緊急事態に何一つ出来ず指導者の体を失った習近平 北載河で見切られるか
https://youtu.be/SxrfThr1fsg
特番『崩れ行く独裁国家!新型ウイルスがトリガーになるのか?』ゲスト:評論家 宮崎正弘氏より
宮崎:日本の1号の患者さんだって、実は武漢に戻ったら、家族が全員高熱でうなされていて、こりゃってね、じゃあ此処で治療を受けるより、日本に潜り込んでもう一遍…で、日本の治療を受けた方が良いと…ほいで来たんですよ。
そらもねぇ、酷い話というか、それだけねぇ、日本の医療が頼りになるという話でもありますけどね。というのが今の現状で。
世界的にはもう、中国に乗り入れの飛行機をやめてる国…アメリカを筆頭にね、イギリス、イタリア、アラブ首長国連邦…凄い事になりましたねぇ。ここ迄なるとは…よもや…まさか、習近平も気づくまいと。
松田:なるほど。で、やっぱり中国はホントの事はまだまだ隠しているという事ですか?
宮崎:エエ。
松田:あのぉ、一部に生物じゃないかって話もありましたけど…どんな?
宮崎:あのね、私は現時点では何とも断定出来ませんが、1つには、これアメリカ筋に於ける、攪乱情報というのはあるんです。
というのはね、アメリカの議会でこれを問題にしているのは、コットンっていう上院議員ですけれどもね。この人は軍出身で、陸軍大尉の後、退役なさって、下院議員から37歳で上院議員。今年改選なんですよ。
この人は軍事委員会に組織して。と言う事はね、アメリカの上院軍事委員会っていうのはペンタゴン情報常に高度な高い情報が入っていますから。それで発言をなさっているんですけれども。
逆に今度は軍の情報っていうのはね、アメリカの軍の情報っていうのも、かなりアレでしょう。恣意的なところがあります。だからその点で信用出来ないことが1つなんですけどね。
2つ目にとんでもない…アメリカじゃなくてインド。インドの学者さんたちが集まって研究した結果、最初の頃はこれはHIV要するにエイズと化学式が似てるって言うんですね。これを言ってたのも昨年の11月の時点なんですよね。
コロナウィルスとエイズというのはね、実は水と油位の違いがあって、似てる筈がないって。ですから恐らく、これは人工的なモノであると。これは大体インドの医学関係の人が発表してる数値。
あとはねぇ、日本とかで言われてるバイオ兵器とか言うのはね、何の証拠もなく言ってるワケですよね。あのぉ、要するにネットの会話で。世界中の華僑世界で飛び交ってる情報から日本でも面白おかしく伝えてる人も居るでしょうし。
まぁ、この辺、現時点に於いてはですね、何とも判定がし兼ねると思います。まぁ、シナリオの一つとして、そういう事もあるかなぁと。
松田:ウーン、もしそうだとしても、真相は隠されたままという事なのかもしれませんが。いずれにしても、この日本の対応ですね。まぁ、ホント緊急事態条項でも憲法にあれば、もっと出来るような気がするんですが。一応頑張っていますけど、他の国と比べれば、未だチョッとという位ですか?
宮崎:いや、これねぇ…要するに諸外国っていうか、普通の国ですとね、こういう緊急状態っていうのは、要するに軍事スケジュールに組み込まれるワケですよ。
日本ですと、防衛省が主導をとって。日本の場合ですと、先ず検疫は厚生省。
入獄管理は法務省。税関は財務省。で、誰が此処に上に…例えばアメリカ軍の統幕議長みたいな…日本にも一応統幕はあるけどね。
こういう国家安全省みたいなモノが、少なくとも緊急の場合に要るんではないかと。で、総司令官が居ない。ですから皆、対応がガタガタになるという事が1つ挙げられると思いますが。
その点では、アメリカとかイギリスとかね、あのぉ…それからニュージーランド、オーストラリア、カナダ。これ皆ファイブ・アイズのメンバーで、情報共有してるし、システムが非常に似てますんでね。
あのぉ、国家の危機の時には、国防という事を1番の念頭に置いて万全を期すというシステムになっている。で、日本の場合はそういう体制に全くないワケだから。
松田:その通りですねぇ。
宮崎:大体自衛隊が〇△◇出動した事が無いんですから。あのぉ、そういう不備っていうか、法律の不備も然りながら、要するにシステムの不備というよりも、日本人の国防意識の欠如という事が全て絡み合ってるんではないかなぁという気がしますよ。
それからもう1つ。メディアが勉強不足。あのねぇ、これ実は香港で出てる新聞です。
ご覧になったらお分かりの様にね、蔡英文当選の翌日の新聞なんですけど、蔡英文の話なんかどうでも良いんですよ。新型肺炎で遂に死者が出たと。この首っていうのはFirstっていう意味ですね。あのぉ、こういう大騒ぎが向こうでは始まっていたのにね。
松田:これ蔡英文当選直後ですか?
宮崎:そうよ。翌日の新聞ですね。
松田:翌日ですか。はぁ~あ。なるほど。
宮崎:ですから、何をなさっていたんですかという事を先ず申し上げたかったですねぇ。
松田:なるほど。私昔財務省で、税関の担当していたんですが、当時はそのぉ、テロの問題があって、その度に何か首相官邸に呼ばれるんですけど、そこで何か実行有るモノが決まるものでも何でもなくて。只、情報交換しているだけなんですね。仰る通り
宮崎:ネットで出来るじゃない
松田:そうなんです。で、それを皆、参考にしてるだけの事。じゃあ、これをやれ。こうなんだって仕組みがあって、誰か責任とっているって感じが全然なかった。
宮崎:あのね、松田先生ね、あのぉ、映画の新ゴジラご覧になりましたか?
松田:見ました。
宮崎:あれ、正しく同じなんですよね。何をしたら良いか分からない。会議、会議、会議やってる内にバーンとね。首相が亡くなっちゃうんですからね。そいで結局日本は決断が出来ないでしょ。
そしたらアメリカがやってきて、全員退避してゴジラを殲滅する為に原爆を落とすと。
そこで皆ひっくり返ってね、初めて日本人が団結して、化学兵器で、皆で急いで作って、そのゴジラを凍結すると。まぁ、これ漫画の世界ですけどもね。
そこでまぁ、初めて危機意識に勝って、日本の団結があったと。まぁ、幕末のペリー来航の時の大騒ぎ。ペリー来航から16年でね、明治維新になるワケだから。結局、そんな事じゃないんですか。今回もね。
松田:如実に出ている感じが。流石に国民もこれで良いんだろうかって思って欲しいですね。
宮崎:いやいや、世論としてはね、ホントに思っている人多いしね。例えば私も地方とか色んな所に講演会に行きますが、やっぱり質問の原点はそこにありますよね。こんな事で良いんですかって。
いいなんて誰も言ってないし。皆、何かしなければいけないと思っているんだけど、何をして良いか分からないんですね。
あのぉ、ですからそれは、徐々に徐々に大きな声になれば。いや、近年、特に、日本人にとってヒシヒシとね認識しているのは、中国の軍事的脅威ですよね。
で、それともう1つは、さかんに展開された反日行動によって中国が嫌いだという事になってきている所に何故か、あの独裁国家の帝王様がね、国賓として。
松田:そうなんですよね。
宮崎:日本にお見えになると。皆…85%位反対したんじゃないですか?各地の反対集会盛り上がってますよね。
松田:ですよねぇ。
宮崎:んでねぇ、私冗談に言ってたんですよ、この間迄。万が一お見えになったらね、天皇陛下が毒ガスマスクで越権なさるんですかと。
エ~今日の時点で申し上げますとね、あのぉ、もう、来日はチョッと考え難い。99%無いでしょ。
松田:でしょうね。
宮崎:この大騒ぎの時にね、習近平はなんで日本に観光に行ってる、冗談じゃない!っていう中国国民の不満が爆発しますよね。
松田:中国側でも国民の不満がありますよねぇ。はいはい、仰る通りですねぇ。で、今、先程チョッと出た、香港の話ですが。宮崎さん、色々香港情勢から崩れ行くという本をお書きになってチャイナチという、チャイナとナチを合わせた合成語。
是非、皆さんもチャイナチって…あのぉ、この間もここで少数民族の弾圧の話をやったんですが、小太郎さんに来て頂いてね。
宮崎:あぁ、三浦小太郎さん。
松田:まぁ、あの実態と言うのを見ると、直ぐピンとくるんですけども。この香港から中国の崩壊が始まっていくって、どういう形なんでしょうか?
