被災したけど、してないに等しい家なき子、店なき子、仕事なき子のスコップ団。
宮城をどぎゃんかせんといかんのスコップ団参上。
2daysのご報告です。
ご支援くださる皆様に、愛と感謝を込めて。
なんならポエムも添えて。
今回は山元町。
民家。
相変わらず、慣れない風景と、慣れない匂い。
慣れちゃいけねぇし、こんなのやっぱり普通じゃない。
俺は作業に集中するから、今回の写真は殆どヨコチンとゆっきぃ。
ありがとない~。
「庭が津波の通り道になっちまったんだよ。」
と言うご主人。
確かに、偉いこっちゃ劇場でした。
地震の日、お婆さんは津波警報が出ていたが、
「逃げない」
と言ったため、二階で難を逃れたとのこと。
「危ねかったじゃん!マジか?」
「マジマジ。」
「お母さん、キャラ変わったね・・・。」
無事で良かった。本当に。
お母さん、実はスゲー面白い人だった。
「おい、上野とゆっきぃ、お前らドッチが年上だ?」
と聞くと、横に立ってたお母さんがソッと手を挙げた。
依頼主とは徐々に徐々にジョジョに間合いを詰めていく。
二日目からは、本当に仲良くなった。
なので、本来のスコップ団の明るさを取り戻す。
歌いながら作業をする始末。
ヨコチンも釣られて歌ったぜ。
今日は渾身のスコッピングでした。
新兵器「発電機」と「高圧洗浄」
高野さん、ありがとう。
宮城がピカピカになっていくよ。
「まだ、妻の親戚が見つかっていませんが、これで頑張れる!」
と最後、謝辞を述べながら旦那さんが泣く。
俺は、聞いてられなかった。
「足がかゆい」
と足を掻いて下を向かないと胸が潰れそうになった。
恒例の記念撮影をして、雑談。
本当に庭が趣味だったご夫婦。
生きてるんだから、また思う存分に庭をキレイにすればいい。
その時は、手伝おうと思う。
「二日間、手伝いに来て出来る事は手を抜かずにやった。けど、おじさん、おばさん。もし失礼があったらスミマセンでした。」
とだけ伝えた。
「何を言ってんだ!いつでも遊びさ来い!突然でもいいから来い!酒飲めたら尚更大歓迎だから!」
いい人達だ。
犬のキャリーバッグがあった。
誰かが聞いた。いるのかいらねぇのか。
その途端にオバちゃんの表情が変わった。
話を聞いてきた団員が、
「了さん、使ってくれるならくれるそうです。」
「超欲しい。大事に使う。大切にトラックに入れとけ。」
犬を飼っていたそうだ。
ポメラニアン。
「おでかけ」
って言うと喜んで入る思い出のキャリーバッグ。
いらないなんて言えない。
死んでも言わない。
本当に必要なのか、欲しいのか、その本当の事を言わないと、どうにかするぞ?と脅されても俺は本当のことは言わず、
「欲しいからくれよ。」
と言う。
「ただ捨てるのが、なんか嫌だったの。」
ってオバちゃんが涙目。
俺は、胸が潰れそうで、淋しくて、悔しくて、言った言葉が、
「任せて町内会。」
最悪だ・・・。
「犬が好きなら、散歩のボランティアがスゲー足りてないから手伝いに来てくれない?」
「うん。喜んで行きます。」
って言ってくれた。
ちゃんと使おうと思う。
欲しい人いたら、その人にあげてもいい。
うちで使ってもいいな。
俺が泣きそうになったから、
「雑談してるとキリがねぇから、もう帰るよ。がんばろう。」
と話をぶった切って帰ってきた。
とにかく、悔しくて、頭に来る。
こんなに素敵な人たちの庭を、親戚をこの野郎。
「俺、海ぶっ飛ばして来ますんで・・・。」
と言ったらオバちゃんが笑って喜んでた。
いつかマジで、何か仕返しをしてやりたい。
その場合、海なのか??
海にライダーキックだな。ちくしょうめが。
ファック災害。
何が「頑張ろう!宮城」だ。
やっとるわ!
プレイフォージャパン?
知らねぇ。毎日「生き返れ」の呪文を「ザオリク、ザオリク」言ってるわ。
ファック災害!
ボケナスが。
写真だぜ~!!
ビフォー!
なべけんカッケェ!(左)
俺もこういう大人になろう!
