新型肺炎とサプライチェーン分断、今後の見通し
https://youtu.be/WY2ALooB90s
1/2【Front Japan 桜】新型肺炎とサプライチェーン分断 / 中国からの脅威は新型コロナウイルスばかりではない[桜R2/2/10]より拝借
渡邊:新型肺炎とサプライチェーンという事で、中国のお正月って春節って言うんですけれども。本来1月24日から1月30日迄。で、1月31日金曜日には開く予定だったんです。これが結局延期になってしまった訳ですねぇ。
で、中国の春節って1週間ですから、日本や欧米諸国に比べて、お休みの期間がただでさえ長い。しかし、この長い期間を超えても動かないという事で、当初はですね、先週の2月2日迄っていう事で、春節が延期されたんですが…2月2日迄、春節自身は延期されたんですが、工場の再開は2月10日以降という事で、本日以降迄延期された。
その結果、その間にですね、中国の70以上の都市が都市封鎖という形で封鎖されていき、武漢のみならず、様々な地域の主要道路が寸断されていった。止まっていった。物流が止まったワケです。
その結果何が起きたかと言えば、先ず、船便が沖合で停まっている状況であると。多くの船便が沖合に止まっていて、荷物を積み込めない。中国国内に入国出来ない状態になっているんですね。
税関も人が要りますから、税関も今、まともに機能していません。そして空の便で言えば、大手の航空会社殆どがですね、減便を決めて、アメリカに至っては、3月の29日迄ですね、飛行機を欠航させると言う事で、空輸便に関しても動いていない。
ただ、フリートといって、貨物専用便は動いているんですが、これもかなり減便になっている。普通の航空機って貨客になっているんですね。上に人が乗って、下に貨物が入る。スーツケースを預かるだけではなくて、スポットの荷物は全部そこに積み込んで、人と一緒に運搬してるんですけども、フリート便も貨客便もかなり運搬料が落ちこんできているという状況にあります。
そして日本の自働車メーカーなんですけれども、取り敢えず2月の14日前後迄、工場の再開を停止している所が未だ多いという事でですね、サプライチェーンの分断というのが起き始めています。
このサプライチェーンというモノなんですけれども、簡単に言えば、百円の部品1つなくても、十万円の物が作れません。この十万円の部品がないと百万円の車が作れないという具合に、結果的に何か1つでも欠品が出るとその最上位の部分迄止まってしまう。
で、上が動かないと、結果的に他の部品も要らないですから。1つの部品が無い為に車が作れません。車が作れなくなると、シートも売れなくなり、先ずエンジンも要らなくなります。様々な部品が全部いっぺんに止まってしまうっていうのが、このサプライチェーンなんですね。
このサプライチェーンに関しては、日本のメーカーは、これ迄ズーっと多重化っていうのを進めてきたワケです。何故かというと、東日本大震災等、様々な危機を経て、例えばトヨタ自動車や日本の生産拠点で言いますと、愛知県を中心とした東海地方。あと九州、東北という具合に、3ケ所に分けて運営されていて、夫々にサプライチェーンをつくっている。
日本のメーカーは中国に関しても同様で、中国でも1つの生産拠点に固まらない様に分散しているワケですね。更に今、2014年辺りから、反日デモ等の影響もあって、まぁ、中国の賃金が上がってきたという事もありまして、タイやベトナムや様々な地域に下請けを分散して、組立工場も分散しているという状況にあるワケです。
ですから、日本のメーカーに関しては、比較的、今の所影響は少ないんですが、韓国に至ってはですね、現代自動車の生産が全部止まると。自動車にハーネスというモノがあって、ハーネスがほぼ百%中国製であった為に止まると。
ルノーシトロエンやプジョーグループGM等もですね、GMも今回問題になっている肺炎の本拠地にですね、工場があるもんですから、この部分で止まってしまう。あと、ドイツの部品メーカーボシュ等も止まるという事で、様々なところで、物の流通が分断され始めています。
又、iphone を作っている鴻海精密工業って会社あるんですけれども、フォックスコンって言うんですけれども、こちらに関しても当面iphoneの生産が出来ない状況にあると言われておりまして、当面、フォックスコンの工場ではマスクを生産するなんてのが報じられております。
で、この様にですね、様々な所で物の生産が止まり始めている。で、春節に向けて用意してあった在庫も無くなり、枯渇が始まっている。更に、今後ですね。分断によって、会社自体が倒産する所も多々出て来るでしょう。
倒産すると、その工場で作っていたモノが全部止まるという事になりかねない。寸断されていってるワケですよね。更に物流も結局ですね、物を作って動かす。部品が入っていかない。工場が止まると部品が入らないで、倉庫が一杯になる。倉庫が一杯になると新たな荷物が入って来ない。
新たな荷物が入れられないから、船は沖合に停まっているしかない。沖合の船が空にならないので、中国から外へ荷物が出ないと。こういう構造。所謂、心筋梗塞状態、血流が止まる構造になるんですね。これがサプライチェーンの大混乱。
これが今、徐々に起き始めています。そしてこのサプライチェーンの大混乱が起こると何が起こるかと言えば、今度は、物が作れないですから…ところが会社っていうのは社員がいます。給料は払わなくちゃいけないワケです。
もう本来1週間で終わる筈の春節が、もう2週間以上。多分今の侭でいくと3週間の間、動いてなかったんです、工場が。っていう事は、この間に作って得られる筈であった利益2週間分の利益、半月分の利益がすっ飛んじゃってると言う状態の中で、企業によっては、従業員に給料を払えない所が出て来るでしょうと。
実際にですね、これは物流、生産ではないんですけれども、特にこの影響が顕著なのがサービス業と。何故かっていうと、人が外に出ていけないから。
