元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

ちんつう

2011-09-18 13:10:35 | 健康
最近、歯が痛み、何度も歯科に行っています。
昔、虫歯を治して、かぶせているところが痛むので診てもらうのです。

「表情が痛そうでない。」 「食べれているから大丈夫じゃない?」
レントゲンを見ても先生は 頭を傾げる様子で、表面を簡単に手当してくださるのみ。
でも、なにか違和感があるので、また数週間で行く事に。

ちょっと大げさに痛そうにしまして(?!)
やっと、かぶせているところを開く治療をしてくださると、、、

「あら~?? 神経で炎症が起こっているね!?」
と、やっと神経の治療をしてくださり、痛みが軽減しました。


日頃、整形外科疾患のアスレティックリハビリを行う際は 可動域や筋力である程度、痛みのスケールが予測でき、レントゲンやMRIなどの検査結果もあると、もっと分かりやすく運動器系は 便利で良いな~と思いました。
でも、とても分かりにくい痛みもあるのですが・・・・。

歯が痛くても、腫れも大きくはないし、痛いところをさけてか、なんとか食べれたし、自分で判断するのが難しい・・・
「私、痛いよね?」って何度も問いかけ、触って見るとグラグラしてきたので・・・
よっしゃ!と思って、下向きうつむき加減、、声は 小さく、表情暗く、、
「痛いんですぅ~・・・」 
で、やっと本格的な治療をしてくださいました。

私は 痛みには強い方らしく、腰・膝・手・肘など学生時代は怪我だらけ+ゲンコツ・竹刀も飛んできましたし・・・
出産の時も終わってから・・・
「すごい難産を、良く頑張った!」と主治医に言われて、へえ~難産やったんや?!と。

そんな私ですから、患者さんを相手に運動指導をする時には 痛みは共有できるものではないことに注意をしなければいけないな~と思っています。
人によって、主観的な痛み評価は 症状に対しての誤差は非常に大きい。

痛みにならなくても、疲れの評価も難しい。
疲れているからと、止まっていると、余計に体調が悪くなる・・・以降、悪循環となったりしがちです。
そんな時は 主観的評価だけでなく、客観的評価が出来る物差しを持って置くと良いですね。


ナイーブでデリケートなSさんは 甲状腺の手術後、医師からOKが出ても、カラダを動かそうとはしませんでした。
しだいに体力が低下を感じ、満を持して私の前に来られても、座りこんで話しをするばかりで動こうとはしませんでした。
「今日は 先生にストレッチだけしてもらう・・・」
意地が悪いと思われたかと思いますが、私は Sさんに手をかけませんでした。
色々とお話をして、Sさんに片脚立ちをしてもらいました。
案外、術前と変わらず、しっかり立てました。
1セット目、2セット目、3セット目と続けておくと、以前と変わらずの記録がでました。
それと共にSさんの表情は 和らぎ、自信が満ちた笑顔が見れました。
Sさんには カラダから出るチカラが内在しているのに、Sさんの心は それに蓋をしていた事に気づいて頂けたようでした。

このようなことはリハビリでも、日常の健康管理においてもありがちです。
鎮痛と沈痛・・・おなじ「ちんつう」でも、えらい違いですが、自分の心がけや行動しだいでプラスマイナス、進む方向が変わるように思います。
そんな時、この言葉を思い出します。

とにかく動いてみることだ

相田みつおさんが書いていらっしゃったかな?


参考になります↓
痛みと鎮痛の基礎知識 http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/method-humans.html 





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