元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

膝痛のお勉強 3  

2008-02-08 18:18:49 | 健康
1月24日に引き続き、膝痛のお勉強3です。

寒い日が続きますね・・・膝痛をお持ちの方には 辛い季節のようです。
慢性の膝痛の方は 一生懸命に大腿四頭筋(太もも前)のトレーニングを行っていらっしゃる方が多いです。
膝の周りにポコッ!と筋肉の盛り上がりができるように頑張ってくださいね。

膝痛をお持ちの患者さんを見ていて感じることですが・・・
患側の大腿四頭筋の太さが 細く=膝を伸ばす力が弱い
=膝が曲がってしまった
→ 大腿四頭筋の強化という公式になりますが、
人間の身体の筋肉というのは・・・
①いくつかの筋肉が縦に重なって連結する筋肉がある
 大腿四頭筋の上方には 股関節の前をまたぐ、腸腰筋
=膝の動きが悪ければ、股関節の動きも悪くなる 

②裏表で、拮抗的な働きをする筋肉がある
 太ももの(大腿四頭筋)の裏側には 大腿二頭筋・半膜様筋・半腱様筋(この3つをハムストリングスと呼ぶ)と、下からふくらはぎの筋肉の腓腹(ひふく)筋が膝の関節の裏を通過して太ももの骨に付いています。

①と②の関係で、膝痛の膝を見ると・・・
1次災害: 大腿四頭筋が弱く、膝が曲がってしまった
(それよりも、上から先に、腹筋や腸腰筋が弱った結果かもしれない:
膝痛2を読んでくださいね。)

2次災害: 膝がいつも曲がっているので、太腿の裏の筋肉が いつも縮みっぱなしで硬くなってしまった

・・・ということで、太ももの裏やふくらはぎをストレッチ&マッサージしてあげると、、、
「あ~気持ちが良いぃ~!!」と、喜んで頂けます。

軽度の膝痛の方は 大腿四頭筋、ハムストリングス、ふくらはぎのストレッチだけでも、痛みが改善する事が多くありました。
慢性的な関節痛を考える時には その場所だけを見るのではなく、筋肉の連結や身体全体を見ることが大切です。
で、、、
もうすこし視野を広げてみると、膝痛と関係している身体の箇所が まだまだ、ありますよ。
さて、どこでしょう??
次回をお楽しみにぃ~☆
 足の向き2足の向き3


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2 コメント

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Unknown (hanamegane)
2008-02-08 18:43:37
昔自転車小僧だった私は
足の筋肉が発達していたはず

でも今 
足を持ち上げ伸ばしてみると
膝周りの筋肉がもこっとならない!

トホホ
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Unknown (Chii)
2008-02-09 11:05:02
hanamegane先生・・・コメント、ありがとうございます。
hanamegane先生のブログ、毎日楽しみに拝見していますので、コメントを頂いて、すごく光栄です☆
昨日、書かれていた「独り歩き」も・・・
「そうだ! そうだ!」・・・と、先生に書いて頂いて、スッキリしました。
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