むしむし

ちっぽけな虫のような私。でもしぶとく生きてま~す♪

知床 ~山菜は雪の下~ その4

2013-05-17 11:30:05 | 

積雪が多く思うように動けないのに美味しい物をたっぷりだからでしょうか、
ぐっすり寝て2時に目覚めてしまった最終日、3時半ころに着替えてお散歩に。
知床の朝は早いです。4時にはすっかり明るくなっていましたが、
人の気配がなく、何と!エゾシカがあちこち我が物顔で闊歩



4時半ころに数台の車が港に到着、港は徐々に活気が
同時に小鳥たちがさえずり出し、すぐ近くからドラミングの音も!
見上げると高い木の上のアカゲラでした
鳥たちを観察していたら冷え切ってしまい、戻って温泉に



宿を出て自然センターの裏を歩いた時もアカゲラのドラミングを目撃





話題のメエメエベーカリーの前を通り、天に昇る道を通って女満別湖畔へ





湖畔の水芭蕉群生地を歩いて、風の中を見回すと



いつもの場所にアオサギがいて、カモがいて、トンビが飛んで…
あれは何?小さな目でこっちをじっと見ています。
真っ黒なカワウソです!
水に潜って魚をくわえて戻り、少しずつ食べていたと思ったら
ハシブトカラスが飛んできて魚を横取り!
あらぁと思っていたら、トンビが襲いかかって危機一髪
次に魚をくわえて上がるとあちこち回り道をして土管に入っていきました。



土管にはこげ茶色のもう一匹。
親らしい黒い方がまた出ていくと、大きな声で呼んでいました!
土管と小川と湖と、巣はいろいろとつながっているみたいでした。

アカゲラにしてもカワウソにしてもアップにするには遠い!
望遠レンズが絶対に欲しいって思いました。

目の前で繰り広げられるドラマに見入ってすっかり冷え切って
女満別温泉でじっくり温まり天使のパン屋さんに寄って空港まで送ってもらいました



私の頭の中は帰ってからの予定、夫の頭の中は凍結の峠越えでいっぱいなのでした。
                           
                          おしまい

知床 ~山菜は雪の下~ その3

2013-05-12 07:00:18 | 

ウトロで2泊した民宿「たんぽぽ」はとても居心地が良かったです。
初めて家族で知床を訪れた27年前に会ったりんごちゃんの民宿です。
窓の外には屋根から落ちた雪がこんなところまで!



寒いけれど知床五湖へ行き、高架木道を歩きました。高架木道、初体験です。
五湖をめぐる地上遊歩道は植生保護期ですが、積雪のため閉鎖でした。
(申請書を記入して料金を支払い、レクチャーを受ければ自由に散策できる期間)



車を降りてビックリ!レストハウスが雪の山で見えないほどです。
高架木道では活躍中の手押しの除雪機とすれ違いました。
木道は一湖で終点。オホーツク側はすっかり雲が取れたのに知床連山は雲の中。
オシドリ達を観察し、かつて酪農を営んでいた頃に思いを馳せ、のんびり~
そして木道を3分の2くらい戻って来たころ、連山の稜線が見えてきたんです。
そのまま戻る夫と別れ、また一湖までお散歩です。
知床の象徴的な風景、いつまでも見ていたいと思うのでありました



5/10からはヒグマ活動期となり、地上遊歩道はガイドと一緒でないと歩けません。
今年はまだ雪が多くてスノーシューでの散策なんだろうと思います。
知床五湖をどう見せるか?何度も話し合いを重ね、今の方法になったそうですよ。



駐車場を出ると待っている車が長~い列を作っていました。
昼食はウトロの一休屋。Sさんの奥さんと思い出話。
同じ民宿に宿泊しているHさんと一緒に食事をしながら情報交換。

青空が広がったのでウナベツ岳の写真を撮ってから斜里窯へ



斜里窯併設のこひきやで美味しいコーヒーをいただき、欲しかった器をゲット!



敷地内を散策していたら窯主のNさんが帰って来て、思い出話などなど…。
そして、友人宅へ。住民がいないので除雪されておらず車を置いて歩いて見て来ました。



一緒に過ごした楽しい時間がよみがえってきて心がほかほかと暖かくなりました

                                  つづく

知床 ~山菜は雪の下~ その2

2013-05-10 06:37:58 | 

宿泊した国民休暇村管理センターのウナベツ温泉は
アルカリ度が高くてつるつるになります。
早起きして   朝ごはんの後にも
そして、管理センターのKさんと思い出話。

2日目は降り続く雪の中、Sさんに会いに「レストハウス知布泊」へ行きました。
友人宅でひとりで留守番中に、美味しい物を届けていただいたこと数回!
イワツバメのヒナを拾って育てた話や、なつかしいたくさんの人の話も出て、
おいしいコーヒーをいただきながら、Sさんとの話は尽きませんでした。



ウトロへ行って、漁業婦人部食堂でお昼ごはん



港には観光船、クルーザー、ボートなどが荒天のため停泊していました。
カモメやイワツバメを見ているとあっという間に時間が過ぎます。
(写真は大声で鳴くオオセグロカモメとハクセキレイです)



宿にチェックインして丘の上を歩きましたが、さびれていて驚きました。
世界自然遺産に登録され、その後変わってしまったようですが、
夕日台からの眺めは、昔とあまり変わらないように感じました。
    
                            つづく

知床 ~山菜は雪の下~

2013-05-09 06:48:24 | 

昨年のGWは、暖かな知床で友人と山菜採りを楽しみました。
早く逝ってしまった友人を偲びに、再びGWを知床で過ごそうと計画。
ところが!今年の知床は全く違っていたんです。
流氷が帰って来るのでは?って思うくらいの寒さでした。
羽田空港でいつもの空弁、機内で昼食です。



中標津空港に降り、すでに道内入りしていた夫と知床に向かいました。
天気予報で寒いんだって分かっていたけれど、寒い!
東北を旅して5/1に道内入りした夫、4/23出発時点でこの雪は予想できず、
ノーマルタイヤでドキドキの走行だったのであります。



フェリーで苫小牧に着いてから中標津空港に迎えに来るまで
どんなに大変だったかを聞きながら知床半島へ
いつも毎日お風呂に通うウナベツ温泉ですが、今年は宿泊です



                             つづく