宮崎:出したの去年の11月頃の時点ですから、未だコロナ騒ぎが無い時ですね。それから未だ蔡英文当選が無い時ですが。と言う事は去年の6月から11月迄に掛けてる半年間、香港、大揺れに揺れましたよね。
ガタガタになって、それに対して習近平は結局何も出来なかった。あの、裏から命令を出して、行政長官のね、林鄭月蛾行政長官にですね、
松田:キャリーラムっていうんですね。
宮崎:あぁ、英語読みキャリーラム。要するに、アレやれ、コレやれって言ってるんだけど、行政長官の言う事は何でも聞かなければいけないんですけれどもね。
先ずその反中法っていうかね、要するに容疑者を中国に送還せよと。で、この法律を通したらですね、あのぉ、香港で自由な言論活動やってる人だって、何か国家の秩序を乱したって言ってね、いきなり捕まって中国へ送られる可能性があるという事から、突然、百万人デモが始まってね。
それからまぁ、揉めに揉めて、そいで反対に行政長官がやった事は何かって言ったら、覆面禁止法。これも又ね、表現の自由を脅かすっていうか、今だって香港中、覆面っていうか、マスクしてるじゃない。
で、一方に於いて覆面禁止法がある。これ漫画みたいな話なんだけど。そいでね、ズーッと立ち上がって、エー3つの大学。香港大学、香港中文大学、香港理工大学。これ中国に於ける3大名門校ですよ。ここが武器庫になってね。
兵站基地、出撃基地になって。で…とうとう最後の攻防戦でね、あれあのぉ…昭和44年のね、東大安田講堂の落城みたかったんだけど。警官が入って、結局、最後に押収した火炎瓶が4千本とかね。弓矢・投石機。あのぉ、素人が作った武器だけど、山の様にあったんですね。
で、それはイイとして、決して武器が良いって事じゃないんですがね。あのぉ、逮捕者7千名。起訴された人、約千百名。で、火炎瓶投げた証拠があるとですね、大体、最低で禁錮8ヶ月最長18ヶ月。
これ保釈金は何とか払っていますけどね。クラウドファンディングで世界中の華僑から。これから長い裁判が始まるんですよ。で、裁判費用の問題がある。そうすると段々段々苛められて、力尽きるという恐れもあったんだけど。
ところが、又、盛り上がってきましたね。コロナウィルスで。今度はお医者さんたちが国境へ行って、中国人を入れるなってデモやってるのね。で、これは実は隠れた第ニ派の民衆活動ですね。
エ~、で、事程左様に、香港人の民意は、最早中国共産党にはない。1日も早く離れたい。可能なら独立したいんだけど、独立は不可能である事は、これ又、皆知ってるんですよ。
何故かと言うと、香港は、食料と水は大陸に依存している。ですから、これ独立出来ないんです。出来ないのであれば、最高限度の自由が欲しい。自治が欲しい。
あのぉ、それでズッと闘ってきて、これに対してね、この半年から、今7ヶ月、8ヶ月目に入りますが、この香港の民衆運動がですね、あのぉ、結局、中国社会に於いても、底辺で香港を支持する人が増えて。
それも口では言えませんけども。あのぉ、そうすると習近平としては、寧ろ香港に介入するどころか、自分たちの足下が、この侭ほっといたら、ヤバイんじゃないのかと。
あのぉ…で、今迄、前回恐らくその三浦さんも言われたんだろうけれど、南モンゴル、ウィグル、チベットに対するこの血の弾圧ね。で、ウィグルに至っては、百万人以上の人を強制収容所に入れてるワケでしょ。
あのぉ、再労働キャンプなんて言ってるけど、何やってるのって。強制的に中国語教えてるじゃないですか。それから豚肉喰わしてるじゃないですか。
アメリカもその事に関して今迄やってきたのは、香港民主人権法、これ下院を通して、上院も圧倒的可決して、直ぐ、直ちにトランプ大統領署名しましたね。
次に今やってる事は、ウィグル民主人権法、これ下院を通過してますね。それから先々週ですよね、チベット民主人権法。アメリカ自由の為に、懸命に周りから攻めているんですよね。
松田:攻めてますねぇ、アメリカは。
宮崎:一方に於いてはあの貿易戦争をやっている。それからファーウェイを排除した様に、テクノロジーの覇権争奪戦をやっている。最後に今控えているのは、金融戦争ですけれどもね。
あのぉ、そういう動きがあるにも関わらずにですね、日本は何って。又、話戻りますけどね。なんで国賓で。この very bad timing でしょ。
で、もう1つ不思議に思いましたのはね、にも関わらず、アメリカで反対論が無いんですよ。
松田:ウーン、確かに。
宮崎:ネッ。日本はケシカランって反対論が無いんですよ。疑問も無いんですよ。という事はコレ、出来レースだなぁと。恐らく安倍首相とホワイトハウスとでもう、打ち合わせ済んでる事項だろうという風に思わざるを得ないですね。
エ~それで、今のチャイナチの。あのぉ、ナチズムというのは、我々が常識としているのはね、全体主義で、専制主義的で尚且つ人権を無視して、ユダヤ人を初め、多くの人々をヒョットして数百万人殺害したという意味で地獄の様なね悪い政権。
ですから、今の中国のやっている事と全く同じじゃないかと。だいたい、このチャイナチって私が付けたんじゃないんだよ。これねぇ、アレなんですよ。香港の人がつけた。
松田:香港の方か!ハァ~。なるほど。
宮崎:そいで旗にもあったモンですから。そいで私は写真を撮って、これで行こうと出版社に言ったら、「いいですねぇ」って。
只、やっぱり、チョッと日本の今のオーディエンスにとったら、距離がありますね。何の事だか、未だ、わからない。
松田:エー、あんまり中国のやってる事の実態を知らない人が多いんじゃないですかねぇ。
宮崎:マスコミが伝えませんもん。知りませんよね。薄々皆…今やってるのはホラ、Youtube,ブログ、チャット。つまり主流のメディアが殆ど伝えない影の部分を補っているメディアが伝えているので、知っている人は多いと。
しかし大半の日本人ってのは、別にねぇ、パチンコ行って、漫画読んで、スポーツ新聞読んで、ねぇ、後、国際政治に関して、何の興味も無いもんねぇ。
松田:エー、そうですねぇ。何故、このメディアが伝えようとしないんでしょうか、中国の実態をですねぇ。
宮崎:イヤ、これねぇ、アメリカも実はそうだったんですよ。
松田:あぁ、そうなんですか
宮崎:アメリカのメディアもご承知の様に、70%は民主党支持でね。あのぉ、これはねぇ、やっぱりアレなんですよ。伝えたくないんですよね。
只、アメリカが今、変わったのは、あの国はリベラルではあるんですけれど、つまり共産主義に対する理解もあるんだけど、その前提として、アメリカ人の軍事的世界的ヘゲモニーっていうのを脅かすと、従来のイデオロギーなんて、パッと取っ払ってね、いきなり敵になるワケでしょ。
まぁ、嘗ての日本がそうでした。ですから今、反中で凝り固まっちゃったら、今のアメリカのメディアの反中ぶりはですね、トランプより右ですよ。
松田:アッ、メディアの方が?
