チントコタ日記

飼い猫コタロウとおくる、ほぼ山ナシ谷ナシの日々。

憧れちゃう。

2007年12月10日 17時04分47秒 | Weblog
ある散歩コースの途中にお気に入りの家があります。平屋で瓦屋根の一軒家です。壁は白く、他に感じる色は焦げ茶色くらいだったと思います。あとは植物の緑。いかにも年期を感じさせる古い家なのですが、住人が丁寧に住んでいるのが伝わってくるような家です。玄関先はいつも綺麗に掃除され植物も程良く手入れされているという感じ。
『きちんと生活をしている老夫婦二人が住んでいるイメージだなぁ・・・』と想像していたところ、ある日その家の周りの雑草を抜いている老夫婦を見かけました。当たりです。思わず『私お宅の家好きなんです。綺麗に住まわれていますね』なんて声をかけようと思ったのですが、不審者なのではと要らぬ心配をかけてしまっては気の毒なので止めました。
ある日その家の前を通った時、玄関の軒先の大きな蜘蛛の巣に気づきました。なんとも立派な蜘蛛の巣。真ん中にはドッカンと主が鎮座しています。しばらく見とれました。きっと健康な蜘蛛が健康な糸をはきながらしっかり作ったんだろうなぁ。綺麗だなぁ。しみじみ~~~。
と、そこで気づきました。この蜘蛛の巣は意図的に残されているんだと。
いつも綺麗に掃除されているのに、要らぬ物と思う蜘蛛の巣を採ってしまわない訳がない。あの老夫婦も蜘蛛の巣を美しいと感じ、あえて採らずにいたのだと思います。
なんとモダンでなんと自由なんでしょう。こんな感覚を私もずっと持ち続けていたいです。
ところで、散歩をしていて猫を見かけるときは必ず複数匹です。猫が外に出たくなる条件ってあるのかなぁ?コタロウの場合は寒いとき意外はいつも出たがるので参考にならない。