先日のこと。
7時過ぎにゴミを出しに行ったら、子どもがふたりで自分の家の車を棒でガンガン叩いているのに出くわした。
何してるんだ？と思いながらゴミを出して彼らの家の方に近づいて見た。
そうしたら今度は、上の子が車に乗っかろうとしているではないか！
「危ないよ！」
と声を掛けると、すぐに下りた。素直でよろしい。
「おはよう」と互いに挨拶すると、また棒でガンガン叩き出した。
「車壊れるよ！」と声を掛けるとまたすぐにやめた。うん、素直だ。
「あのね、ボールがね、車の上に乗ったの」
と下の子が説明してくれたので、車の屋根を見ると、たしかに何かが乗っている。
乗っているというより、隙間に挟まっている？
ああ、叩いているのじゃなくて、ボールを落とそうとしていたのね。
それは分かったけど…。
お父さんかお母さんを呼ぶように伝えると、下の子は急いで玄関の方に走っていった。
いやー、門が開いていたら私が下の子を抱き上げて取らせても良かったんだけどね。
門が閉まっているのに子どもに開けて貰うわけにはいかないでしょう。
いくらお隣とはいえ。
お父さんが玄関から顔を出したらまたガンガン棒で叩き出したので、お父さん慌てて飛び出してきた。
「傷になるからやめろ～！」
…「傷」で良かったんですか。私、「壊れる」と脅しちゃいました…。
その後は、親子間で何か「～しなさい！」「イヤだ！」の応酬があっていたが、私は挨拶してその場を離れた。
あ、ボールはお父さんがひょいと取ってくれた。やっぱりお父さんは背が高いからすぐに取れるね！
一連の中で一番ビビったのは、車に乗ろうとしていた子。
ボールの位置を確認したかったのか、はたまた屋根に上ってボールを取ろうとしたのか。
どちらにしても落ちたら洒落にならない。
見ていた私も後悔するだろうから声を掛けた。
リアウインドウの上にボールがあったのに対して、子どもが乗ろうとしていなのはフロントガラスの方。
怖い物知らずは本当に怖いよ…。ま、大事に至らなくて良かった。