宮崎:メディアが右、議会も右だし。トランプは寧ろ中道なんだけど、日本はオカシイですね。トランプがオカシイって言ってる。チョッと待って。議会はもっとオカシイじゃない。アメリカのニューヨークタイムスもっとオカシイじゃない。という風に、未だならないですね。
松田:あぁ、日本はチョッとアレですねぇ。ホントの流れを読めてないというか。それであのぉ、中国が、習近平政権じゃあ大分危ないって状況なんですか?
宮崎:エエ、非常に危ないと思いますねぇ。と言いますのはね、今度のコロナウィルス。最初隠蔽やりましたね。で、隠蔽をやったら、悪い方に出ちゃって、口コミでダーッと拡がって、これを抑えきれなくなって。
それと世界中のメディアが…今迄、お金使って、圧力をかけてWHOにね、非常事態は出すな、出すなって言ったでしょ。
松田:事務局長が変でしたね。
宮崎:エチオピアの人。この人は本当に親中派の最たるもので。そいで1月30日になってやっと非常事態。そしてやっと2月3日に、又、中国寄りの発言してるんですよ。「渡航制限は行き過ぎである」って。
何のこっちゃって言う位、不思議な事がありますが、日本はねぇ、ホレ、国連信仰があるでしょ、今でも。
松田:有ります。
宮崎:だから、国連が言ってるんだから、この辺で良いんだと。アメリカやイギリスがやっている事は寧ろやり過ぎだと思っている人が未だ多いと。やっぱり国際情勢に疎いという国民性がこんな所にも出てきてるんじゃないでしょうかねぇ。
松田:なるほど。と言う事は情報統制がある中でも、香港の状況も、もう伝わってきているし、今回の事は中国は国民がオカシイっていう感じになっている
宮崎:それともう1つね。と言うより、これが恐らく決定的なんですがねぇ。中国のヒエラルキーのトップ習近平以下6人でトップ7、これが政治局常務委員会ですね。今、習近平の味方、一人も居ない
松田:一人も居ない⁈
宮崎:エエ。一人も居ないです。李克強首相、これ勿論強制弾圧反対。韓正って人居ますね。韓国の韓に正しい。エ~、それから趙楽際(チョウラクセイ)…これホントは党規律委員会って嘗ての王岐さんの役目をやっていて、腐敗を取り締まる人なんだけど、これも習近平から離れちゃってる。
今、習近平に辛うじてくっ付いてるのは、右腕の栗戦書(リツセンショ)なんですがね、この人派閥持ってない。それからスピーチライターの王滬寧(オウコネイ)っていいますけど、この人所詮スピーチライターだから、どっち転ぼうが、あんまり関係ない。
つまり、厳密にもっと言えば、あのぉ小林秀雄が言ってた様にね、政治家っていうのは、何人、お前の為に死ねる奴が居るかと。それによって政治家は決まるんだって言いましたがね、習近平の為に死ぬ奴居ないんだよね。
っていう事はね、最後迄これを守るヤツは居るのという風に、今権力機構のトップがガタガタしている。それがねぇ、もう末端に伝わっているワケでしょ。
だから末端何しているかって、こんな大騒ぎになってるのに、誰も真面目に取り組まない。皆、サボタージュやってるでしょ。
松田:ハァーそうですか。
宮崎:これ被害勿論拡がりますけど、何か上があって、やったら成績になって上に行けるとなったら、皆やりますよ。それから金になる。どっちにもならないなら、そんな事やってられるか。そんな事、一目散に逃げようと。
松田:李克強が武漢に入って…あのぉ、そのチームには衛生の専門家が誰も居なかったって話をチョッと聞いて。
宮崎:あれ、パフォーマンスで行ったんですよ。只ね、あれで、物凄く人気上げたんですよ、李克強は。あのね、中央電視台が放映したんですよ。CCTVが。そしてあれ、ヴューワーって言うんですか、四千万回。チョッと始まって以来じゃないんですか。李克強首相になってから。
で、今、大喝采ですよ。つまり代理なんですよ。李克強褒めてるんじゃないんですよ。実は習近平辞めろって言ってんですよ。世論はね。エ~ですから、この人は持つって、暫くは持つかもしれませんがね、夏の北載河(キタタイガ)で、ホント、もうお前辞めろって言われるんじゃないですかねぇ。
松田:今年の7月ですね。
宮崎:あのぉ、と言うのはね、今迄もズッとそうなんですが、例えばホラ、チェルノブイリは何時でしたか…1986年か1987年。それからグラスノスチがなって、ソ連がひっくり返る迄3年。今度もね、同じ位申告な事案なんですよ。
それが習近平には分かっているんですよ。あぁ、いよいよヤベエんじゃないかなってね。で、自分の能力無い、誰もついて来ない。恐らくねぇ、どうしたら良いか分からないんですよ。
松田:はぁ、それが今の習近平の状況。
宮崎:つまりね、普通の指導者なら、トランプなら、先ず軍隊出しますよね。それから救援物資。今、村々自分たちで…今閉鎖してるんだからね。トラックも入れない。
隣村でもし患者が出たら、もう、その村も封鎖しちゃう。あのぉ、何て言うのかなぁ。辛亥革命前夜みたいなモノですよ。
松田:なるほど。まぁ、封鎖だけして、じゃあどうするかと言う対策迄いかないという
宮崎:ですから、普通だったら、軍が入ってきて、緊急物資の輸送するとか。それから警備だって、軍がやるでしょう。それが今出来ない。軍権の最高のトップの権力持っている人がそういう発令さえ出来ない。
まぁ、と言うよりもね、軍事委員会が動かないだよね、もう。何故動かないかというのは、習近平が何か頭が狂ったのか、どうか。七大軍管区を先ず5つの戦区にしましたね。
それから4大総局と言って、総参謀部、総政治部、総後勤部、総装備部だ。これをバラバラにして、15の部局にしたんですよ。これで軍事の改編はなったって言ってたんですけど、無茶苦茶なんですよ。何やってイイか分からなくなる。
これは誰に権限があって、この軍管区が戦区になって、我々は何をするのか。そしてね、戦略ミサイル軍に膨大な経費を与え、それから宇宙航空軍、あっちの方に金を使って、それから大学のエンジニアをドンドンそこの軍に入れちゃって。これ給料高いんですよね。で、末端の兵士頭に来るよね。
松田:ヘェー、そういう事が起こっているんですねぇ。
宮崎:で…軍が、今迄も纏めきれなかったのに、この緊急事態に習近平の号令1つでじゃあ動くのって、軍事委員会が動かないのにね。相当ですから末期的症状が今の中国に出ているという事なんですよね。
松田:ハイ、加えての経済面ですよね。前々から中国の不良債権っていつかは行っちゃうよという話が。それでもなんか乗り切ってきたという感じがあるんですけれども。
