ。
前回は、鉄橋(プレートガーダー橋)、今回は木橋と、見ることができた。
これからは、これらを見守っていきたいと思うが、また迷わず来れるかなぁ~!?
今回もなんとなく偶然だし、この辺りだよなぁ~的に事前に調べていたわけでもない。
上のほうは、初めて通る林道だしね。
これでしばらく、実地調査はしなくてもいいかな!?
机上で、今回の軌道跡や軌跡を整理してみた。
津軽森林鉄道、喜良市川支線から常家戸沢線への分岐地点で、
その先の常家戸沢沿いへと進んでいくため、
母沢を渡るための木橋でした。
林道走破後のマイマシン
このあと丁寧に下回りを洗浄し、ボディーもピカピカに洗車しました。
ごくろうさん。
=へばまんだのぉ~=
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