おくりびと

[おくりびと]を観てきた。
1年前に友人にすすめられて以来、何度かチャンスはあったのだが
タイミングが合わずに見逃していた作品である。
阿倍野区民ホール（５００名収容）ほぼ満席。
５０代以上の壮年カップルや熟年女性達が多かった。

　　　　　　　　　　　　　
山形の自然を背景に、子供用チェロを弾く主人公のシーンが好き！
死の穢れから放たれ自然と同化し癒されていくのがわかります。。
納棺までの儀式もまるで茶道の所作のように無駄なく美しかった。

なんといっても
死・お別れ　VS　生・食への欲望という対比が面白く、
劇中の「ふぐの白子」や「つるし柿」が無償に食べたくなった。
　うまいのである。困ったことに・・

生きるためには食べなきゃ！
”ご遺体”を食してでも生きていかなくちゃ！

そんな応援歌をメッセージとして受け取ったのであった。
ちゃんと、生きてこられて幸せやなぁ。（合掌）
1年間映画10本以上・・・ノルマを達成できずに2009年は暮れてしまいそう。

洋画では「スラムドッグ＄ミリオネア」（英）、「ムアラフ」（マレーシア）が良かった。
っていうか、それしかみてないんぢゃ・・・
　いや待て「レッド・クリフ」は観たぞ！超大作だけど名作ではなかったよな　（汗）
「チェンジリング」(米）　：アンジェリーナ・ジョリーってうまいんや、悔しいけど。