千羽鶴のちょっと気になったこと

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GPS衛星みちびき打ち上げ成功

2010-09-12 03:01:12 | クルマ
日本版GPS衛星、「みちびき」打ち上げ成功(読売新聞) - goo ニュース
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GPS衛星の打ち上げに成功したようです。
この衛星が正常動作するようになると、カーナビゲーションの自車位置精度が格段に上がるでしょう。
測位誤差が1メートル以内という驚異的なものらしい…。

しかし、気をつけなければならないのは確かに今回の衛星でGPS精度は向上しますが、
実際のナビゲーション画面での自車位置が正確になるとは一概に言えないということ。
実はナビゲーションはGPS信号・ジャイロセンサー情報・加速度センサー情報そして車速センサー情報など
いろんな情報をナビゲーション本体内で処理した後に画面に自車位置を表示するのです。
この情報処理から画面表示に時間がかかれば、自車位置は当然ずれることになるわね。
通常処理中でもクルマは進んでいるわけだから、画面の自車位置よりも実際は数メートル先を走ってる、
言い換えれば遅走り状態になるわけ。
画面上では交差点まで20メートルと表示されてるけど、実際は15メートルだったりするのよ。
通常はあまり気にしなくて良いけど、交差点が連続しているような場合は、
右折レーンに入るタイミングを間違う可能性もある。

高級なナビゲーションはその辺のところを独自に補正してるのですよ。
しかしいわゆるPND(簡易ナビゲーション)はお値段が安いこともあり補正機能がない場合が多い。

でも今回のGPS衛星からの信号をキャッチできるようになるとGPS信号だけで十分と言えるようになるでしょう。
他の情報を処理しなくて済むから上記のような遅走りになることもなくなるかも…。
まぁ実際には画面に表示するためのタイムラグがあるからどうしても多少の遅走り現象は出るでしょう。
それにGPS信号が届かないような場所、例えばトンネル内や高架下などでは他のユニットからの情報が必要。

でもねぇ…やっぱりGPS信号の精度が向上するのは大きいと思う。
これにより長時間直線走行をしても自車位置がずれることは回避できるでしょう。
ナビゲーションの弱点は交差点よりも長い直線走行らしいのよ。
徐々に遅走り現象が出てくる。

ナビゲーションだけなら10万円も出す必要がなくなるわね。
オーディオとセットになってる場合は値崩れすることはないでしょうけど、
ポータブルタイプは値動きが出てくるかもしれません。

但し、衛星1個でカバーできるのは8時間らしいのです。
24時間カバーする場合は3個の衛星が必要ということなので、あと2回打ち上げなければならない。
う~ん…早く打ち上げて欲しいわぁ。
コメント
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