元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

背骨カ~ブ

2007-05-26 22:39:54 | 健康
*きょうのたね*
背骨のカーブに、運動の歴史が刻まれます。

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今日は 改めて、色々な骨盤・背骨があるもんだぁ~と考えさせられました。
写真は 同じ84歳のMさんとKさん。
村K
Mさんの写真は 実は 半年前の写真です。
今日のMさんは 「寝てるのは つまらないけれど、これが一番ラク・・・立って、歩いたらいいのは分かっているけれど・・・」
動くか、ジッとするかの選択は Mさん的には 「ジッと」を優先されてきました。
歩く事が可能であった頃、もちろん、それは ラクではありません。
今日のMさんは このように座って、バンザイなどできません。
寝たまま、できる限りの筋力運動、関節運動、ストレッチを行い、なんとか後半には 起きていただきました。
現在は 座って、バンザイもできません。
さあ、立とうか?
やっぱり、しんどいから 寝ちゃいました。 
残念ながら、どんどん筋力弱化は 進行しています。
「早く、迎えに来て欲しい・・・」
でも、神さまは なかなか迎えに来てはくれません。
まだ、ごはんは 美味しく食べれるんだから、神さまが迎えに来てくれない訳が なにかあるのでしょう。

Kさんは Mさんと同じく84歳。
能のお師匠さん・・・だから、背筋が ピン!・・・というわけではありません。
Kさんは 小脳に梗塞があり、右足の感覚がハッキリとはしていません。
身体を使い続けているという事もありますが、障害があっても、それに向かって、乗り越えていらっしゃいます。
Mさんの骨盤は 後ろに倒れ、背骨が 丸くなっています。(骨盤後傾)
Kさんの骨盤は 正常に やや前に倒れ、背骨が伸びています。(骨盤前傾)

宝塚ゆうゆう体操では 長座になって、骨盤チェック&長座お尻歩き競争をしました。
長座になって、骨盤後傾ぎみの方は 長座お尻歩きが苦手です。
腹筋の奥に ひそみ、背骨(腰椎)と2本の脚(大腿骨)にかけて、タスキがけをしてキュッと骨盤を立てる腸腰筋が弱い事が原因の1つとして考えられます。
腸腰筋は 骨盤を良い位置に保つ事と、股関節を直角に曲げ、大腿骨を前に運ぶ役割をします。

ちなみに、Mさんは 股関節は 30度しか曲がらず、大腿部を高く上げる事はできませんが、Kさんは しっかり力強く股関節を曲げ、もも上げができます。
さてさて、20年後、30年後、40年後に どんな背骨&骨盤に出来上がるでしょうか?
まずは 鏡の前でチェックです。
良い姿勢で・・・
ずっと、このままで・・・
毎日チェックして、変わらない!変えない!って、理想のカーブを作れば、数十年後も、きっと、このまま・・・
そうよ! このまま・・・キープ!!

スタイルが気になる人に もう一つ・・・
奥に ひそみながらも、重要なタスキがけ(腸腰筋)が ゆるむと、外側の筋肉が余分な仕事をしなければならなくなります。
表で、なんとか がんばろうとして、お尻や太腿の筋肉が太くなってしまいます。
胸まわりは 痩せているのに、どうして?下半身が やたらと、たくましいの?!
そんな貴方は お尻歩きは 得意ですか?


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