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元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

行動科学

2010-11-08 18:23:07 | 身体
伊丹市保健所ダイエット講座、3回目でスタートから1カ月が経過しました。

到着すると、保健婦さんから残念な報告。
1名棄権者がでました。
その理由は・・・

月2回めをお休みしたAさん・・・
お休みをした分を取り戻そうと、山歩きに出掛ける。
膝が痛くなり、「軟骨が潰れたから、、」との事。

考察:運動量の加減が調節できない。
膝が痛くなる原因は 過体重のため。今後、膝関節のリハビリにも減量は必要。。。
しかし、それをお伝えする事もできない。

1カ月の行動(食事と運動)、意識と体重の変動は 毎日、日誌をつけていただいています。

グループワークで現状をそれぞれ発言していただきました。

ギョッ!?と思ったのがBさんの発言

「どうせ、これの教室が終わったら、何もしなくなるから、食事も運動も、なにもしていない。」

Bさん曰く、「私は 本当に痩せる事が必要だとは思っていない。
これから結婚するわけでもないし、女が食べる事、喋る事やめたら、なんの楽しみがあるの!?」

それでも、この講習に参加したBさん、、運動は嫌いやけど、テニスが楽しそうやから今度してみようかな、、との事。??

その他、講習通り実施している人とBさんのように実施していない人を比べると、体脂肪の減少は明確。

しかし、Bさん・・・
発言とは裏腹に、日誌は毎日、克明に記入。できない自分を反省する言葉も・・・。
Bさんのスタート時の目標は 「女をあげる」痩せたら、自分にキレイな服をプレゼントする事だった。

う~~~ん!?!?
女ごころは 複雑だ。

運動学や栄養学よりも行動科学としてのアプローチに工夫をしなければいけないかも。

というわけで、帰りに『行動科学で人生を変える』という本を見つけた。
そこには 私がダイエット講座を指導するにあたって、
いやいや・・・運動をするという行動変容を行うにあたって必要だろうな~と考えていた事が明確に書かれていました。

☆行動科学マネジメントには「MORSの法則」と呼ばれる「行動」の定義がある。

M (Measured) 計測できること
O (Obserable) 観察できること
R (Reliable) 信頼できること
S (Specific) 明確化されていること


☆物事が続かない理由をたった二つとしています。

1. やり方がわからないから
2. やり方はわかるけど、「継続の仕方」がわからないから


1ヵ月1kgの減量は成功。
しかし、御本人の満足度は少ないよう。
中には「体脂肪率が減っていても体重が変わらない」と不満そうな人も。
不満があって納得できなければ、継続しない。

体組成(体脂肪量と筋肉量)や基礎代謝などの説明不足だったな~
まだまだ知識レベルでの教育が足りていない=「わかっていない」


今日は 栄養士による食の講座。
間食のカロリーは どれぐらいか?とゲーム形式で楽しそう。
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講座のあと、「これから食事を見直そう!と感じた人~??」と聞くと、
「は~い!!!」と100%元気な手が上がりました。

正しい知識を持つ事は大切。
えっ!?そんなふうに考えているの?
えっ?! そんな事も知らないの?
と驚く事があり、そこを埋めていくのが私たちの仕事だな、と感じますが、
正直言うと、「こらっ!」と心の中で呟いている事もありますが、グッとこらえて優しく微笑むようにしています・・・
この時ばかりは 「これが仕事!」と自分に言い聞かせて。

『行動科学で人生を変える』にもありました・・・

☆行動科学の観点から使わない方がよい言葉

・モチベーションを上げろ!
・常識で考えればわかる!
・やる気を出せ!
・真面目にやれ!
・もっと元気を出せ!




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