宮崎:これねぇ、最低見積もってですよ、3750兆円。えー私は3年前から3700兆あるって言ってきたんですよ、不良債権ね。ところがですね、一昨年の8月にBIS国際決済銀行が3700兆円っていのを国際決済銀行ですからね。それ位が最低限度。で、中国のシンクタンクの中にはね、やっぱり6700兆位あるだろうってね、負債ね。ゴールドマンサックス系シンクタンクに至っては9900兆円
松田:殆ど1京ですね。
宮崎:まぁ、それ良いんですけど。年利3%で借りてるとして、利払いだけでね、私の計算で、年125兆円位利払いですよ。
松田;125兆円利払いだけで。
宮崎:日本の国家予算、確か102兆円ですよね。
松田:102.7兆円
宮崎:だから、どれ位の事かってお分かり頂けるんですけれども。この自転車操業やってても、今迄…自転車操業っていうのは、倒れなきゃ良いんだから。で、ペダル漕げば良いんでしょ。
で、右のペダルは対米貿易黒字…一昨年3750億ドル、左、海外からの直接投資…これ1300~1900兆円あった。これで誤魔化し、誤魔化しやってきたじゃないですか。
ところが遂にアメリカと貿易戦争始めた。対米黒字1千億ドル位に減るんじゃないですか。それから直接投資。今、やってる所は殆どありませんよね。となると倒れるから。
この1~2年何やってきたかというと、盛んに香港を使って、ドル建ての社債出してきたでしょ。これ短期7ヶ月とか10ヶ月だったから、こう廻ってきたんだけど、遂にドル建て社債ボンボンボンボン破裂してます。
それから株の新規上場をやってドルを掻き集めてきたんですけども、これもトランプがウォール街から中国の企業の上場を排斥せよと。
で、香港ね、あれだけ苛められた香港がですね、又、中国企業の上場をやるんですかねぇ。あのぉ、そういう問題がある。ですからいよいよ金融的にもガタガタになってきておりますよねぇ。
それで唯一の救いは、そんな事はないって、中国は3兆1千億ドルの外貨準備あるんだと。大丈夫だって言ってるでしょ。あれは無いんですから。
あれは見せ金として3兆1千の枠を見せて、この中でドルを借りて、ドル取引をやれるワケでね。これ崩せないんですよ。
で、実態は何かって言ったら、無いから。お金借りてるワケじゃない。日本の銀行も沢山貸してますよね。
そしてタチが悪いのは此処なんですよ。日本の企業はバブルに懲りてね、借金恐怖症になったでしょ。今日本の借金は誰かって孫正義一人で18兆円。他は皆お金持ってんの企業は。で、結局ね、内部留保460兆円位あるでしょ。
これ、皆投資してんですよ。おそらくその半分がアメリカのファンド。で、ファンドはやっぱりチャイナのジャンクファンド入れちゃってるから。
ですからこれ、サブプライム同様にですね、中国がドカーンと来たら、日本はかなり深刻な痛手がきますよ。
松田:正に今回の新型コロナで中国の経済活動がマヒ状態になってると、もっとその可能性が…かなり現実的になってきたという
宮崎:いや、もう現実に麻痺状態でしょ。サプライチェーンが壊れちゃってるし。アメリカの企業はアメリカに戻りつつありますしね。日本だけでしょ。未だ戻って来ないのは。呼べど叫べど、いや未だ中国が良いっていう…。
これ社命なんですか、それともねぇ、やっぱり中国に対する一コの病気、脅迫観念…強迫観念的贖罪意識がまだあるのか。だからここの所がやっぱり命取りになる可能性があると思いますね。
松田:そうですね。大手企業もまぁ、自動車の大手なんかも未だに中国の方にドンドン行ってますしねぇ。大丈夫なのかと思いますねぇ。こういう話をしていくとですね。
宮崎:要するに一昨年ね、2850万台中国車売れたんですよ。去年2400万台位売れましたよねぇ。で、EVでは世界の主流を走っているし。やっぱりトヨタはこれ引き上げられないでしょ。日産もホンダもね。
只、フォルクスワーゲンなんかは売れ行きがガタッと落ちて、お金が無くなって、で、ドイツ銀行に貸せって言ったら、ドイツ銀行今破産状態で。で、中国工商銀行から借りてるワケです。だからドイツの車っていうのは、チョッと先行き怪しい。
アメリカのテスラは、電気自動車で、広州に大工場をね、建てましたけど、あれ、丸々中国が補助金つけてやって、しかもあれ、売れた売れたってったら、皆補助金付けてるから売れますヨネ。
で、補助金やめるって言ったんですよ。そうするとトン。
なんでしょうね。
だからかなり深刻な未来が見えてますね。と言う事で、中国投資をおやりになってる方はチョッと…余程のね、事を考えておかれないと。
下手をしたら、満州の二の舞になる事の最悪のシナリオも。全否定は出来ないと思いますよ。
松田:なるほど。こうやってみてみると、何となく今迄、リーマンショックの後、金融緩和で問題を先延ばしして、ドンドン債務が膨らんで、どっかで破裂するっていう所の切欠が何処かって状態の中で、このコロナウィルスが起こっちゃった。起こってしまったと。
宮崎:エエエエエエ
松田:それで今迄に無かった様なショックが起こるという…今年はそういう年になるかもしれないと
宮崎:イヤ、そういう年なんです。あのぉ、1840年が○○でしたかねぇ。60年毎に…1900年が何でしたかねぇ…1840年が大飢饉…2020年が…まぁ、そんな巡り合わせになっているという説もありますよね。
1840年 阿片戦争始まる
1900年 北清事変(義和団の乱)
1960年 大飢饉(ダーチーチン)
松田:なるほど、なるほど…60年周期説ですね。それから言っても今年は。チョッと日本も心して当たって行かなければいけないっていう感じもしますですねぇ。国際情勢を我々も見て行かなければイケナイという事だと、ホントにそういう風に思います。
今日は色んな示唆に富むお話を頂きまして。これからも又、ここに出て頂ければと思います。宜しくお願い致します。
宮崎:ハイ、こちらこそ。勉強させてもらいました。
https://youtu.be/SxrfThr1fsg
特番『崩れ行く独裁国家!新型ウイルスがトリガーになるのか?』ゲスト:評論家 宮崎正弘氏より
宮崎:日本の1号の患者さんだって、実は武漢に戻ったら、家族が全員高熱でうなされていて、こりゃってね、じゃあ此処で治療を受けるより、日本に潜り込んでもう一遍…で、日本の治療を受けた方が良いと…ほいで来たんですよ。
そらもねぇ、酷い話というか、それだけねぇ、日本の医療が頼りになるという話でもありますけどね。というのが今の現状で。
世界的にはもう、中国に乗り入れの飛行機をやめてる国…アメリカを筆頭にね、イギリス、イタリア、アラブ首長国連邦…凄い事になりましたねぇ。ここ迄なるとは…よもや…まさか、習近平も気づくまいと。
松田:なるほど。で、やっぱり中国はホントの事はまだまだ隠しているという事ですか?
