むしむし

ちっぽけな虫のような私。でもしぶとく生きてま~す♪

秋色の箱根  その3

2016-11-27 23:39:35 | 自然

時折り小雨の降る中「若冲と蕪村 -江戸時代の画家たち-」を観に行きました。
会場の岡田美術館は入館料2,800円とお高いですが、とても見応えがありました。

伊藤若冲が京都に生まれたのが1716年(享保元年)で与謝野蕪村も同じ年です。
ちなみに尾形光琳はこの年に亡くなっているそうです。

目玉は2枚組の若冲作「孔雀鳳凰図」で国の重要美術品に認定されています。
にもかかわらず、83年間所在不明だったそうです。
戦後の税制改正で美術的価値が認められるモノには相続税がかかるようになり、
収集家が名前が公に出ることを嫌い、貴重な作品は世に出る機会が減っているとか。

今回初めて、じっくり何度も、穴が開くほど見つめてきました。
すごかった!他の作品も見たくなりました。

外に出たら、真っ赤なモミジの絨毯でした。



熱い源泉を冷ます昔からの知恵。湯が枝を伝わる間に適温に!

とっても素敵な風景に見入ってしまいました。


帰りは早川漁港にたくさんある美味しいお店の中から無作為に。

安くて新鮮でおいしい!!また来たくなりました!

               < おしまい >
">

秋色の箱根  その2

2016-11-25 23:52:16 | 

箱根は会社の保養施設があったので何度も来ていましたが、
今回初めて湿性花園へ行ってみることにしました
仙石原を抜けて到着。中に入ると、仙石原のすすきが遠くに広がっていました。


「日本のカエデ 箱根のカエデ」をテーマのガイドツアーに参加。

カエデとモミジの違いは・・・から始まって楽しい話を聞きながら歩きました。
コゲラとエナガがいました。なかなかじっとしていなくエナガが1枚だけ。

リンドウがあちらこちらで咲いていました。


池にはカモに交じってバンも渡ってきたようです。


この日は古くに栄えた足の湯温泉へ。
その昔、東海道を往来する人々にとって最大の難所であった箱根越え。
そんな人たちのひとときの癒しの場が箱根・芦之湯温泉だったとか。
という事でお世話になったきのくにや(元は紀伊国屋)は、300年以上の歴史があるそうです。


実は箱根に上がる時、箱根湯本の駅前で「若冲展 岡田美術館」の垂れ幕が目に飛び込みました
伊藤若冲と速水御舟は亡くなった日本画家の友人から聞いていて、
じっくり観たいとずっと思っていたのです。
若冲はこの数年ちょっとしたブームになっています。
東京都美術館で開催していた生誕300年展を観に行くことができなかったので観た~い
次の日は雨だったので、思い切って岡田美術館に行くことにしました。

                   ~ つづく ~      

秋色の箱根  その1

2016-11-23 23:50:10 | 自然

2ヶ月ほど体調がすぐれず、やっと予定をこなしていました。
そんな日が続いた天気の悪い週末、思い切って温泉宿を検索、訪れることに。
前日検索で予約までできちゃう。 便利になったものです。
若い頃は取りあえず行っちゃって、観光案内所でダメ出ししながら探してもらっていました。

紅葉狩りなんて、何年ぶりでしょう?
小田原から一号線を登り、先ずは中国語が飛び交う箱根神社で参拝。


そして10年前に友人に連れて行ってもらった箱根美術館を目指しました


箱根美術館庭園「神仙郷」は、美術館創立者の岡田茂吉が昭和19年に
別荘地と強羅公園の和風庭園部分を買収再整備したもので、昭和28年に完成。
国の登録記念物(名勝地関係)に登録され、特に11月の紅葉が人気です。




一面の苔の上にある落ち葉にも心惹かれました。
約130種類の苔と200本のモミジが植えられていて、
苔の種類の多さでは日本一と言われているとか。
苔に近づいてシャッターを切りました。


庭園の奥にある「富士見亭」は世田谷区上野毛に住んでいた時の住居で、
そこで美術館構想を練っていたとの事でした。
ガラス窓にこちら側の紅葉が写って、不思議な写真になりました。

何もない大広間越しに向うの紅葉が見えこちら側の紅葉も写りこんでいました。

「富士見亭」の裏には池があって、水面に青空と紅葉が写っていました。

茶室「真和亭」の入口の野点傘も紅葉があってすてきでした。


コミネカエデ、エンコウカエデ、イロハモミジ、オオモミジ、アサノハカエデ・・・・


創立者の岡田茂吉は世界救世教いづのめ教団の教祖。
隣接する教団の土地もきれいでした。
美術館を出ると真正面に大文字山が見えました。



                   ~ つづく ~