北京では3人以上で外食してはいけないという状況ですから、当然サービス業にはその影響が強く出るという事で、北京の有名カラオケ店が、もう破産を確定したと、倒産を確定したと。2万人以上の従業員を抱える有名カラオケ店らしいんですけど、ここがもう、倒産確定と。
それ以外にも様々な外食チェーンや様々な流通関係ですね。食品関係、レストラン。こういう様な企業体がこれからドンドン倒産していく可能性が高いと。で、まぁ、これは大企業の話ですけれども。大企業だけではなくて、街場でやってる中小の小売店ですとかは更に資金的余裕がないですから、中小企業に関しても、同様の事が起きる可能性が高い。
現在ですね、中小企業…清華大学と北京大学が中小企業に行った調査結果によりますと、資金的に一ヶ月もたないとしている所が、33%。85%が3ケ月以内に手元資金が枯渇すると言っておりまして、この侭資金が流れない状態、お金が流れない状態になると、中小企業や企業の倒産が頻発する事が考えられるという事です。
で、企業が倒産すると何が起こるかと言うと、中国ってただでさえバブルなワケですよ。不動産バブル。家賃や不動産がドンドン上がってしまって、それでローンの比率がドンドン高くなっている。給料の殆どがローンに消える。
ところが、給料も止まるので、ローンのデフォルトも起きてくるんですね。住宅ローンの。で、住宅ローンのデフォルトが起こると、不動産バブルが一気に弾ける可能性も高いと。
14億人の人口しかないのに、32億人分の住居があるワケです。もう既にバブルは成立していない筈なんですが。これを無理矢理中国政府が売却させない等の方法で維持してきたワケですが、ここにきて、資金ショートによる破綻。
企業っていうのは、赤字をどれだけ垂らし続けても潰れないんですけれども、手形が1枚落とせない、小切手1枚落とせないと破綻してしまうんですね。
で、是の切欠に今回の事案がなりかねないと。中国政府はそれを察知して、今日ですね、銀行に対して、緊急融資とですね、膨大な資金の供給を行うと発表しまして、2日以内に審査をするようにと命令をしましたけれども。
だってですよ、この状況で銀行に行けますかっていう話なんですよ。まぁ、大企業ならね、それなりの担当者が行けるでしょうけれども、この状況で銀行に人集めると、今度銀行が感染状態になってしまいますからね。ねぇ、銀行に行けないでしょうという様な状況になっておりまして。
今後、その資金ショートによる倒産と、同時にそれが波及する形のサプライチェーンの破綻。これが何処迄進むのかというのが1つの大きなポイントになってくると思います。
日本でもですね、バブル崩壊の後、神戸の震災が起きたワケですよ。神戸の震災によって、一気に消費が冷え込んだ。その後、オウム事件によって、一気に消費が冷え込んで、人が出歩かなくなった。この影響ってのは、心理的影響ってのは、かなりのモノがあると言えまして。
これが中国人の消費マインドにですね、どの程度の影響を与えるのか。現在その北京の市内とかですね、上海の市内はゴーストタウン化しているというのが報じられてます。人が歩いておりません。レストランにも人が居ない状況で、商業施設も人が居ないと。
この様な状況の中で、どれだけですね、先ずは消費が冷え込むのか。これはまぁ、いつ迄継続するのかですね。これが全く見えていない。まぁ、1つの基準としては、潜伏期間が12.5日と言われておりますので、12.5日なんですが、これ感染してからの話で、2次感染がズーッと続く限り、これはズーッと延びてくワケですよね。
2次感染を完全に止めたら、12.5日後には、患者と患者でない人を分離出来ますよという話ですけれども。2次感染が継続する限り、結果的にこれ、ドンドンドンドン先延ばしされていくという事ですので、これがどの程度継続していくのか、都市封鎖及び消費の閉鎖的な影響が何処まで続くのかって言うのが、全く現状のところ見えていないというのが1つですね。
で、少なくとも個の影響っていうのは、2月の半ば…3月下旬迄は、今の様な状況が…少しは緩和されるかもしれないけれども…続くのではないかというのが、今の所の見込みで、それを見越した形で、アメリカや世界各国の航空会社は減便を決めていると。
後ですね、日本の景気に関してもですね、サプライチェーンに関して自動車メーカーの方は比較的その影響は少ない。又、工業メーカー等もベトナムやですね、タイ等に工場を随分移転していますので、影響がゼロとは言えないけれど、かなり少なくはなっているんですけれども。韓国なんかに比べたらですね。
ただし、所謂インバウンド業者、このインバウンドの破綻っていうのは、これから出て来るのではないかというのが懸念されていますね。
所謂大型クルーズ船を目当てに作った大型レストランなんてのは、結構あったワケですけれども、ここ数年。これ無理ですからね、もう。
鈴木:これからもね、チョッとIR構想が国会で気論されたりしていますけどね。
渡邊:マカオが2週間閉鎖されてますから、マカオのカジノ業者も資金ショートを起こす可能性が出て来ましたね。もう中国からのお客さんが85%位と言うマカオですけれども、当面、マカオに対するクルーズ船の運航というのは、半年位無いと思います。
エ~ッと、取り敢えず、ロイヤル・カリビアン・クルーズっていうカリブのアメリカのクルーズ会社と欧米系のクルーズ会社は、アジア向けのクルーズを当面止める方向を示しておりまして。中国発着便に関しては、14日以内に中国に滞在した人たちはもう、クルーズ船に乗せないと。当面の間というのを発表してますから、多分、夏過ぎ位迄は、中国からのクルーズ船は来ないと判断した方が良いのかなぁと。
それに大型のクルーズ船が当面アジア航路を止めるでしょうね。居てもしかたがないですから。お客さん居ませんからねぇ。
前田:そうなるとチョッと不安になるのが、東京オリンピックはどういう影響を受けるのかなぁ~と思ったんですけれども。
渡邊:ウーン、ですから、東京オリンピックに関しては、ですから、これからの政府の対応次第ですけれども。もう、中国人環境客抜きでやれば良いんじゃないですか?
