むしむし

ちっぽけな虫のような私。でもしぶとく生きてま~す♪

花曇りの房総へ ~ 大多喜へ その3 ~

2016-04-16 23:02:55 | 

小湊から大多喜まで北上いすみ鉄道の踏切を渡ったら近づいた証拠。


菜の花が咲き乱れる大多喜馬場内のチーズ工房【千】に到着。
月に1回のチーズ販売日を楽しみに次々お客さんが来ていました。


季節の野菜スープ(この日は人参)とラクレット、天然酵母パンでほっこりして、
買ったチーズを抱えて、次に来る日を楽しみにチーズ工房【千】を後にしました。
アクアラインを目指し、母と夫がまだ寄ったことが無い海ほたるに降りました。


チーズ工房【千】は月に一度だけのオープン。毎月通いたい気分なのです


購入したチーズをご紹介します!

その日の晩に食べたチーズは[結び]大多喜産のはちみつと合わせるのも美味しかったです。
[結び]を食べ終わり、次は[和](なごみ)、さっぱりとやさしいチーズでした。
毎日、少しずつ味わいました。 し・あ・わ・せ~

イタリアのモッツァレラチーズ、仕上げはお湯を入れて練り伸ばすそうなんです。
そんな体験ができる[お家でモッツァレラチーズ]は、
楽しくって、美味しくって、やみつきになっちゃいますよ!

[菜の花]はシェーブルタイプのチーズだけれど、ミルクはヤギじゃなくて
牛乳。で、毎日どんどん美味しくなっていきました。好きなタイプ。

最後に残していた[竹炭]はチーズの表面に竹の炭をまぶし深く熟成させた黒いチーズ。

一番好きかも~美味しくて止まらないけれど熟成させてから食べたい気も・・・。

花曇りの房総へ ~ 大多喜へ その2 ~

2016-04-10 23:53:24 | 

今回の旅に房総を選んだのは、チーズ工房【千】を知ったからです。
*チーズ工房【千】の詳細はこちら
知ってから開業日の第一日曜日に行ける日をずっと探していたのです。

3日目は第一日曜日、前日場所を確かめていたので時間まで宿近くの誕生寺を散策しました。


日蓮上人の誕生の地に弟子が建立、大地震や大津波で今の場所に移ったそうです。


日蓮宗の大本山との事ですが、静かな時間が流れていてゆったりお参り見学しました。
彫り物の中に鯛や波を発見!日蓮上人が生まれた時に
妙の浦の海面に鯛の群れが集まったという言い伝えを思いだしました。


そしていよいよチーズ工房【千】へ。
     
                ≪ つづく ≫

花曇りの房総へ ~ 大多喜へ その1 ~

2016-04-09 23:52:02 | 

銚子の宿は大海原を見下ろす立地の角部屋で、母がとても喜んでくれたので嬉しかったです。
温泉はナトリウム塩化物強塩温泉、満開の桜を観ながらゆっくりつかりました。


2日目は創業400年のヒゲタ醤油の工場見学に行きました。


大豆を蒸し、小麦を炒って砕き麹菌(ヒゲタ菌)を加えて醤油糀を作り
塩水を加えたもろみをかなりの期間を費やして発酵、熟成させ、
布に包んでゆっくり絞り、加熱殺菌後、厳しく検査してから詰めて出荷。

見学者への対応がとても丁寧で、展示も興味深くて楽しかったです。

次にさくらまつり開催中の大多喜城に向かいました。
大多喜城本丸跡に昭和50年に建てられた天守閣型の博物館でした。

中世、大多喜城は城主が代わりながら発展。
近世、徳川家康の命を受けて本多忠勝が築城した10万石の城。




佐原では、伊能忠敬をNHKの大河ドラマにと盛り上がっていましたが、
大多喜城では、本多忠勝を大河ドラマにとのNHK宛ての署名を呼び掛けていました。

                      ≪ つづく ≫

花曇りの房総へ ~ 水のまち佐原 その2 ~

2016-04-07 23:22:35 | 

船頭さん情報。小野川の南を本宿、北側を新宿と言い、それらのまち毎に1基の山車があるそうです。
本宿は7月八坂神社の祇園祭に10台、新宿は10月諏訪神社の秋祭りで14台の山車が出るとの事です。

早速、八坂神社の境内にある山車会館に行ってみました。
飾ってある山車は大きすぎて・・・。


館長の話では今年、ユネスコの無形文化遺産に全国の32件の祭りを一括提案する予定とか、
決まれば取材が殺到するかもしれないと、嬉しそうに話されていました。

このために麦を植え、茎の皮をむき町民全員の手で作られているそうです。


稲藁でできている人形、こちらも町民総出で作るそうです。


台座の彫刻がとても魅力的で、もっとじっくり見たかったです。
人形の細工も町ごとにいろいろ工夫されたいて驚きました。


3階までたっぷり山車のいろいろを堪能し、銚子に向かいました。



                             
                            ≪ つづく ≫

花曇りの房総へ ~ 水のまち佐原 その1 ~

2016-04-04 23:13:32 | 

東京に母を迎えに行き、千葉県佐原に向かいました

水運で「江戸優り(えどまさり)」と言われるほど栄えていた佐原。
昔からの家業を引き継いで今も営業を続けている商家が多いという小野川沿い。


まずは、小野川の舟めぐりに乗船。
船頭さんの案内でのんびりゆったり江戸風情が残る風景を楽しみました。


下船し船頭さんからの情報で油茂製油へ。玉絞り和紙濃しで製造の、極上品です。


お昼は、数少ない炭火焼きの鰻の名店山田うなぎ店へ。佐原はうなぎが有名なんです。
注文してから裂いて蒸して焼くので1時間以上待たされましたが待つ価値は十分ありました。


正上、天保3年(1832年)建築当初、醤油製造。戦後は佃煮の製造販売。


正文堂、明治13年(1880年)黒塗り土蔵造り。佐原の土蔵は厚みがすごい!


中村屋呉服店、明治25年(1892年)完成に2年以上かかった土蔵造り。


左から福新呉服店、明治28年(1895年)。小堀屋本店(蕎麦)、明治33年。


三菱館、大正3年(1914年)、のちに三菱銀行に吸収される川崎銀行として建築。


まちのあちらこちらに、伊能忠敬を大河ドラマに~と昇り旗が
伊能忠敬は九十九里町で生まれ、佐原の大商家伊能家に17歳で婿入り49歳で隠居。
隠居後に本格的に学び、全国測量を行い、73歳で亡くなったそうです。
3年後に弟子たちの努力で地図が完成するのですが、すごいセカンドライフです。

                            < つづく >