7月30日(日)知花子ども会では第4回地域子供教室を東南植物楽園で開催し27名が参加した。今回のテーマは「カブトムシ、クワガタの飼育」で、比嘉学芸員から資料に基づき解説が行われた。子供たちからの素朴な質問等に答えながら和やかな雰囲気のもと行われた。
その後、昆虫館でいろんなカブトシムシやクワガタムシを見物し、実際に手に触れながら世界から集まったカブトムシやクワガタムシについて勉強会を行った。
ポイント
①カブトムシは部屋の涼しい所で飼い、虫かごはオスス、メス別々に飼う。
②虫かごにはおが屑や腐葉土、朽ち木を2、3本入れる。
③お店で買う場合は体に毛が多く生えている(若い)ものから選んで買う。
④山でクワガタを捕まえる一番の方法はミカンのネットやストッキングにパイン、 バナナを入れ、泡盛を混ぜ発酵させて、好みの木にかける。
⑤クワガタは夜行性のため、日没後、夜明けにえさを設置し捕獲する。
▲カブトムシの飼育方法を説明する比嘉学芸員
▲昆虫館風景
▲昆虫館で子供より大人が真剣に聞き入る風景
カブトムシの飼い方
成虫
1.飼育ケース:1雄1雌であれば横が30cmくらいの大きさで十分です。ふたはしっ かりしているのがよく、ゆるいと持ち上げて逃げます。
2.腐葉土:ケースに入れる腐葉土は完熟したのが良い。おがくずを入れる場合に は防腐剤の入っていることがあるので注意する。ひどいとカブトムシが死んで しまう。
3.朽ち木:成虫がしがみつく大きさであればよい。腐葉土だけだと、落ち着きが なく歩き回り、足がおれてしまうときもある。朽ち木をくり抜いて昆虫ゼリー を容器ごと入れても良い。
4.飼育ケースの置き場:暑い時期に羽化するカブトムシは涼しい場所が好き。
直射日光の入る部屋の窓ベは、ケースの中が異常に暑くなるので注意する。
5.腐葉土の湿気:蒸れると弱い割に腐葉土は湿っている方がよい。霧吹きで湿ら せておく。
えさ
1. 昆虫ゼリー:市販されている昆虫ゼリーは様々な種類がある。カブトムシ、ク ワガタムシ用に分けられているときもある。虫の大きさでゼリーの大さが決まっ ている。
2. 果物:バナナ、パイナップルは良いえさ。放置し過ぎるとショウジョウバエが でてくる。
幼虫
雄と雌とを一緒に飼育していると交尾し、雌は腐葉土に潜り込んで産卵する。
産卵した1〜2ヶ月後には飼育ケースの中に小さな幼虫がいるので、分けて飼育する。同じ容器に入れておくと共食いしてしまう。
飼育容器:水槽、衣装ケースなどがよい。
飼育の腐葉土:園芸品店で販売されている腐葉土を使う。なるべく完熟しているのがよく枯葉の多いのはさける。幼虫は大きくなるとよく食べるので、腐葉土は半分ずつ交換する。
幼虫が大きくなり蛹になる前に、蛹の部屋作りのために容器の下に土を強いておくと良い。
クワガタムシの飼い方
成虫
1. 飼育ケース:1雄1雌であれば横が20cmくらいの大きさで十分。ふたはしっかり しているのがよく、ゆるいと持ち上げて逃げる。特にヒラタクワガタは力が強 いので油断しないようにする。
2.腐葉土:ケースに入れる腐葉土は完熟したのが良い。おがくずを入れる場合には 防腐剤の入っていることがあるので注意する。隠れる枯葉や枯れ木などでもよ い。
3.朽ち木:成虫がしがみつく大きさであればよい。腐葉土だけだと、落ち着きがな く歩き回り、足がおれてしまうときもある。ヒラタクワガタを長生きさせるため には足を折らないことで、足がおれると長生きしないことが多い。朽ち木をくり 抜いて昆虫ゼリーを容器ごと入れても良い。
4.飼育ケースの置き場:暑い時期に羽化するクワガタムシは涼しい場所が好き。直 射日光の入る部屋の窓ベは、ケースの中が異常に暑くなるので注意する。
5.腐葉土の湿気:蒸れると弱い割に腐葉土は湿っている方がよい。霧吹きで湿らせ ておく。
えさ
1. 昆虫ゼリー:市販されている昆虫ゼリーは様々な種類がある。カブトムシ、ク ワガタムシ用に分けられているときもある。虫の大きさでゼリーの大さが決まっ ている。
2. 果物:バナナ、パイナップルは良いえさ。放置し過ぎるとショウジョウバエが でてくる。