むしむし

ちっぽけな虫のような私。でもしぶとく生きてま~す♪

北へ  ⑤美瑛 青い池

2014-08-25 22:51:09 | 
美瑛の道の駅で情報収集、青い池に行ってみることに
曇天でしたが、最初に見た時に「わぁ~」と声が出ました。



道の駅で案内のボランティアのおじさまに強く勧めてもらって良かったです。
セットで見て欲しいと案内された白ひげの滝、ここでなぜ青いかを考えてと言われました。



十勝岳に降った雨水や雪解け水が地下水となり、岩の間から滝となって落ちています。
ブルーリバー橋と名付けられた橋の上から、知床の乙女の涙(フレペの滝)と同じだと思いました。
青い色の秘密は、帰ってからググった結果ですが、硫黄沢川(美瑛川支流)は硫黄分が多く、
アルミニウム成分を多く含む美瑛川と合流、乳白色の水酸化アルミニウムの微粒子が発生し、
これが波長の長い青い色の光だけを透過するので青く見えるという事です。

2泊した湯駒荘は敷地内に5つの大きな源泉を持ち、小さな源泉もあって浴槽が11も。
湯温も泉質もさまざまな浴槽の湯は、湧きだしたままでとても楽しめました。
ソチで銀メダル(パラレル大回転)の竹内選手の実家で、フロントにメダルが飾られていました。

                                  つづく








北へ  ④美瑛の丘へ

2014-08-24 15:27:14 | 
次の日8月4日、ビジターセンターに情報収集に行きました。
歩こうとしていた湿原は、今、ものすごい数の蚊に襲われるって!
という事で登山道を少し歩くことに。入口はロープウエイの脇です。



トンボがとっても多い!シオカラみたいなのと赤とんぼ系とヤンマ系。
ヤンマ系はすごい速さで、後ろからブーンと音だけ残して飛び去ります。

右下はフキの葉から顔を出したツバメオモトの実。


夏の終わりの花たち。紫のタチギボウシ、黄色はミヤマアキノキリンソウ。


左上ノコンギク、真ん中右はヤマハハコ、左下マツムシソウ。


赤とんぼが小さく見える。このフキの葉っぱ一枚でたくさんの幼虫たちが育つ?
真ん中右タイセツトリカブト、白も咲いていました。(写真失敗)


さてお昼!ランチは美瑛のランドカフェへ。7年前に仲間といった思い出が~!
大きな黒い犬はもういなくて、子どもたちも学生となり家を離れていました。
るるぶなどの雑誌を片手に入ってくる人が多いようでした。


美味しいランチの後は、フットパスをお散歩。(暑かった!)
登りきったら、風が気持ち良い~。反対側に下りると川が流れているみたい。
天気最悪っていう予想が外れて汗をかいて、次は違う季節に歩きたいです。




                                つづく



北へ  ③旭岳温泉

2014-08-22 23:46:44 | 
苫小牧港を目指すフェリーの中、早く寝たら早く目が覚めてしまいました。
海峡を渡る一番揺れる場所?って思うくらいアップダウンしているような、
というわけで、朝食もパスして着岸までひたすら我慢。
8/3(日)朝、着岸後は予定を繰り上げて高速で一気に北上し旭岳温泉へ

チェックイン後にロープウェイで姿見駅へ上がり、ゆっくり歩きました。
最初の出会いはチングルマの綿毛、夏から秋へと季節が動いています。



天気が下り坂で予定を前倒し。たくさんの花たちに会うことができました。
今が盛りと咲いていたのは、黄色のミヤマアキノキリンソウ。


左上は鏡池、紫の花はエゾリンドウ。


イワブクロはとってもきれいでした。右下は姿見の池です。


ミヤマリンドウの青がとてもきれいで、まだまだ蕾もたくさん。
そして何とコマクサに会うことができました。白のコマクサも!


ワタスゲです。トンボはミヤマアカネかしら?


神々の遊ぶ庭と言われる雄大な自然のほんの入り口、姿見散策コース。
通常1時間のコースを2時間半くらい、ゆっくり満喫しました。

旭岳温泉湯駒荘、源泉が5種類という温泉が自慢の宿です。
静かな露天風呂でのんびり、見上げるとちょうど真上が白鳥座。
曇りなので、横浜より少し多いくらいの星空でちょっと残念でした。
逝ってしまった彼らのことを思いながら夜が更けていきました。

                               つづく







北へ  ②仙台からフェリー

2014-08-16 10:05:08 | 
仙台フェリーターミナルでチェックイン後、気になっていた場所へ
フェリーターミナルへの道沿いの木に、ものすごい数の鳥たちがいたのです。

早速車を止めて、草むらをゆっくり近づいて行きます。

どうやら2種類の鳥がいるようです。シロサギともう1種類はなんでしょうか?

木の上に、所狭しと巣が作られて、親鳥が大きくなった幼鳥にエサを運んでいました。




親が帰ってきた後、幼鳥が顔を上げます。もうほとんど同じくらいの大きさです。



車とともに乗船の夫を残し、早めに乗船して展望大浴場で汗を流しました。
自衛隊が乗船していたので、男湯は大混雑でちょっとかわいそうでした。
『亘理いちごっこ』の枝豆とお弁当を食べて眠りにつきました。
                        
つづく

北へ  ①いちごっこマルシェに参加しちゃった!