前田:中国人…実際は、そうなると他の国の人もね。遠慮する事になるんじゃないのかなぁ。
渡邊:どこかの段階で、日本政府としては、中国からの渡航者とか、感染地域からの渡航者を排除して、日本のクリーン宣言をして、日本のクリーン宣言をすれば、他の国の人たちが、安心して来れる。という事は発生源を排除するしか、オリンピックやる方法は無いと思いますよ。
鈴木:ホントにそう思いますね。今回色々な…。今の時期にコレが起きたじゃないですか。IRとか大型クルーズ船がドンドンドンドン日本に来る前に、何か1つの商業主義ばっかりが進んでしまった警告ではないですけれども、インバウンドもね、中国ベッタリみたいな所があったので、そういうのもチョッとあったのかなぁという気がするので、キチッと対処しなきゃいけないなぁと思います。
渡邊:確かに中国の今のパンデミック状態、感染状態が落ち着かない限り、中国からの観光客及び、渡航客…別に中国人だけじゃないんですね。中国を経由した全ての外国人を含む中国からの渡航客を取り敢えず止めると。
止めて、2週間以内に中国渡航した奴は受け入れない。そうすると最大限、1番早く入れないといけないのは、検査キットの量産で、検査キットが出来ればある程度水際対策で、検査キットで識別できるようになりますから。
そうなってくれば、日本国内が安全な地域であると考えられる状況を造ればですね、初めてそこで物事が動く様になる。クルーズ船だって3700人居ますけども、これが一応、検疫期間が終わって安全宣言が出せればですね、そこの船の3700人が逆に安全な母体に移るワケですよね。
ですから、豚コレラの考え方と同じです。感染地域からの肉は持ち込まない。感染地域からの肉を持ち込んじゃうと、そこの地域で感染が拡がるかもしれないから、感染地域からの肉は持ち込まない。これが豚コレラの考え方ですね。
で、国内で出ても、その感染の可能性の出た…アフリカ豚コレラの感染の疑いが出たとすれば、その地域は全部殺処分。この地域を封鎖して、この地域から、もう出さない。そうすれば、安全なホワイト国というモノが生まれますから。安全なホワイト国で日本が有り続けないと、東京オリンピックに対して多大な影響が有り得ると。
ですから、ホワイト国を維持する為に何をすべきかというのを今考えなきゃいけない状況だと思います。
鈴木:ホントにそうですね。たまたま香港から台湾に来るクルーズ船があって、台湾はそれを拒否したんですよ。で、香港に帰ったら、実は、検査したら、誰も大丈夫だったっていう事で、結局それは、皆さん、隔離されずに帰省出来たんですけれども。
渡邊:検疫検査を全部はしてないんです。あれは乗組員だけを検査したんです。何故かっていうと、他の渡航地を経て来ているので、この中に乗っているお客さんたちは、中国からのお客さんじゃなかったんです。
なので、ただ乗組員が中国を経由しているので、乗組員の検体だけをチェックして、乗組員に感染者が居なかったという事で、全員安全だろうと帰したというのが正しいですね。
前田:試薬が足りないっていう影響も大きいんでしょうけれども。やっぱり今は、検査がしたくても出来ない人が日本にも沢山居るワケですよね。足りないという事で。
渡邊:あのぉ、試薬に関しては宝バイオという所が、1日50万人分生産出来る体制を整えているんですが、検査キットが出来てないんですね、まだ。で、仮の検査キットに関しては、アメリカのCDCが世界中に2百万人分。
取り敢えず、第一段階として、アメリカ国内4百万人分。世界中に対して2百万人分を供給するとしましたので、今後ですね、検査キットが追い付いてくると思うんですが、これがどの程度かかるのか。
逆に言うと平和ボケした日本が、検査体制とか、国立感染研究所の予算をドンドン削っちゃったんですよ。ここんところ疫病が無かったので。そういう意味に於いて、もう1度、平和ボケの体制から安全保障の体制を強める方向に改めて見直さなくちゃいけないし。
そういう方向で、例えば今、感染症の減圧病棟…P4に対応出来る減圧病棟って確か日本国内1700位しか無い筈なんですね。1700位しか無いって事はクルーズ船一艘の感染可能性のある人すら隔離出来ないという状況ですから、これに関しても完全に見直す必要があると。
で、民間で採算が合わないような、そういう感染防止のですね、隔離病棟つくれるかって、採算合わないですから、作れないですよ、民間には。ですから、これは公的な資金で支援をした上で、核都道府県にある国立大学病院や日赤等に対して支援を行って、感染隔離が出来る体制をもう1度見直して。
今の何十倍という規模で出来る…又、CDC等と協力してですね、野戦病院的な対応が出来るチームも一応あるんですけれども、自衛隊とも協力して、更に拡充出来る、いつでも展開出来る様な状況にもっていく。
又、予算が掛かり過ぎるという事で中止になった、病院船も再び再開出来る、計画出来るかどうかというのも含めてですね、病院船構想というのも議題にもっていくと。これは本来、国会議員がやる仕事なんですよ。
鈴木:ホントですねぇ。仰る通りですね、もう…
渡邊:私が想像つく事なんだからね、私が想像つく事なんだから、何故、想像つかない?で、今、日本国内でマスクが足りません。花粉症の患者さんたち、マスクが足らなくて困っています。
なのにですよ、馬鹿馬鹿しい。中国に贈って云々かんぬんって喜んでる自治体とトップ、あれ、夫々の市町村税で買ってるんですからね。
前田:でもね、香川県の事だと思うんですけれども。香川県の発表では、あれは医療関係者向けのマスクであると。要するに今、武漢が1万人以上の医者と、それ以上の医療関係者が入って命がけでやってんですけど、彼らの使う命綱であるマスクがどうも不足気味であるという事で、贈ったって言う事なんですよ。
武漢がもし封じ込めが出来なくなると、それこそ本当にパンデミックになるので、そこを封じ込めるという事は、我々日本人にとっても、世界の人々の為にとっても非常に重要だというのが、感染症対策のコンセンサスなので、皆、各国が支援してるという事なんですよ。
渡邊:いや、ただですね、今、医療関係者用のマスクであれば、サージカルマスクでは対応できないんです。何故かっていうと、コロナウィルスが、マスクの目よりも細かいので、入ってきてしまうから。全く意味が無いんです。
で、買い占めをしてですよ、ネットで…某会社なんかはですね、それを買いを占めして、大量に送ったって喜んでますけれども、これ自己満足に過ぎないんですよ。先ず、国民の安全を守るというのが大事になるワケで、武漢っていうのは外国です。
日本の安全を最優先に先ず確保した上じゃないと他人を助ける事は出来ません。で、優先順位の話なんです。これ単純に。で、日本人の安全を守るという事が最終的にですね、日本というのは、様々な生産が出来るワケです。
マスクの製造機械っていうのも日本で沢山の機械を作れるんです。マスクを製造する機械。あと、マスクの原材料になる特殊な不織布…これも日本が…まぁ、昔は日本が70%、80%シェア誇っていたんですが、世界中に供給してるんですね。今もっと低くなっていると思いますけれども。
そういう意味では、その日本自体を守って、日本で量産出来て、日本に行渡れば、必然的に海外にドンドン支援出来る様な体制になりますから。それが無いと、例えばですね、病原体を入れないですね、防護着、これ東京でパンデミック起こると、武漢と同じ人口あるワケですよ。ですよね。その時に、日本の医療関係者が着るモノ無くなっちゃうんですよ。医療関係が動かないとパンデミックが起こるんですね。
都が防護服最大10万着提供へ 二階氏の要請受け
2020.2.4 16:45 産経新聞
中国湖南省長沙市への支援物資を運ぶ鹿児島市の職員=31日午前、鹿児島市役所
自民党の二階俊博幹事長は4日、党本部で東京都の小池百合子知事と面会し、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスへの対応のため、都が保有する防護服について最大10万着の提供を要請した。小池氏は「都の備蓄態勢は整っている。大元である中国での対策にお使い頂けるならば」と応じた。面会後、小池氏が記者団に明らかにした。
都はこれまで約2万着の防護服を政府が派遣した邦人の帰国用チャーター機を使って中国湖北省に送ったが、今回、二階氏から5万~10万着の追加要請を受けた。
小池氏は、東京五輪・パラリンピック開催に向けた国の感染防止策などの対応に関して「水際対策についてかなり厳しく当たっていることは心強く思っている。都としてもできることを国と連携しながら進めたい」と述べた。
©2018 The Sankei Shimbun All rights reserved.