宮崎:エエ。
松田:あのぉ、一部に生物じゃないかって話もありましたけど…どんな?
宮崎:あのね、私は現時点では何とも断定出来ませんが、1つには、これアメリカ筋に於ける、攪乱情報というのはあるんです。
というのはね、アメリカの議会でこれを問題にしているのは、コットンっていう上院議員ですけれどもね。この人は軍出身で、陸軍大尉の後、退役なさって、下院議員から37歳で上院議員。今年改選なんですよ。
この人は軍事委員会に組織して。と言う事はね、アメリカの上院軍事委員会っていうのはペンタゴン情報常に高度な高い情報が入っていますから。それで発言をなさっているんですけれども。
逆に今度は軍の情報っていうのはね、アメリカの軍の情報っていうのも、かなりアレでしょう。恣意的なところがあります。だからその点で信用出来ないことが1つなんですけどね。
2つ目にとんでもない…アメリカじゃなくてインド。インドの学者さんたちが集まって研究した結果、最初の頃はこれはHIV要するにエイズと化学式が似てるって言うんですね。これを言ってたのも昨年の11月の時点なんですよね。
コロナウィルスとエイズというのはね、実は水と油位の違いがあって、似てる筈がないって。ですから恐らく、これは人工的なモノであると。これは大体インドの医学関係の人が発表してる数値。
あとはねぇ、日本とかで言われてるバイオ兵器とか言うのはね、何の証拠もなく言ってるワケですよね。あのぉ、要するにネットの会話で。世界中の華僑世界で飛び交ってる情報から日本でも面白おかしく伝えてる人も居るでしょうし。
まぁ、この辺、現時点に於いてはですね、何とも判定がし兼ねると思います。まぁ、シナリオの一つとして、そういう事もあるかなぁと。
松田:ウーン、もしそうだとしても、真相は隠されたままという事なのかもしれませんが。いずれにしても、この日本の対応ですね。まぁ、ホント緊急事態条項でも憲法にあれば、もっと出来るような気がするんですが。一応頑張っていますけど、他の国と比べれば、未だチョッとという位ですか?
宮崎:いや、これねぇ…要するに諸外国っていうか、普通の国ですとね、こういう緊急状態っていうのは、要するに軍事スケジュールに組み込まれるワケですよ。
日本ですと、防衛省が主導をとって。日本の場合ですと、先ず検疫は厚生省。
入獄管理は法務省。税関は財務省。で、誰が此処に上に…例えばアメリカ軍の統幕議長みたいな…日本にも一応統幕はあるけどね。
こういう国家安全省みたいなモノが、少なくとも緊急の場合に要るんではないかと。で、総司令官が居ない。ですから皆、対応がガタガタになるという事が1つ挙げられると思いますが。
その点では、アメリカとかイギリスとかね、あのぉ…それからニュージーランド、オーストラリア、カナダ。これ皆ファイブ・アイズのメンバーで、情報共有してるし、システムが非常に似てますんでね。
あのぉ、国家の危機の時には、国防という事を1番の念頭に置いて万全を期すというシステムになっている。で、日本の場合はそういう体制に全くないワケだから。
松田:その通りですねぇ。
宮崎:大体自衛隊が〇△◇出動した事が無いんですから。あのぉ、そういう不備っていうか、法律の不備も然りながら、要するにシステムの不備というよりも、日本人の国防意識の欠如という事が全て絡み合ってるんではないかなぁという気がしますよ。
それからもう1つ。メディアが勉強不足。あのねぇ、これ実は香港で出てる新聞です。
ご覧になったらお分かりの様にね、蔡英文当選の翌日の新聞なんですけど、蔡英文の話なんかどうでも良いんですよ。新型肺炎で遂に死者が出たと。この首っていうのはFirstっていう意味ですね。あのぉ、こういう大騒ぎが向こうでは始まっていたのにね。
松田:これ蔡英文当選直後ですか?
宮崎:そうよ。翌日の新聞ですね。
松田:翌日ですか。はぁ~あ。なるほど。
宮崎:ですから、何をなさっていたんですかという事を先ず申し上げたかったですねぇ。
松田:なるほど。私昔財務省で、税関の担当していたんですが、当時はそのぉ、テロの問題があって、その度に何か首相官邸に呼ばれるんですけど、そこで何か実行有るモノが決まるものでも何でもなくて。只、情報交換しているだけなんですね。仰る通り
宮崎:ネットで出来るじゃない
松田:そうなんです。で、それを皆、参考にしてるだけの事。じゃあ、これをやれ。こうなんだって仕組みがあって、誰か責任とっているって感じが全然なかった。
宮崎:あのね、松田先生ね、あのぉ、映画の新ゴジラご覧になりましたか?
松田:見ました。
宮崎:あれ、正しく同じなんですよね。何をしたら良いか分からない。会議、会議、会議やってる内にバーンとね。首相が亡くなっちゃうんですからね。そいで結局日本は決断が出来ないでしょ。
そしたらアメリカがやってきて、全員退避してゴジラを殲滅する為に原爆を落とすと。
そこで皆ひっくり返ってね、初めて日本人が団結して、化学兵器で、皆で急いで作って、そのゴジラを凍結すると。まぁ、これ漫画の世界ですけどもね。
そこでまぁ、初めて危機意識に勝って、日本の団結があったと。まぁ、幕末のペリー来航の時の大騒ぎ。ペリー来航から16年でね、明治維新になるワケだから。結局、そんな事じゃないんですか。今回もね。
松田:如実に出ている感じが。流石に国民もこれで良いんだろうかって思って欲しいですね。
宮崎:いやいや、世論としてはね、ホントに思っている人多いしね。例えば私も地方とか色んな所に講演会に行きますが、やっぱり質問の原点はそこにありますよね。こんな事で良いんですかって。
いいなんて誰も言ってないし。皆、何かしなければいけないと思っているんだけど、何をして良いか分からないんですね。
あのぉ、ですからそれは、徐々に徐々に大きな声になれば。いや、近年、特に、日本人にとってヒシヒシとね認識しているのは、中国の軍事的脅威ですよね。
で、それともう1つは、さかんに展開された反日行動によって中国が嫌いだという事になってきている所に何故か、あの独裁国家の帝王様がね、国賓として。
松田:そうなんですよね。
宮崎:日本にお見えになると。皆…85%位反対したんじゃないですか?各地の反対集会盛り上がってますよね。
松田:ですよねぇ。
宮崎:んでねぇ、私冗談に言ってたんですよ、この間迄。万が一お見えになったらね、天皇陛下が毒ガスマスクで越権なさるんですかと。
エ~今日の時点で申し上げますとね、あのぉ、もう、来日はチョッと考え難い。99%無いでしょ。
松田:でしょうね。
宮崎:この大騒ぎの時にね、習近平はなんで日本に観光に行ってる、冗談じゃない!っていう中国国民の不満が爆発しますよね。
松田:中国側でも国民の不満がありますよねぇ。はいはい、仰る通りですねぇ。で、今、先程チョッと出た、香港の話ですが。宮崎さん、色々香港情勢から崩れ行くという本をお書きになってチャイナチという、チャイナとナチを合わせた合成語。
是非、皆さんもチャイナチって…あのぉ、この間もここで少数民族の弾圧の話をやったんですが、小太郎さんに来て頂いてね。
宮崎:あぁ、三浦小太郎さん。
松田:まぁ、あの実態と言うのを見ると、直ぐピンとくるんですけども。この香港から中国の崩壊が始まっていくって、どういう形なんでしょうか?