2014-08-15 15:52:42 | 
今年の夏休み8月3日から旭岳温泉でのんびりする予定を立てていたのですが、
出発の6週間前に「いちごっこマルシェ8月2日開催」を知りました。
『亘理いちごっこ』との出会いは、3年前の夏でした。

震災の年の夏休みに、夫と二人で仙台・岩沼・亘理に行きました。
阪神淡路の時、現地に行かずにできることを探しました。
今回は子どもも育ち、体力的には不安があるけれど現地で何かしたい、
そんなわがままに、夫を付きあわせて実行したのでした。
亘理では、4日間活動しました。
地元ボランティアの方に誘われて、ランチをいただいていたのが「いちごっこ」
今では『NPO法人亘理いちごっこ』となって被災地の人たちを支えています。

連泊予約の旭岳温泉の宿を2泊に減らして、往復フェリーに変更。
8月2日朝3時半起床し、宮城県亘理に向かって出発


3年前の震災ボラの記憶がよみがえってきました。あの時も車の中から朝日を見たなぁ~
東北道はとても痛んでいて、大型ダンプや物資をたくさん積んだ乗用車が多く、
私たちのエクストレイルも、仙台のセンターへの紙コップ6000個を積んでいたのでした。
今回は大会や合宿への大型バスが目立ち、うちの車もエコなアクアに変わっています。

新しくなったいちごっこの場所を、3年前亘理の文化を学んだ資料館で尋ねました。
たどり着くと、東北道で一緒だった宇都宮ナンバーの大型バスが止まっていました。
このバスに乗っていた宇都宮大学の学生たちのおかげで、マルシェが楽しくなりました!
ギラギラの太陽の威力がものすごくて、夫の顔はマルシェ終了時には真っ黒に(笑)
私は絶品中玉トマトをかじりつつ、ギラギラの中でバルーンをひねりました

今回出会ったSさんが、そっと隣に来て当時の話をしてくださいました。
Sさんは、マルシェに絶品中玉トマトなどの野菜を出品していらっしゃいました。
海に比較的近いところだったそうです。津波の事、あまり考えていなかったって。
実際の波を見て、それであわてて孫たちと2階に上がったんだよって。
Sさんはいちご農家をされていましたが、今は野菜を作られています。
年齢などの条件が合わず、再建への融資が受けられなかったそうです。
500メートル以上も続くいちごハウスが壊れていく様子を、お孫さんと見ていたって。
食べていくために畑を始めたけれど、年収は10分の1になってしまったって。
震災の年から続いている各地のボランティアさんとのつながりなど、
ぽつりぽつりと、いろいろな話を聞かせていただきました。

宇都宮大学の学生たち、学年は様々ですが、地域福祉の授業の一環という事でした。
せっかくの出会い、自分の仕事の話や思いも聞いていただいちゃいました。
社会教育って、地域の活動って、食いついてきてくれて楽しかったぁ
あの廣瀬先生のゼミの学生も、二人参加していましたよ。
そしてKさんのアロマのワークショップも興味深く、クリームも作成

最後に、みんなでビワの木を植樹して終了~
フェリーで食べるいちごっこ弁当を買って、仙台港に向けて出発
いつかまた会える日まで、どうぞお元気で
(実は帰りにも寄りました~)

                             つづく

「生きる」ということ

2014-08-11 01:03:02 | 暮らし
2週間前、大好きな青年ユニが旅立ちました。

大空に真っ白い雲が見えた時、
猫の鳴き声が聞こえた時、
遠くの山がいつもよりくっきり見えた時、
風がフワッと流れた時、
トンボと目が合った時、

ふとした時にユニを感じて涙があふれてきます。
日増しに頻度がアップしているのはなぜでしょう。

ユニは年齢が私と長女の真ん中で、おやこ劇場で出会いました。
明確にこんなところと言えないけれど、とても魅力的な青年という感じで、
娘がおやこ劇場で青年として活動する中で、私もユニに惹かれていきました。
数年後、娘の挙式の時におやこ劇場の仲間たちの中で一番オシャレな生ユニと久々に再会。
そのころから主にメールでのやりときが始まりました。
3年半前に「一生学ぶ姿勢は大切にしたい。そして一生成長し続けるのですね。」の
メッセージとともに facebook への招待状が届きました。

日々のニュースや地域の課題、社会問題などをまっすぐな目で見て考えて書いていたユニに、
本当にたくさんの刺激や勇気をもらってきました。
人が好きで、自由で、素直で、こどものままみたいで・・・、
そして最後まで全力で生き抜いたユニ。
ユニを思うと涙があふれます。そして勇気が湧いてきます。

今夜は今年最大の月(スーパームーン)だそうです。
「ユニの遺志を引き継いで生きていくって決めたんだ。」
スーパームーンを見上げながらつぶやいています。