まず、こういう感染症に関しては、隔離が最初の基本です。何故かというと治療法が無いから。隔離をしといて、先ず自宅に居て頂いて…新型インフルエンザ対策でも…警察官や軍の関係者が、防護着を着て、個別訪問をして食品を配ったり、感染の可能性のある人たちをピックアップして、医療施設に連れていく。
これが本来の隔離のやり方。これもう、鳥インフルエンザの時に、政府方針で決まっている物なんです。で、この時に着る防護着がなければ、安全に人を移せません。これをあげちゃってるワケですよ。オカシイでしょって話なんですよ。
日本で十分足りて、是だけの着数が残ってますよ。日本にこれだけ有りますよというのであれば、ドンドン送れば良い。だけどね、あくまでも、日本の非常用に備蓄してある物は非常備蓄であって。日本の感染リスクがゼロなら良いですよ。
もう中国からの渡航者を百%お断りしますと。中国からの渡航者を百%お断りします。日本人であっても、もう中国から帰って来なくて良いですとして完全に海で封じ込めた上で、十万着ある百万着ある、全部中国に送ったげれば良い。それだったら理屈が通る。日本が隔離されてるから。
じゃなくてですよ、受け入れても居て、送っても居る。これオカシイんですよ。論理的に。
前田:非常用のを贈ってるんですか?
渡邊:だって備蓄用の防護着を贈ってるワケですから。電力会社が持っている物とか医療機関が持っている物を贈ってるワケですから。東京都が用意してあった防護着を10万着贈ってるワケですから。
鈴木:なんなの、それって感じですね。
渡邊:だって東京都の防護着は東京都の都民を守る為に必要であるからと言って、備蓄してあったもの
【DHC】2/11(火) 百田尚樹×山田吉彦×居島一平【虎ノ門ニュース】
鈴木:今後どうなるか分からないですよね。まだまだね。収束宣言も出てないし、緊急宣言の侭だし。
前田:○○△◇ それをやってるんだったら、問題だ。
渡邊:だって、余分に持ってない。備蓄って決まった量しか持ってないですから、どこも。だって税金ですから、備蓄って予算が決まってて、備蓄して…何万着備蓄って備蓄量決まってますから、それ以上に買ってたら、逆に言うと、住民監査請求されちゃいますから。必要備蓄量しかもってませんよ。必要備蓄量以上があるのであれば、送れば良いけど、この必要備蓄量も何も公示せず、表に出さずに贈るのが問題だと言っているんですよ。
鈴木:そうですね。あと市場からね、都内なんて無くなってますからね。
渡邊:マスクが無いですから。
鈴木:花粉症がこれから来るのに。
渡邊:だってこれ、少なくとも何百人はマスクがなくて、亡くなると思いますよ。何故かと言うと、花粉症も重篤になると喘息症状が出ますから。
鈴木:仰る通り。あとインフルエンザだってね、アメリカでインフルエンザの死亡者今年すごく多いんですけど、日本だってそうならないとは限らないし。
渡邊:マスク其の物はインフルエンザは防げないかもしれませんけど…あのぉ、粒子がインフルエンザの方が細かいから。但し、花粉はマスクで確実に防げますから。これマスクを贈ったおかげで、日本人何百人か喘息症状とかで亡くなる可能性は十二分にあります。
鈴木:亡くならなくても、苦しむとかね。
前田:花粉用のマスクっていうのは荒くても平気なので、警視庁のホームページ等で、身の回りにある材料で作る事が出来るって言うのは、今公開されているので、そういうのでホントに困っている人は見ると良いと思います。
鈴木:でも、それこそね、中国に教えてあげれば良いんじゃない。
前田:もう、教えていると思いますよ。
渡邊:まぁ、それとですね、アルコール消毒がコロナウィルスに1番効果的なんです。
鈴木:その消毒液が、今買えないんですよ、薬局で。
渡邊:あのぉ、消毒液は原液はあるんだけれども、ボトルが無いんですよ。中国製だから。方法があるんです。あのぉ、ウォッカ。90何度。だから60%から大体85%のアルコール度数が1番殺菌力があると言われていて、ウォッカの九十何度ってあるじゃないですか。あれを水で割るとか。
ウィスキーは30何%しかないから殺菌出来ない。65%なので、最低でも60%。最悪の場合白酒(パオチュウ)。コンヤシュ(?)がね、58%ですから辛うじて使えるかなっていう。
白酒(パオチュウ)
前田:酒好きの人は飲んで消毒とか言う。
渡邊:ダメダメ。呑んで効かないですから。体内はダメです。洗い流す。
前田:あくまで非常用として、サバイバル術として良いかもしれません。
https://youtu.be/WY2ALooB90s
1/2【Front Japan 桜】新型肺炎とサプライチェーン分断 / 中国からの脅威は新型コロナウイルスばかりではない[桜R2/2/10]より拝借
渡邊:新型肺炎とサプライチェーンという事で、中国のお正月って春節って言うんですけれども。本来1月24日から1月30日迄。で、1月31日金曜日には開く予定だったんです。これが結局延期になってしまった訳ですねぇ。
で、中国の春節って1週間ですから、日本や欧米諸国に比べて、お休みの期間がただでさえ長い。しかし、この長い期間を超えても動かないという事で、当初はですね、先週の2月2日迄っていう事で、春節が延期されたんですが…2月2日迄、春節自身は延期されたんですが、工場の再開は2月10日以降という事で、本日以降迄延期された。
その結果、その間にですね、中国の70以上の都市が都市封鎖という形で封鎖されていき、武漢のみならず、様々な地域の主要道路が寸断されていった。止まっていった。物流が止まったワケです。