宮崎:出したの去年の11月頃の時点ですから、未だコロナ騒ぎが無い時ですね。それから未だ蔡英文当選が無い時ですが。と言う事は去年の6月から11月迄に掛けてる半年間、香港、大揺れに揺れましたよね。
ガタガタになって、それに対して習近平は結局何も出来なかった。あの、裏から命令を出して、行政長官のね、林鄭月蛾行政長官にですね、
松田:キャリーラムっていうんですね。
宮崎:あぁ、英語読みキャリーラム。要するに、アレやれ、コレやれって言ってるんだけど、行政長官の言う事は何でも聞かなければいけないんですけれどもね。
先ずその反中法っていうかね、要するに容疑者を中国に送還せよと。で、この法律を通したらですね、あのぉ、香港で自由な言論活動やってる人だって、何か国家の秩序を乱したって言ってね、いきなり捕まって中国へ送られる可能性があるという事から、突然、百万人デモが始まってね。
それからまぁ、揉めに揉めて、そいで反対に行政長官がやった事は何かって言ったら、覆面禁止法。これも又ね、表現の自由を脅かすっていうか、今だって香港中、覆面っていうか、マスクしてるじゃない。
で、一方に於いて覆面禁止法がある。これ漫画みたいな話なんだけど。そいでね、ズーッと立ち上がって、エー3つの大学。香港大学、香港中文大学、香港理工大学。これ中国に於ける3大名門校ですよ。ここが武器庫になってね。
兵站基地、出撃基地になって。で…とうとう最後の攻防戦でね、あれあのぉ…昭和44年のね、東大安田講堂の落城みたかったんだけど。警官が入って、結局、最後に押収した火炎瓶が4千本とかね。弓矢・投石機。あのぉ、素人が作った武器だけど、山の様にあったんですね。
で、それはイイとして、決して武器が良いって事じゃないんですがね。あのぉ、逮捕者7千名。起訴された人、約千百名。で、火炎瓶投げた証拠があるとですね、大体、最低で禁錮8ヶ月最長18ヶ月。
これ保釈金は何とか払っていますけどね。クラウドファンディングで世界中の華僑から。これから長い裁判が始まるんですよ。で、裁判費用の問題がある。そうすると段々段々苛められて、力尽きるという恐れもあったんだけど。
ところが、又、盛り上がってきましたね。コロナウィルスで。今度はお医者さんたちが国境へ行って、中国人を入れるなってデモやってるのね。で、これは実は隠れた第ニ派の民衆活動ですね。
エ~、で、事程左様に、香港人の民意は、最早中国共産党にはない。1日も早く離れたい。可能なら独立したいんだけど、独立は不可能である事は、これ又、皆知ってるんですよ。
何故かと言うと、香港は、食料と水は大陸に依存している。ですから、これ独立出来ないんです。出来ないのであれば、最高限度の自由が欲しい。自治が欲しい。
あのぉ、それでズッと闘ってきて、これに対してね、この半年から、今7ヶ月、8ヶ月目に入りますが、この香港の民衆運動がですね、あのぉ、結局、中国社会に於いても、底辺で香港を支持する人が増えて。
それも口では言えませんけども。あのぉ、そうすると習近平としては、寧ろ香港に介入するどころか、自分たちの足下が、この侭ほっといたら、ヤバイんじゃないのかと。
あのぉ…で、今迄、前回恐らくその三浦さんも言われたんだろうけれど、南モンゴル、ウィグル、チベットに対するこの血の弾圧ね。で、ウィグルに至っては、百万人以上の人を強制収容所に入れてるワケでしょ。
あのぉ、再労働キャンプなんて言ってるけど、何やってるのって。強制的に中国語教えてるじゃないですか。それから豚肉喰わしてるじゃないですか。
アメリカもその事に関して今迄やってきたのは、香港民主人権法、これ下院を通して、上院も圧倒的可決して、直ぐ、直ちにトランプ大統領署名しましたね。
次に今やってる事は、ウィグル民主人権法、これ下院を通過してますね。それから先々週ですよね、チベット民主人権法。アメリカ自由の為に、懸命に周りから攻めているんですよね。
松田:攻めてますねぇ、アメリカは。
宮崎:一方に於いてはあの貿易戦争をやっている。それからファーウェイを排除した様に、テクノロジーの覇権争奪戦をやっている。最後に今控えているのは、金融戦争ですけれどもね。
あのぉ、そういう動きがあるにも関わらずにですね、日本は何って。又、話戻りますけどね。なんで国賓で。この very bad timing でしょ。
で、もう1つ不思議に思いましたのはね、にも関わらず、アメリカで反対論が無いんですよ。
松田:ウーン、確かに。
宮崎:ネッ。日本はケシカランって反対論が無いんですよ。疑問も無いんですよ。という事はコレ、出来レースだなぁと。恐らく安倍首相とホワイトハウスとでもう、打ち合わせ済んでる事項だろうという風に思わざるを得ないですね。
エ~それで、今のチャイナチの。あのぉ、ナチズムというのは、我々が常識としているのはね、全体主義で、専制主義的で尚且つ人権を無視して、ユダヤ人を初め、多くの人々をヒョットして数百万人殺害したという意味で地獄の様なね悪い政権。
ですから、今の中国のやっている事と全く同じじゃないかと。だいたい、このチャイナチって私が付けたんじゃないんだよ。これねぇ、アレなんですよ。香港の人がつけた。
松田:香港の方か!ハァ~。なるほど。
宮崎:そいで旗にもあったモンですから。そいで私は写真を撮って、これで行こうと出版社に言ったら、「いいですねぇ」って。
只、やっぱり、チョッと日本の今のオーディエンスにとったら、距離がありますね。何の事だか、未だ、わからない。
松田:エー、あんまり中国のやってる事の実態を知らない人が多いんじゃないですかねぇ。
宮崎:マスコミが伝えませんもん。知りませんよね。薄々皆…今やってるのはホラ、Youtube,ブログ、チャット。つまり主流のメディアが殆ど伝えない影の部分を補っているメディアが伝えているので、知っている人は多いと。
しかし大半の日本人ってのは、別にねぇ、パチンコ行って、漫画読んで、スポーツ新聞読んで、ねぇ、後、国際政治に関して、何の興味も無いもんねぇ。
松田:エー、そうですねぇ。何故、このメディアが伝えようとしないんでしょうか、中国の実態をですねぇ。
宮崎:イヤ、これねぇ、アメリカも実はそうだったんですよ。
松田:あぁ、そうなんですか
宮崎:アメリカのメディアもご承知の様に、70%は民主党支持でね。あのぉ、これはねぇ、やっぱりアレなんですよ。伝えたくないんですよね。
只、アメリカが今、変わったのは、あの国はリベラルではあるんですけれど、つまり共産主義に対する理解もあるんだけど、その前提として、アメリカ人の軍事的世界的ヘゲモニーっていうのを脅かすと、従来のイデオロギーなんて、パッと取っ払ってね、いきなり敵になるワケでしょ。
まぁ、嘗ての日本がそうでした。ですから今、反中で凝り固まっちゃったら、今のアメリカのメディアの反中ぶりはですね、トランプより右ですよ。
松田:アッ、メディアの方が?
