元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

娑婆

2014-03-17 22:10:41 | スポーツ
大学の合宿に参加しました。

新1年生の緊張した面持ち、
それを指導する新2年生のピリピリ感。
練習が終わっても、洗濯・風呂の順番がある。
そんなこんなをしているうちに、あっという間に消灯時間。
そして、朝起きたら、食事を済ませれば練習へ。
生活も家のように豊かでない。
布団は 硬い、食事も口に合うものでない、瞬間湯沸かし器も鈍感湯沸かし器である・・・

夜、自室で自分の学生時代を回想しました。
中学高校6年間、春夏冬は 必ず1週間ほどの合宿がありました。
朝、「起床!」の声がかかると、先輩の布団をたたみに行き、先輩より早く朝練の準備をし、朝練が終われば、食事の用意、また練習の用意・・・
1年生の時は 朝の歯磨きを省いていました(笑)

食事は ありがたいことに副顧問の先生が料理を作ってくれました。
しかし、その時代は なぜか水分を摂りすぎてはいけないという時代でしたから、1回の食事でコップ1杯の水しか飲めませんでした。
食事のあと、隠れてトイレに行って水道の水を飲みましたけど。
もちろん練習は きつい。大学現役選手の先輩が来られて練習試合をした時、勝つまで!と言われて夜中まで練習したこともあります。
新入生などは 「帰りたい」と泣いた生徒もいましたので、しんどかったです。
合宿が終わって学校の正門を出たら、

「うわ~娑婆の空気は うまい!」

と、冗談を言っていました。
あ~ 今となっては 全てが笑える良い思い出です。
そして「若い時の苦労は 買ってでもしろ」と言いますので、良い経験になっていると思います。

あの頃の毎日に比べれば、大人になった今、なんと緩んだ生活をおくっているのであろうか?と反省しました。
そう思いながらも、合宿から帰って、さっそく御馳走を食べたんですけどね(笑)
伊藤 2伊藤 3







さて「娑婆」という言葉とは??
と調べてみました。
極道用語かと思っていましたが、これも仏教にまつわる言葉なんですね。
(極道っていう言葉も!?)
ウキペデアより引用しますと、
「娑婆(しゃば)は、サンスクリット語(梵語)sahの音訳で、我々が住む仏国土(三千大千世界)の名前。
sahには「大地」という意味がある。漢訳では「堪忍」という訳語が充てられることから、この世は、生老病死(しょうろうびょうし)や人間関係、さまざまな欲望など、煩悩に耐えていかなければならない世界であるという解釈もある。そうしたことから娑婆と名付けられ、また、「忍土」ともいう」

なんと!? 合宿所は娑婆、外は極楽だと思っていたのに、娑婆とは 耐え忍ぶ世界であるのですね。


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