それは意味があるのか？

新型コロナが流行るずっと前の話。
大学病院の入り口に、消毒液が設置されている。
なんとなく人間観察していたら、消毒液のポンプを肘で押す人の多さに驚いた。
半袖の人、長袖の人が混在しているような季節だったが、肘でポンプを押すことに意味はあるのか？
すぐに消毒するのに、「誰が触ったか分からない」という理由で掌を使わないということが分からない。

大学病院という特殊な場所なので、多少神経質になるのは分かるが、肘まで消毒するわけじゃないから、却って危険な気がするのだが…。

掌で押したら、もしかしたらその時点で何らかの雑菌が付くかもしれない。
だけど、すぐに消毒液をまんべんなく両方の掌にすり込むのだから、仮に雑菌が付いたとしてもすぐに消滅するだろうに…。

肘だと、いつまでも殺菌されないままあちこち動き回ることになるよね。
何秒もおかずに消毒するのに、変なところで潔癖な人って増えたなぁ…。

院内での消毒に関しては、掌を突っ込めば消毒液が出てくる機械が設置されている科もある。
出入り口は雨のときとか大変だろうし、電源の問題もあるだろうから機械化するのは厳しいだろうな。

私はアルコール消毒が出来ないので、手洗いをしっかりしている。
どうしてもアルコール消毒しなければならない場面では、「何も起きませんように」と祈るしかないのが辛いところ。
もう少しアルコールが使えない人間に対して、寛容な社会になるといいんだけどな。