元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

こだわりエクササイズ

2007-11-30 21:14:50 | 健康
神戸YMCA専門学校の今年度の授業も残すところ、あと2回になりました。
「だって、自分でストレッチできるし、知るべき事がないもん!」
授業を真剣に聞かない生徒に「なんで聞けへんの?」と問うと、こんな答えが帰って来たのは 前期の授業の事。
“たかがストレッチ・・・されどストレッチ”
一般の方のクラスでも、まず前で見本を見せます。
フォームを見せながら、説明をします。
何秒間か、ストレッチをして頂いている間に、私は 身体を触りに回ります。
ほんの少し、身体の位置や角度を変えるだけで、「あら!?「ひぃ~!」と声を上げられます。
私の見本を見よう見真似で、行っていたとしても、本当に筋肉がストレッチされていなかったのでしょう。
その“ほんの少しの事”に、こだわるか? こだわらないか?で、そのストレッチの価値が 大きく変わってきます。
2年生は 来週、いよいよ卒論の提出、そして、進路も決定しつつあります。
最近、学校の求人掲示板を見ると、整形外科病院からの求人が増えています。
整形外科の手術を想像してみると、皮膚にメスを入れ、血管や神経を切らないようにと、とても繊細な作業を行う仕事をしているわけです。
その後のリハビリを受け持ったとして、トレーナーも同じぐらい繊細な仕事をするべきなのです。
実際にストレッチも、ほんの10度ほどの角度の差で、効果が出るか・痛めるかと両極端になる場合もあります。
肩の正しい動かし方が分かれば、肩を壊す動かし方も理解できるはずです。
運動は 両刃の剣。
ストレッチだけではありません。あらゆるエクササイズの全てに言える事です。
今日は 1年生の授業で・・・
「柔軟性は あるし、腹筋のトレーニングもしているのに、腰痛がある」という生徒が多かったので、腹筋のエクササイズを再確認しました。
すると、正しい腹筋トレーニングができていませんでした。
これも、目で見てわからないほどの“ほんの少しの事”ですが、ほんの少しの事で、大きな違いになります。
 
今では 「だって、・・・知るべきことないもん!」って言っていた子も、熱心に話を聞いてくれるようになりました。
2年生では ペアストレッチ(パーソナルストレッチ)を行います。
私も ストレッチしてもらいます。
2年生は 上手に身体を扱えるようになりました。
今日も ストレッチをしてもらって、夢ごこち☆
1週間の最後の仕事として、嬉しい時間です。
2年生とは あと2回の授業になってしまいました。
ちょっと淋しいです。


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