元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

2007-04-02 23:06:37 | 健康
最近、歯の治療に通っています。
歯茎が 腫れたので、はじめは 口内炎かな?と思って、ビタミンBを飲んだり、睡眠に気をつけたりしていたのですが、益々腫れてきて、歯科医院に行きました。
神経のない歯の根っこに膿が溜まっていたようです。
「少し化膿しても、体調の良いときは それが治まるんですけど、体調が悪くて、身体が弱っている時には ばい菌を処理できずに酷く化膿してくるんですよ。」
という説明をしてくれました。
以前、癌の専門医の方に…
「人間の身体の中には 絶えず、何億もの悪い細胞が出現して、いつも戦いがくりひろげられているのですよ。」
というお話を伺ったことがあります。
私は 身体が弱っているという自覚症状がないのに、悪い細胞に負けて、化膿がおこったのですね。
簡単に言うと、“免疫力の低下”でしょうか。

体力は 行動体力と防衛体力との2種類に分かれます。
行動体力は 一般的にいう体力で、筋力・持久力・柔軟性・敏捷性・巧緻性などを示します。
防衛体力は 恒常性、適応性、免疫力を示し、生体をとりまく外界からのいろいろなストレスに耐えて、健康を積極的に維持しようとする自動調節能力です。

子供が小さな頃、病気になっても、、「これで免疫がつく!」と良いように解釈して、病気を乗り越えたりもしました。
運動を良くしている人は もちろん行動体力は 向上しますが、運動していると風邪を引きにくいなど、経験的に防衛体力も向上するのではないか、、と感じていました。
近年、研究が進み、適度な運動によって、白血球機能が修飾を受けることが知られてきました。
(反対に強すぎる運動やオーバートレーニング傾向になると免疫力が低下することがわかってきました。
「マラソン選手はかぜをひきやすい」と聞いたことがあります。)

白血球は 体内に侵入した異物の排除を役割をします。
身体に菌が入ったとき、白血球は 高い値を示します。
怪我などをした後に傷口から発生する膿は、この白血球の死骸なのだそうです。

本日、乳癌の患者さんのパーソナルトレーニングを担当しました。
カウンセリングで、乳癌をどのように発見されたのかをお聞きすると、、、
「はじめは 歯が腫れて、ズキズキしていて歯の治療をして、なんだか、その時に喉から胸のあたりもズキズキしていて、歯の治療が終わって、歯は うずかなくなったのに、いつまでも胸がズキズキしていたから、あらためて胸をよく見たら…」
ということでした。

癌…“ 細胞のDNAの特定部位に幾重もの突然変異が積み重なって発生する”のだそうです。
「えっ?! 癌なの?」と、初期では 自覚症状がないことが多いそうです。
国立がんセンターでは がんを防ぐための12か条を提唱していますが、どれも 単に健康を維持するための当たり前のような内容です。
自分の健康を守るために、当たり前のことをするのですが、、、
“膿”が発生し、知らず知らずのうちに、身体が弱っているのかな~なんて思うと、自分の想像を絶して、身体の中では 色々な戦いが繰り広げられているのだなぁ~と壮大さを感じずにはいられませんでした。
身体…もっと大切にしなあきませんね。


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