その結果何が起きたかと言えば、先ず、船便が沖合で停まっている状況であると。多くの船便が沖合に止まっていて、荷物を積み込めない。中国国内に入国出来ない状態になっているんですね。
税関も人が要りますから、税関も今、まともに機能していません。そして空の便で言えば、大手の航空会社殆どがですね、減便を決めて、アメリカに至っては、3月の29日迄ですね、飛行機を欠航させると言う事で、空輸便に関しても動いていない。
ただ、フリートといって、貨物専用便は動いているんですが、これもかなり減便になっている。普通の航空機って貨客になっているんですね。上に人が乗って、下に貨物が入る。スーツケースを預かるだけではなくて、スポットの荷物は全部そこに積み込んで、人と一緒に運搬してるんですけども、フリート便も貨客便もかなり運搬料が落ちこんできているという状況にあります。
そして日本の自働車メーカーなんですけれども、取り敢えず2月の14日前後迄、工場の再開を停止している所が未だ多いという事でですね、サプライチェーンの分断というのが起き始めています。
このサプライチェーンというモノなんですけれども、簡単に言えば、百円の部品1つなくても、十万円の物が作れません。この十万円の部品がないと百万円の車が作れないという具合に、結果的に何か1つでも欠品が出るとその最上位の部分迄止まってしまう。
で、上が動かないと、結果的に他の部品も要らないですから。1つの部品が無い為に車が作れません。車が作れなくなると、シートも売れなくなり、先ずエンジンも要らなくなります。様々な部品が全部いっぺんに止まってしまうっていうのが、このサプライチェーンなんですね。
このサプライチェーンに関しては、日本のメーカーは、これ迄ズーっと多重化っていうのを進めてきたワケです。何故かというと、東日本大震災等、様々な危機を経て、例えばトヨタ自動車や日本の生産拠点で言いますと、愛知県を中心とした東海地方。あと九州、東北という具合に、3ケ所に分けて運営されていて、夫々にサプライチェーンをつくっている。
日本のメーカーは中国に関しても同様で、中国でも1つの生産拠点に固まらない様に分散しているワケですね。更に今、2014年辺りから、反日デモ等の影響もあって、まぁ、中国の賃金が上がってきたという事もありまして、タイやベトナムや様々な地域に下請けを分散して、組立工場も分散しているという状況にあるワケです。
ですから、日本のメーカーに関しては、比較的、今の所影響は少ないんですが、韓国に至ってはですね、現代自動車の生産が全部止まると。自動車にハーネスというモノがあって、ハーネスがほぼ百%中国製であった為に止まると。
ルノーシトロエンやプジョーグループGM等もですね、GMも今回問題になっている肺炎の本拠地にですね、工場があるもんですから、この部分で止まってしまう。あと、ドイツの部品メーカーボシュ等も止まるという事で、様々なところで、物の流通が分断され始めています。
又、iphone を作っている鴻海精密工業って会社あるんですけれども、フォックスコンって言うんですけれども、こちらに関しても当面iphoneの生産が出来ない状況にあると言われておりまして、当面、フォックスコンの工場ではマスクを生産するなんてのが報じられております。
で、この様にですね、様々な所で物の生産が止まり始めている。で、春節に向けて用意してあった在庫も無くなり、枯渇が始まっている。更に、今後ですね。分断によって、会社自体が倒産する所も多々出て来るでしょう。
倒産すると、その工場で作っていたモノが全部止まるという事になりかねない。寸断されていってるワケですよね。更に物流も結局ですね、物を作って動かす。部品が入っていかない。工場が止まると部品が入らないで、倉庫が一杯になる。倉庫が一杯になると新たな荷物が入って来ない。
新たな荷物が入れられないから、船は沖合に停まっているしかない。沖合の船が空にならないので、中国から外へ荷物が出ないと。こういう構造。所謂、心筋梗塞状態、血流が止まる構造になるんですね。これがサプライチェーンの大混乱。
これが今、徐々に起き始めています。そしてこのサプライチェーンの大混乱が起こると何が起こるかと言えば、今度は、物が作れないですから…ところが会社っていうのは社員がいます。給料は払わなくちゃいけないワケです。
もう本来1週間で終わる筈の春節が、もう2週間以上。多分今の侭でいくと3週間の間、動いてなかったんです、工場が。っていう事は、この間に作って得られる筈であった利益2週間分の利益、半月分の利益がすっ飛んじゃってると言う状態の中で、企業によっては、従業員に給料を払えない所が出て来るでしょうと。
実際にですね、これは物流、生産ではないんですけれども、特にこの影響が顕著なのがサービス業と。何故かっていうと、人が外に出ていけないから。
北京では3人以上で外食してはいけないという状況ですから、当然サービス業にはその影響が強く出るという事で、北京の有名カラオケ店が、もう破産を確定したと、倒産を確定したと。2万人以上の従業員を抱える有名カラオケ店らしいんですけど、ここがもう、倒産確定と。
それ以外にも様々な外食チェーンや様々な流通関係ですね。食品関係、レストラン。こういう様な企業体がこれからドンドン倒産していく可能性が高いと。で、まぁ、これは大企業の話ですけれども。大企業だけではなくて、街場でやってる中小の小売店ですとかは更に資金的余裕がないですから、中小企業に関しても、同様の事が起きる可能性が高い。
