本日は晴天なり

誰しも人生「毎日が晴天なり」とは行かないものです。「本日は晴天なり。明日はわからないけどね」という気持ちを込めました。

魔法の言葉

2006年06月12日 11時40分13秒 | 心についてのあれこれ
先日の「魔法の言葉」について、やっぱり書いてみようかな。
ネタ本は、五日市剛という人の講演録の小冊子で、2004年に発売されて、陰ながらもずい分多くの人に読まれているそうで、50万部を突破したとか。残念ながら通常の書店には置いていないようです。

かいつまんで説明すると、その五日市さんという人は学生時代、25歳くらいのときに中東問題に興味を持って、湾岸戦争があった年の冬にイスラエルに旅行をしたんだそうです。そのとき、宿に困った五日市さんは、道でおばあさんに声をかけられました。そのおばあさんは親切な人で、自分の家に泊めてくれたのだそうです。そして彼に食事を振舞ったり親切にしてくれ、色々な話をしてくれました。その後、おばあさんは箱を二つ彼にくれ、彼の次の誕生日に一つの箱を、その次の誕生日にもう一つの箱を開けるように約束してくれ、と言ったそうです。(まるでおとぎばなしのようですね。)

その箱のその後についての話は、ここでは詳しく述べませんが、非常に不思議なことが彼の身に起こります。そして、彼はおばあさんが話してくれたことを思い出します。「私たちの人生は最初からほとんど決まっていたのよ」、「わたしはユダヤ教徒だけれど、生まれ変わりや過去世、来世を信じている」。彼はそういった話にはあまり関心がないので、適当に相槌を打っていたらしいのですが。さらに、おばあさんは、「ツイている、ツイていない」というツキもあるのだ、と言います。「そりゃあるだろうね。」と言う彼に、そのツキは簡単に手に入るものだ、と続けます。どうしたら手に入るのか、と聞くと、「ありがとう。」と「感謝します。」という二つの魔法の言葉を唱えていれば、誰でもツキっ放しになるのだ、とおばあさん。そして、その言葉はどんなときにも自由に使っていいけれど、特に嫌なことがあったときにも「ありがとう」と言うといいのだ。あなたの親が亡くなったときも、歯を食いしばって「ありがとう」と言いなさい、どうしてかと言うと、イヤなことが起こるとイヤなことを考える。そうするとまたイヤなことが起こる。それはこの世の法則である。だけどそこで「ありがとう」と言うと、不幸の鎖が断ち切れるのだ。そしてそれだけじゃなくて逆に良いことが起こるのだ、と教えてくれたのだ、と言うのです。

その後、五日市さんは「ありがとう」「感謝します」の言葉をよく唱えるようになり、彼の人生はツイてくるようになったのだそうです。

また、彼は33歳のときに、びっくりするようないい待遇で転職して、ある会社の研究部門の課長になったそうなのですが、そのとき部下になった年上の社員で、何をやってもうまく行かなくて、周りから煙たがられてる人がいたそうです。ただ、人間的にはとてもいい人だったので五日市さんはその人のことが好きだったのだそうです。その人に、五日市さんは、毎朝と夕方、「ツイている?」と聞くから「ツイています」と答えてくれ、と頼んだそうです。初めは上司の命令だから、仕方なくやっていたその人も、毎日言っているうちに、だんだん楽しく「ツイてますよ~」と言えるようになった。するとその人の身の回りに起きる出来事がどんどん変わっていったと言います。彼の開発していたもので素晴らしいデータが出るようになったそうなのです。その後その人は俄然やる気も出て、部下も持つようになったそうです。

まるでおとぎ話のような話ですね。あなたは信じないでしょうか。
私はまだ、この「ありがとう」「感謝します」「ツイている」を始めたばかりですから、これが本当ですとも、嘘です、とも言えません。でも、私の経験から一つ言えるとすれば、不幸が連鎖する、というのは本当だと思います。よく、悪いときには悪いことが重なると言いますが、私は正に体験者であります。次の不幸というのは、「私は不幸だ」とか「運が悪い」と思っているとやってくるのです。もしかしたらみなさんも、経験があるのではないでしょうか。でももし、その不幸の連鎖を断ち切ることができるのであれば、「ありがとう」「感謝します」「ツイている」はなんてたやすい言葉だろう!と思うのであります。

信じても損になるような話ではないですから、私と一緒に「ありがとう」「感謝します」「ツイている」を試してみませんか。

この五日市剛さんという人は、昭和39年生まれ、マサチューセッツ大学に留学経験のある工学博士。現在企業経営の傍ら、数社の研究顧問を務めているとのことです。