宮崎:メディアが右、議会も右だし。トランプは寧ろ中道なんだけど、日本はオカシイですね。トランプがオカシイって言ってる。チョッと待って。議会はもっとオカシイじゃない。アメリカのニューヨークタイムスもっとオカシイじゃない。という風に、未だならないですね。
松田:あぁ、日本はチョッとアレですねぇ。ホントの流れを読めてないというか。それであのぉ、中国が、習近平政権じゃあ大分危ないって状況なんですか?
宮崎:エエ、非常に危ないと思いますねぇ。と言いますのはね、今度のコロナウィルス。最初隠蔽やりましたね。で、隠蔽をやったら、悪い方に出ちゃって、口コミでダーッと拡がって、これを抑えきれなくなって。
それと世界中のメディアが…今迄、お金使って、圧力をかけてWHOにね、非常事態は出すな、出すなって言ったでしょ。
松田:事務局長が変でしたね。
宮崎:エチオピアの人。この人は本当に親中派の最たるもので。そいで1月30日になってやっと非常事態。そしてやっと2月3日に、又、中国寄りの発言してるんですよ。「渡航制限は行き過ぎである」って。
何のこっちゃって言う位、不思議な事がありますが、日本はねぇ、ホレ、国連信仰があるでしょ、今でも。
松田:有ります。
宮崎:だから、国連が言ってるんだから、この辺で良いんだと。アメリカやイギリスがやっている事は寧ろやり過ぎだと思っている人が未だ多いと。やっぱり国際情勢に疎いという国民性がこんな所にも出てきてるんじゃないでしょうかねぇ。
松田:なるほど。と言う事は情報統制がある中でも、香港の状況も、もう伝わってきているし、今回の事は中国は国民がオカシイっていう感じになっている
宮崎:それともう1つね。と言うより、これが恐らく決定的なんですがねぇ。中国のヒエラルキーのトップ習近平以下6人でトップ7、これが政治局常務委員会ですね。今、習近平の味方、一人も居ない
松田:一人も居ない⁈
宮崎:エエ。一人も居ないです。李克強首相、これ勿論強制弾圧反対。韓正って人居ますね。韓国の韓に正しい。エ~、それから趙楽際(チョウラクセイ)…これホントは党規律委員会って嘗ての王岐さんの役目をやっていて、腐敗を取り締まる人なんだけど、これも習近平から離れちゃってる。
今、習近平に辛うじてくっ付いてるのは、右腕の栗戦書(リツセンショ)なんですがね、この人派閥持ってない。それからスピーチライターの王滬寧(オウコネイ)っていいますけど、この人所詮スピーチライターだから、どっち転ぼうが、あんまり関係ない。
つまり、厳密にもっと言えば、あのぉ小林秀雄が言ってた様にね、政治家っていうのは、何人、お前の為に死ねる奴が居るかと。それによって政治家は決まるんだって言いましたがね、習近平の為に死ぬ奴居ないんだよね。
っていう事はね、最後迄これを守るヤツは居るのという風に、今権力機構のトップがガタガタしている。それがねぇ、もう末端に伝わっているワケでしょ。
だから末端何しているかって、こんな大騒ぎになってるのに、誰も真面目に取り組まない。皆、サボタージュやってるでしょ。
松田:ハァーそうですか。
宮崎:これ被害勿論拡がりますけど、何か上があって、やったら成績になって上に行けるとなったら、皆やりますよ。それから金になる。どっちにもならないなら、そんな事やってられるか。そんな事、一目散に逃げようと。
松田:李克強が武漢に入って…あのぉ、そのチームには衛生の専門家が誰も居なかったって話をチョッと聞いて。
宮崎:あれ、パフォーマンスで行ったんですよ。只ね、あれで、物凄く人気上げたんですよ、李克強は。あのね、中央電視台が放映したんですよ。CCTVが。そしてあれ、ヴューワーって言うんですか、四千万回。チョッと始まって以来じゃないんですか。李克強首相になってから。
で、今、大喝采ですよ。つまり代理なんですよ。李克強褒めてるんじゃないんですよ。実は習近平辞めろって言ってんですよ。世論はね。エ~ですから、この人は持つって、暫くは持つかもしれませんがね、夏の北載河(キタタイガ)で、ホント、もうお前辞めろって言われるんじゃないですかねぇ。
松田:今年の7月ですね。
宮崎:あのぉ、と言うのはね、今迄もズッとそうなんですが、例えばホラ、チェルノブイリは何時でしたか…1986年か1987年。それからグラスノスチがなって、ソ連がひっくり返る迄3年。今度もね、同じ位申告な事案なんですよ。
それが習近平には分かっているんですよ。あぁ、いよいよヤベエんじゃないかなってね。で、自分の能力無い、誰もついて来ない。恐らくねぇ、どうしたら良いか分からないんですよ。
松田:はぁ、それが今の習近平の状況。
宮崎:つまりね、普通の指導者なら、トランプなら、先ず軍隊出しますよね。それから救援物資。今、村々自分たちで…今閉鎖してるんだからね。トラックも入れない。
隣村でもし患者が出たら、もう、その村も封鎖しちゃう。あのぉ、何て言うのかなぁ。辛亥革命前夜みたいなモノですよ。
松田:なるほど。まぁ、封鎖だけして、じゃあどうするかと言う対策迄いかないという
宮崎:ですから、普通だったら、軍が入ってきて、緊急物資の輸送するとか。それから警備だって、軍がやるでしょう。それが今出来ない。軍権の最高のトップの権力持っている人がそういう発令さえ出来ない。
まぁ、と言うよりもね、軍事委員会が動かないだよね、もう。何故動かないかというのは、習近平が何か頭が狂ったのか、どうか。七大軍管区を先ず5つの戦区にしましたね。
それから4大総局と言って、総参謀部、総政治部、総後勤部、総装備部だ。これをバラバラにして、15の部局にしたんですよ。これで軍事の改編はなったって言ってたんですけど、無茶苦茶なんですよ。何やってイイか分からなくなる。
これは誰に権限があって、この軍管区が戦区になって、我々は何をするのか。そしてね、戦略ミサイル軍に膨大な経費を与え、それから宇宙航空軍、あっちの方に金を使って、それから大学のエンジニアをドンドンそこの軍に入れちゃって。これ給料高いんですよね。で、末端の兵士頭に来るよね。
松田:ヘェー、そういう事が起こっているんですねぇ。
宮崎:で…軍が、今迄も纏めきれなかったのに、この緊急事態に習近平の号令1つでじゃあ動くのって、軍事委員会が動かないのにね。相当ですから末期的症状が今の中国に出ているという事なんですよね。