現在ですね、中小企業…清華大学と北京大学が中小企業に行った調査結果によりますと、資金的に一ヶ月もたないとしている所が、33%。85%が3ケ月以内に手元資金が枯渇すると言っておりまして、この侭資金が流れない状態、お金が流れない状態になると、中小企業や企業の倒産が頻発する事が考えられるという事です。
で、企業が倒産すると何が起こるかと言うと、中国ってただでさえバブルなワケですよ。不動産バブル。家賃や不動産がドンドン上がってしまって、それでローンの比率がドンドン高くなっている。給料の殆どがローンに消える。
ところが、給料も止まるので、ローンのデフォルトも起きてくるんですね。住宅ローンの。で、住宅ローンのデフォルトが起こると、不動産バブルが一気に弾ける可能性も高いと。
14億人の人口しかないのに、32億人分の住居があるワケです。もう既にバブルは成立していない筈なんですが。これを無理矢理中国政府が売却させない等の方法で維持してきたワケですが、ここにきて、資金ショートによる破綻。
企業っていうのは、赤字をどれだけ垂らし続けても潰れないんですけれども、手形が1枚落とせない、小切手1枚落とせないと破綻してしまうんですね。
で、是の切欠に今回の事案がなりかねないと。中国政府はそれを察知して、今日ですね、銀行に対して、緊急融資とですね、膨大な資金の供給を行うと発表しまして、2日以内に審査をするようにと命令をしましたけれども。
だってですよ、この状況で銀行に行けますかっていう話なんですよ。まぁ、大企業ならね、それなりの担当者が行けるでしょうけれども、この状況で銀行に人集めると、今度銀行が感染状態になってしまいますからね。ねぇ、銀行に行けないでしょうという様な状況になっておりまして。
今後、その資金ショートによる倒産と、同時にそれが波及する形のサプライチェーンの破綻。これが何処迄進むのかというのが1つの大きなポイントになってくると思います。
日本でもですね、バブル崩壊の後、神戸の震災が起きたワケですよ。神戸の震災によって、一気に消費が冷え込んだ。その後、オウム事件によって、一気に消費が冷え込んで、人が出歩かなくなった。この影響ってのは、心理的影響ってのは、かなりのモノがあると言えまして。
これが中国人の消費マインドにですね、どの程度の影響を与えるのか。現在その北京の市内とかですね、上海の市内はゴーストタウン化しているというのが報じられてます。人が歩いておりません。レストランにも人が居ない状況で、商業施設も人が居ないと。
この様な状況の中で、どれだけですね、先ずは消費が冷え込むのか。これはまぁ、いつ迄継続するのかですね。これが全く見えていない。まぁ、1つの基準としては、潜伏期間が12.5日と言われておりますので、12.5日なんですが、これ感染してからの話で、2次感染がズーッと続く限り、これはズーッと延びてくワケですよね。
2次感染を完全に止めたら、12.5日後には、患者と患者でない人を分離出来ますよという話ですけれども。2次感染が継続する限り、結果的にこれ、ドンドンドンドン先延ばしされていくという事ですので、これがどの程度継続していくのか、都市封鎖及び消費の閉鎖的な影響が何処まで続くのかって言うのが、全く現状のところ見えていないというのが1つですね。
で、少なくとも個の影響っていうのは、2月の半ば…3月下旬迄は、今の様な状況が…少しは緩和されるかもしれないけれども…続くのではないかというのが、今の所の見込みで、それを見越した形で、アメリカや世界各国の航空会社は減便を決めていると。
後ですね、日本の景気に関してもですね、サプライチェーンに関して自動車メーカーの方は比較的その影響は少ない。又、工業メーカー等もベトナムやですね、タイ等に工場を随分移転していますので、影響がゼロとは言えないけれど、かなり少なくはなっているんですけれども。韓国なんかに比べたらですね。
ただし、所謂インバウンド業者、このインバウンドの破綻っていうのは、これから出て来るのではないかというのが懸念されていますね。
所謂大型クルーズ船を目当てに作った大型レストランなんてのは、結構あったワケですけれども、ここ数年。これ無理ですからね、もう。
鈴木:これからもね、チョッとIR構想が国会で気論されたりしていますけどね。
渡邊:マカオが2週間閉鎖されてますから、マカオのカジノ業者も資金ショートを起こす可能性が出て来ましたね。もう中国からのお客さんが85%位と言うマカオですけれども、当面、マカオに対するクルーズ船の運航というのは、半年位無いと思います。
エ~ッと、取り敢えず、ロイヤル・カリビアン・クルーズっていうカリブのアメリカのクルーズ会社と欧米系のクルーズ会社は、アジア向けのクルーズを当面止める方向を示しておりまして。中国発着便に関しては、14日以内に中国に滞在した人たちはもう、クルーズ船に乗せないと。当面の間というのを発表してますから、多分、夏過ぎ位迄は、中国からのクルーズ船は来ないと判断した方が良いのかなぁと。
それに大型のクルーズ船が当面アジア航路を止めるでしょうね。居てもしかたがないですから。お客さん居ませんからねぇ。
前田:そうなるとチョッと不安になるのが、東京オリンピックはどういう影響を受けるのかなぁ~と思ったんですけれども。
渡邊:ウーン、ですから、東京オリンピックに関しては、ですから、これからの政府の対応次第ですけれども。もう、中国人環境客抜きでやれば良いんじゃないですか?
