元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

姿勢と足

2011-09-14 21:43:55 | 身体
ずいぶん前に事故で、右股関節の手術をされたHさん。
現在は お元気にトータルトレーニングクラス(エアロビクス、筋トレ、ストレッチなど)に参加されていま
した。
しかし、立位バランスが悪く、日常で よく転倒をされる事がありました。
ずっと股関節の左右差が転倒を誘発していると思っていました。


最近、Hさんは 御主人が単身赴任され、御主人に会いに行かれる5時間ものロングドライブで腰痛が出ていました。
ドライブ時の座る姿勢に気をつけましょう!とアドバイスさせて頂いたところ、腰痛が出なくなったので、あらためて姿勢が大事だと思われたそうで、本日は パーソナルトレーニングで姿勢をじっくり見て欲しいとの御希望されました。

さあ、姿勢のチェック…

足底から診ていくと、ビックリ!
そして、それだけで立位バランスを悪くして転倒する原因が判明しました。

足の指が 伸びず、丸まっていたのでした。
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足の指は 吸盤のように踏ん張る役割、歩行の際には床を蹴る役割があります。
Hさんが 片脚立ちが できない事やエアロビクスの時、ふわふわとステップを踏むのにも納得。


足の指が 使えるよう、エクササイズを行うと、足の指の力は もちろん弱く、

「80歳や70歳の、おばあちゃんみたいでしょう?」・・・と、Hさん。

いえいえ、このまま気づかずに70、80歳になれば、もっと筋力が弱って、どうなっていたか?
今、気づいて良かった!
足指のトレーニングを続けて、正しく足指を使いましょう。

Hさんが つま先立ちをすると、指が丸まったまま!?
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接地面積も狭く不安定で弱く、地面を蹴って歩いたり走ったりする事が困難でしょう。 なにより、つま先立ちになれば、指が痛くなってしまうでしょう。

数分間、足指のトレーニング、マッサージ、ストレッチをして・・・・
つま先立ちも、指を伸ばして、指の腹を地面に接地して・・・と足の使い方を再教育。
努力をして、指を伸ばせるようになり、片脚立ちも長時間できるようになって、バランスが良くなりました。
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これが定着するには まだまだトレーニングが必要です。


あらためて、足底の大切さに感動しました。
いくら体幹が しっかりしていても、床に接地する足底のコンデションが悪けれ
ば、バランスは 大きく崩れますからね~。

Sさんには その後、骨盤周囲の調整エクサイズを行いました。



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