松田:ハイ、加えての経済面ですよね。前々から中国の不良債権っていつかは行っちゃうよという話が。それでもなんか乗り切ってきたという感じがあるんですけれども。
宮崎:これねぇ、最低見積もってですよ、3750兆円。えー私は3年前から3700兆あるって言ってきたんですよ、不良債権ね。ところがですね、一昨年の8月にBIS国際決済銀行が3700兆円っていのを国際決済銀行ですからね。それ位が最低限度。で、中国のシンクタンクの中にはね、やっぱり6700兆位あるだろうってね、負債ね。ゴールドマンサックス系シンクタンクに至っては9900兆円
松田:殆ど1京ですね。
宮崎:まぁ、それ良いんですけど。年利3%で借りてるとして、利払いだけでね、私の計算で、年125兆円位利払いですよ。
松田;125兆円利払いだけで。
宮崎:日本の国家予算、確か102兆円ですよね。
松田:102.7兆円
宮崎:だから、どれ位の事かってお分かり頂けるんですけれども。この自転車操業やってても、今迄…自転車操業っていうのは、倒れなきゃ良いんだから。で、ペダル漕げば良いんでしょ。
で、右のペダルは対米貿易黒字…一昨年3750億ドル、左、海外からの直接投資…これ1300~1900兆円あった。これで誤魔化し、誤魔化しやってきたじゃないですか。
ところが遂にアメリカと貿易戦争始めた。対米黒字1千億ドル位に減るんじゃないですか。それから直接投資。今、やってる所は殆どありませんよね。となると倒れるから。
この1~2年何やってきたかというと、盛んに香港を使って、ドル建ての社債出してきたでしょ。これ短期7ヶ月とか10ヶ月だったから、こう廻ってきたんだけど、遂にドル建て社債ボンボンボンボン破裂してます。
それから株の新規上場をやってドルを掻き集めてきたんですけども、これもトランプがウォール街から中国の企業の上場を排斥せよと。
で、香港ね、あれだけ苛められた香港がですね、又、中国企業の上場をやるんですかねぇ。あのぉ、そういう問題がある。ですからいよいよ金融的にもガタガタになってきておりますよねぇ。
それで唯一の救いは、そんな事はないって、中国は3兆1千億ドルの外貨準備あるんだと。大丈夫だって言ってるでしょ。あれは無いんですから。
あれは見せ金として3兆1千の枠を見せて、この中でドルを借りて、ドル取引をやれるワケでね。これ崩せないんですよ。
で、実態は何かって言ったら、無いから。お金借りてるワケじゃない。日本の銀行も沢山貸してますよね。
そしてタチが悪いのは此処なんですよ。日本の企業はバブルに懲りてね、借金恐怖症になったでしょ。今日本の借金は誰かって孫正義一人で18兆円。他は皆お金持ってんの企業は。で、結局ね、内部留保460兆円位あるでしょ。
これ、皆投資してんですよ。おそらくその半分がアメリカのファンド。で、ファンドはやっぱりチャイナのジャンクファンド入れちゃってるから。
ですからこれ、サブプライム同様にですね、中国がドカーンと来たら、日本はかなり深刻な痛手がきますよ。
松田:正に今回の新型コロナで中国の経済活動がマヒ状態になってると、もっとその可能性が…かなり現実的になってきたという
宮崎:いや、もう現実に麻痺状態でしょ。サプライチェーンが壊れちゃってるし。アメリカの企業はアメリカに戻りつつありますしね。日本だけでしょ。未だ戻って来ないのは。呼べど叫べど、いや未だ中国が良いっていう…。
これ社命なんですか、それともねぇ、やっぱり中国に対する一コの病気、脅迫観念…強迫観念的贖罪意識がまだあるのか。だからここの所がやっぱり命取りになる可能性があると思いますね。
松田:そうですね。大手企業もまぁ、自動車の大手なんかも未だに中国の方にドンドン行ってますしねぇ。大丈夫なのかと思いますねぇ。こういう話をしていくとですね。
宮崎:要するに一昨年ね、2850万台中国車売れたんですよ。去年2400万台位売れましたよねぇ。で、EVでは世界の主流を走っているし。やっぱりトヨタはこれ引き上げられないでしょ。日産もホンダもね。
只、フォルクスワーゲンなんかは売れ行きがガタッと落ちて、お金が無くなって、で、ドイツ銀行に貸せって言ったら、ドイツ銀行今破産状態で。で、中国工商銀行から借りてるワケです。だからドイツの車っていうのは、チョッと先行き怪しい。
アメリカのテスラは、電気自動車で、広州に大工場をね、建てましたけど、あれ、丸々中国が補助金つけてやって、しかもあれ、売れた売れたってったら、皆補助金付けてるから売れますヨネ。
で、補助金やめるって言ったんですよ。そうするとトン。
なんでしょうね。
だからかなり深刻な未来が見えてますね。と言う事で、中国投資をおやりになってる方はチョッと…余程のね、事を考えておかれないと。
下手をしたら、満州の二の舞になる事の最悪のシナリオも。全否定は出来ないと思いますよ。
松田:なるほど。こうやってみてみると、何となく今迄、リーマンショックの後、金融緩和で問題を先延ばしして、ドンドン債務が膨らんで、どっかで破裂するっていう所の切欠が何処かって状態の中で、このコロナウィルスが起こっちゃった。起こってしまったと。
宮崎:エエエエエエ
松田:それで今迄に無かった様なショックが起こるという…今年はそういう年になるかもしれないと
宮崎:イヤ、そういう年なんです。あのぉ、1840年が○○でしたかねぇ。60年毎に…1900年が何でしたかねぇ…1840年が大飢饉…2020年が…まぁ、そんな巡り合わせになっているという説もありますよね。
1840年 阿片戦争始まる
1900年 北清事変(義和団の乱)
1960年 大飢饉(ダーチーチン)
松田:なるほど、なるほど…60年周期説ですね。それから言っても今年は。チョッと日本も心して当たって行かなければいけないっていう感じもしますですねぇ。国際情勢を我々も見て行かなければイケナイという事だと、ホントにそういう風に思います。
今日は色んな示唆に富むお話を頂きまして。これからも又、ここに出て頂ければと思います。宜しくお願い致します。
宮崎:ハイ、こちらこそ。勉強させてもらいました。