前田:中国人…実際は、そうなると他の国の人もね。遠慮する事になるんじゃないのかなぁ。
渡邊:どこかの段階で、日本政府としては、中国からの渡航者とか、感染地域からの渡航者を排除して、日本のクリーン宣言をして、日本のクリーン宣言をすれば、他の国の人たちが、安心して来れる。という事は発生源を排除するしか、オリンピックやる方法は無いと思いますよ。
鈴木:ホントにそう思いますね。今回色々な…。今の時期にコレが起きたじゃないですか。IRとか大型クルーズ船がドンドンドンドン日本に来る前に、何か1つの商業主義ばっかりが進んでしまった警告ではないですけれども、インバウンドもね、中国ベッタリみたいな所があったので、そういうのもチョッとあったのかなぁという気がするので、キチッと対処しなきゃいけないなぁと思います。
渡邊:確かに中国の今のパンデミック状態、感染状態が落ち着かない限り、中国からの観光客及び、渡航客…別に中国人だけじゃないんですね。中国を経由した全ての外国人を含む中国からの渡航客を取り敢えず止めると。
止めて、2週間以内に中国渡航した奴は受け入れない。そうすると最大限、1番早く入れないといけないのは、検査キットの量産で、検査キットが出来ればある程度水際対策で、検査キットで識別できるようになりますから。
そうなってくれば、日本国内が安全な地域であると考えられる状況を造ればですね、初めてそこで物事が動く様になる。クルーズ船だって3700人居ますけども、これが一応、検疫期間が終わって安全宣言が出せればですね、そこの船の3700人が逆に安全な母体に移るワケですよね。
ですから、豚コレラの考え方と同じです。感染地域からの肉は持ち込まない。感染地域からの肉を持ち込んじゃうと、そこの地域で感染が拡がるかもしれないから、感染地域からの肉は持ち込まない。これが豚コレラの考え方ですね。
で、国内で出ても、その感染の可能性の出た…アフリカ豚コレラの感染の疑いが出たとすれば、その地域は全部殺処分。この地域を封鎖して、この地域から、もう出さない。そうすれば、安全なホワイト国というモノが生まれますから。安全なホワイト国で日本が有り続けないと、東京オリンピックに対して多大な影響が有り得ると。
ですから、ホワイト国を維持する為に何をすべきかというのを今考えなきゃいけない状況だと思います。
鈴木:ホントにそうですね。たまたま香港から台湾に来るクルーズ船があって、台湾はそれを拒否したんですよ。で、香港に帰ったら、実は、検査したら、誰も大丈夫だったっていう事で、結局それは、皆さん、隔離されずに帰省出来たんですけれども。
渡邊:検疫検査を全部はしてないんです。あれは乗組員だけを検査したんです。何故かっていうと、他の渡航地を経て来ているので、この中に乗っているお客さんたちは、中国からのお客さんじゃなかったんです。
なので、ただ乗組員が中国を経由しているので、乗組員の検体だけをチェックして、乗組員に感染者が居なかったという事で、全員安全だろうと帰したというのが正しいですね。
前田:試薬が足りないっていう影響も大きいんでしょうけれども。やっぱり今は、検査がしたくても出来ない人が日本にも沢山居るワケですよね。足りないという事で。
渡邊:あのぉ、試薬に関しては宝バイオという所が、1日50万人分生産出来る体制を整えているんですが、検査キットが出来てないんですね、まだ。で、仮の検査キットに関しては、アメリカのCDCが世界中に2百万人分。
取り敢えず、第一段階として、アメリカ国内4百万人分。世界中に対して2百万人分を供給するとしましたので、今後ですね、検査キットが追い付いてくると思うんですが、これがどの程度かかるのか。
逆に言うと平和ボケした日本が、検査体制とか、国立感染研究所の予算をドンドン削っちゃったんですよ。ここんところ疫病が無かったので。そういう意味に於いて、もう1度、平和ボケの体制から安全保障の体制を強める方向に改めて見直さなくちゃいけないし。
そういう方向で、例えば今、感染症の減圧病棟…P4に対応出来る減圧病棟って確か日本国内1700位しか無い筈なんですね。1700位しか無いって事はクルーズ船一艘の感染可能性のある人すら隔離出来ないという状況ですから、これに関しても完全に見直す必要があると。
で、民間で採算が合わないような、そういう感染防止のですね、隔離病棟つくれるかって、採算合わないですから、作れないですよ、民間には。ですから、これは公的な資金で支援をした上で、核都道府県にある国立大学病院や日赤等に対して支援を行って、感染隔離が出来る体制をもう1度見直して。
今の何十倍という規模で出来る…又、CDC等と協力してですね、野戦病院的な対応が出来るチームも一応あるんですけれども、自衛隊とも協力して、更に拡充出来る、いつでも展開出来る様な状況にもっていく。
又、予算が掛かり過ぎるという事で中止になった、病院船も再び再開出来る、計画出来るかどうかというのも含めてですね、病院船構想というのも議題にもっていくと。これは本来、国会議員がやる仕事なんですよ。
鈴木:ホントですねぇ。仰る通りですね、もう…
渡邊:私が想像つく事なんだからね、私が想像つく事なんだから、何故、想像つかない?で、今、日本国内でマスクが足りません。花粉症の患者さんたち、マスクが足らなくて困っています。
なのにですよ、馬鹿馬鹿しい。中国に贈って云々かんぬんって喜んでる自治体とトップ、あれ、夫々の市町村税で買ってるんですからね。
前田:でもね、香川県の事だと思うんですけれども。香川県の発表では、あれは医療関係者向けのマスクであると。要するに今、武漢が1万人以上の医者と、それ以上の医療関係者が入って命がけでやってんですけど、彼らの使う命綱であるマスクがどうも不足気味であるという事で、贈ったって言う事なんですよ。
武漢がもし封じ込めが出来なくなると、それこそ本当にパンデミックになるので、そこを封じ込めるという事は、我々日本人にとっても、世界の人々の為にとっても非常に重要だというのが、感染症対策のコンセンサスなので、皆、各国が支援してるという事なんですよ。
渡邊:いや、ただですね、今、医療関係者用のマスクであれば、サージカルマスクでは対応できないんです。何故かっていうと、コロナウィルスが、マスクの目よりも細かいので、入ってきてしまうから。全く意味が無いんです。
で、買い占めをしてですよ、ネットで…某会社なんかはですね、それを買いを占めして、大量に送ったって喜んでますけれども、これ自己満足に過ぎないんですよ。先ず、国民の安全を守るというのが大事になるワケで、武漢っていうのは外国です。
