文月23日、ふみの日に。

書くひとと、読むひと、の間に、届けるひとがいる。


遠距離恋愛、遠距離(国際)結婚といえば、文通でした。

20年前ですから、LINEもMessengerもSkypeもなく、携帯電話ですら、会社の部長級クラス以上の高額な通信手段。
あちら側では仕事都合上の大型移動電話器を持っていたものの、こちらには家電話しかなく、毎月..想いが募るときは毎週のように手紙を書いていました。航空便で5日間プラス島へ送られるため1-2日、せつなくやるせない7日間を過ごし、そうしてようやく彼の手元に日本からの手紙が届き、深夜の安い時間帯に国際電話がかかってくるのを待つ日々であった。KDD・国際電話って時間帯によって通話料金違ったのよ、今の若い人には考えられないと思うけど。

実態に逢って声を聴いたり、手をつないだりが叶わぬ分、便箋、封筒、切手のすべてを含む手紙が本当に愛おしく、「早く届けて」とポストにお辞儀しお願いしたりしたこともあったなぁ。

去年K実家から「いい加減にこの古い箱を処分して。。」と渡され、開けてみると保管されていた手紙がどっさり。懐かしいやら、子供の手前恥ずかしいやら。しばらくは心ごとフラッシュバックし、2017年現在に戻れなかったわ。
郵便配達人さん、あなたたちが届けてくれたおかげで、いま私たちは此処にいます。本当にお世話になりました。感謝します。
photo：思い出のマレーシア記念切手をワークショップでバッヂに。
　
ところで、お年玉付年賀状の当選引換は7月末まで、と思っていたら7/17までだったらしい。

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