11月23日、知花ときわ会(会長/浦崎清子)恒例の「演芸の集い」が知花公民館ホールで開催された。今回で第40回の開催となり、昭和48年(1973年)に第1回開催後、その間、公民館改修工事で1回のみが開催できなかったとの事。数か月前から練習を行い一人で数回演舞する方もおりハードスケジュールを見事成し遂げる様子に観客からは大きな拍手が送られた。
さて、同集いは地元の古典音楽同行会の皆さん14名による幕開けに始まり、14演舞が行われた。今回の特色は同会若手委員の知花朝盛さんが数か月前から和太鼓の指導を行い会員8名による「遊び庭」を演舞、長老方による「八重山帰り」の寸劇では大きな笑いが、フィナーレの「四ない三とる」はカチャーシーとは違った雰囲気を醸し出したのが特に印象に残った。和太鼓については市老人クラブ連合会「演芸の集い」にも参加を予定しており、更に練習を重ね披露される予定。
この演芸の集いは知花で戦前から戦後間もない頃まで開催されていた「村芝居」の様相を呈するものとなっている。今回は、当時の「村芝居」のプログラムを紹介し演目、演舞者などからも知花が昔から芸能が盛んであったことが伺える。
▲古典音楽同好会の皆さんよる幕開け
1947年(昭和22年)当時の「村芝居」プログラム
▲初披露となった和太鼓演舞「遊び庭」
▲長老メンバーよる寸劇「八重山帰り」
▲フィナーレ演舞となった「四ない三とる」
▲区民を始め他地域からも応援に駆け付けて賑わった会場風景