日本の安全を最優先に先ず確保した上じゃないと他人を助ける事は出来ません。で、優先順位の話なんです。これ単純に。で、日本人の安全を守るという事が最終的にですね、日本というのは、様々な生産が出来るワケです。
マスクの製造機械っていうのも日本で沢山の機械を作れるんです。マスクを製造する機械。あと、マスクの原材料になる特殊な不織布…これも日本が…まぁ、昔は日本が70%、80%シェア誇っていたんですが、世界中に供給してるんですね。今もっと低くなっていると思いますけれども。
そういう意味では、その日本自体を守って、日本で量産出来て、日本に行渡れば、必然的に海外にドンドン支援出来る様な体制になりますから。それが無いと、例えばですね、病原体を入れないですね、防護着、これ東京でパンデミック起こると、武漢と同じ人口あるワケですよ。ですよね。その時に、日本の医療関係者が着るモノ無くなっちゃうんですよ。医療関係が動かないとパンデミックが起こるんですね。
都が防護服最大10万着提供へ 二階氏の要請受け
2020.2.4 16:45 産経新聞
中国湖南省長沙市への支援物資を運ぶ鹿児島市の職員=31日午前、鹿児島市役所
自民党の二階俊博幹事長は4日、党本部で東京都の小池百合子知事と面会し、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスへの対応のため、都が保有する防護服について最大10万着の提供を要請した。小池氏は「都の備蓄態勢は整っている。大元である中国での対策にお使い頂けるならば」と応じた。面会後、小池氏が記者団に明らかにした。
都はこれまで約2万着の防護服を政府が派遣した邦人の帰国用チャーター機を使って中国湖北省に送ったが、今回、二階氏から5万~10万着の追加要請を受けた。
小池氏は、東京五輪・パラリンピック開催に向けた国の感染防止策などの対応に関して「水際対策についてかなり厳しく当たっていることは心強く思っている。都としてもできることを国と連携しながら進めたい」と述べた。
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まず、こういう感染症に関しては、隔離が最初の基本です。何故かというと治療法が無いから。隔離をしといて、先ず自宅に居て頂いて…新型インフルエンザ対策でも…警察官や軍の関係者が、防護着を着て、個別訪問をして食品を配ったり、感染の可能性のある人たちをピックアップして、医療施設に連れていく。
これが本来の隔離のやり方。これもう、鳥インフルエンザの時に、政府方針で決まっている物なんです。で、この時に着る防護着がなければ、安全に人を移せません。これをあげちゃってるワケですよ。オカシイでしょって話なんですよ。
日本で十分足りて、是だけの着数が残ってますよ。日本にこれだけ有りますよというのであれば、ドンドン送れば良い。だけどね、あくまでも、日本の非常用に備蓄してある物は非常備蓄であって。日本の感染リスクがゼロなら良いですよ。
もう中国からの渡航者を百%お断りしますと。中国からの渡航者を百%お断りします。日本人であっても、もう中国から帰って来なくて良いですとして完全に海で封じ込めた上で、十万着ある百万着ある、全部中国に送ったげれば良い。それだったら理屈が通る。日本が隔離されてるから。
じゃなくてですよ、受け入れても居て、送っても居る。これオカシイんですよ。論理的に。
前田:非常用のを贈ってるんですか?
渡邊:だって備蓄用の防護着を贈ってるワケですから。電力会社が持っている物とか医療機関が持っている物を贈ってるワケですから。東京都が用意してあった防護着を10万着贈ってるワケですから。
鈴木:なんなの、それって感じですね。
渡邊:だって東京都の防護着は東京都の都民を守る為に必要であるからと言って、備蓄してあったもの
【DHC】2/11(火) 百田尚樹×山田吉彦×居島一平【虎ノ門ニュース】
鈴木:今後どうなるか分からないですよね。まだまだね。収束宣言も出てないし、緊急宣言の侭だし。
前田:○○△◇ それをやってるんだったら、問題だ。
渡邊:だって、余分に持ってない。備蓄って決まった量しか持ってないですから、どこも。だって税金ですから、備蓄って予算が決まってて、備蓄して…何万着備蓄って備蓄量決まってますから、それ以上に買ってたら、逆に言うと、住民監査請求されちゃいますから。必要備蓄量しかもってませんよ。必要備蓄量以上があるのであれば、送れば良いけど、この必要備蓄量も何も公示せず、表に出さずに贈るのが問題だと言っているんですよ。
鈴木:そうですね。あと市場からね、都内なんて無くなってますからね。
渡邊:マスクが無いですから。
鈴木:花粉症がこれから来るのに。
渡邊:だってこれ、少なくとも何百人はマスクがなくて、亡くなると思いますよ。何故かと言うと、花粉症も重篤になると喘息症状が出ますから。
鈴木:仰る通り。あとインフルエンザだってね、アメリカでインフルエンザの死亡者今年すごく多いんですけど、日本だってそうならないとは限らないし。
渡邊:マスク其の物はインフルエンザは防げないかもしれませんけど…あのぉ、粒子がインフルエンザの方が細かいから。但し、花粉はマスクで確実に防げますから。これマスクを贈ったおかげで、日本人何百人か喘息症状とかで亡くなる可能性は十二分にあります。
鈴木:亡くならなくても、苦しむとかね。
前田:花粉用のマスクっていうのは荒くても平気なので、警視庁のホームページ等で、身の回りにある材料で作る事が出来るって言うのは、今公開されているので、そういうのでホントに困っている人は見ると良いと思います。
鈴木:でも、それこそね、中国に教えてあげれば良いんじゃない。
前田:もう、教えていると思いますよ。
渡邊:まぁ、それとですね、アルコール消毒がコロナウィルスに1番効果的なんです。
鈴木:その消毒液が、今買えないんですよ、薬局で。
渡邊:あのぉ、消毒液は原液はあるんだけれども、ボトルが無いんですよ。中国製だから。方法があるんです。あのぉ、ウォッカ。90何度。だから60%から大体85%のアルコール度数が1番殺菌力があると言われていて、ウォッカの九十何度ってあるじゃないですか。あれを水で割るとか。
ウィスキーは30何%しかないから殺菌出来ない。65%なので、最低でも60%。最悪の場合白酒(パオチュウ)。コンヤシュ(?)がね、58%ですから辛うじて使えるかなっていう。
白酒(パオチュウ)
前田:酒好きの人は飲んで消毒とか言う。
渡邊:ダメダメ。呑んで効かないですから。体内はダメです。洗い流す。
前田:あくまで非常用として、サバイバル術として良いかもしれません。