ぶった切ってやった。
今まで庭をキレイに飾ってたんだろう。
何本切ったか知らねぇ位、伐採してやった。
「団長さん、悪いんだけど、これ、松だけ残して全部切ってくれる?」
「マジで?」
「うん。指示が悪くてごめんなさい。」
「ブラジャー!いや、ズロース!」
チェーンソーは握力がいるな。
右手パンパンです。
憎しみと悔しさを込めてのフルスイング。
バールのようなもので殴ってやった。バールだけどね。
この後に炸裂する「ライダーキック」で壁をぶち抜いてやったぜ。物置めが。
高圧洗浄を使わせたら、多分いっぱい右に出る者がいるであろうヨコチン。
ゴルゴ41。バカボンパパと同じ年齢なのダ。
荒くれ平一家・・・いやスコップ団。基本ヤンキーども。
左から、俺、ゆっきぃ、よこちん。
左の奥が上野。
右の奥で鼻くそを懸命にほじってるのが小松。
団長の金(色)のスコップ。
これも送ってもらったの。ありがとう。スゲー重い。
「あなたの落としたスコップは、金のスコッ・・・」
「金!」
「ある意味正直者!」
俺VS九二四四
チェーンソー対素手。
白刃取り。
やるな!ケーキ屋!
「年に二回しか出来ない奥義を見せ付けてくれるわ!」
とのこと。
多分、盆と正月だね。
一番、無になる時期。
ジョジョのポーズで高圧放水!
後の小松団員の呆れた顔が腹立たしい。
んんん!
キレイになった。
良かった。
ナイスコップ!
俺の右の目の覚めるようなエメラルドグリーンのツナギがご主人。
その右が奥さん。
奥さん。
「ナイスコップ、ロボコップ♪」
とか言って、俺に怒られてたな・・・。
俺はあの人好きだ。
好きって、別に、その、そういう意味じゃなくて。
そういう趣味もなくて。
言葉とポーズはダサいけど、アホでもやれる事がある。
それは、困ってる人がいたら、側にいればいいってこと。
いつだって俺たちがいるからよ。
被災者って人はいない。
被災地って地名はない。
ここに、俺たちがいるだけです。
たまたま、俺たちがここにいたってこと。
最後に、スコップ団を本格的に活動する覚悟が出来た。
もちろん、今までも覚悟があったから、尚更って感じか。
Smile for birthdayも勿論だが、スコップ団はものすごく意味がある。
今日分かった。
俺たちは瓦礫の撤去チームじゃない。
掃除だけじゃない何かが、人を支える。
夕方、死ぬほど悲しいメールが来た。
俺達になんとか出来なかったものかと、出来るわけないけど真剣に悔しく、悲しく、辛かった。
もう、誰にも死んで欲しくないからな。
人がいると早い。
仙台市民が皆でスコップ団になれば、超早い。
ゲームで言えば、最初の町の奴じゃなくて、もっとラストボスに近い町の奴等が戦いに行った方が強いだろうし早いだろう。というのと同じだ。
ドラクエで言えばアリアハンじゃなくて、ジパングみたいなね。
ポスターA
ポスターB
ポスターC
ポスターD
ポスターE
どうか、団員を増やす事にご協力をお願いしたい。
掃除が終わった後に、おじさんがこう言った。
「これからまた、捜索に出かけます。集中する事が出来ます。ありがとう!」
FUCK SAIGAI!!
宮城をどぎゃんかせんといかんのスコップ団参上。
2daysのご報告です。
ご支援くださる皆様に、愛と感謝を込めて。
なんならポエムも添えて。
今回は山元町。
民家。
相変わらず、慣れない風景と、慣れない匂い。
慣れちゃいけねぇし、こんなのやっぱり普通じゃない。
俺は作業に集中するから、今回の写真は殆どヨコチンとゆっきぃ。
ありがとない~。
「庭が津波の通り道になっちまったんだよ。」
と言うご主人。
確かに、偉いこっちゃ劇場でした。
地震の日、お婆さんは津波警報が出ていたが、
「逃げない」
と言ったため、二階で難を逃れたとのこと。
「危ねかったじゃん!マジか?」
「マジマジ。」
「お母さん、キャラ変わったね・・・。」
無事で良かった。本当に。
お母さん、実はスゲー面白い人だった。
「おい、上野とゆっきぃ、お前らドッチが年上だ?」
と聞くと、横に立ってたお母さんがソッと手を挙げた。
依頼主とは徐々に徐々にジョジョに間合いを詰めていく。
二日目からは、本当に仲良くなった。
なので、本来のスコップ団の明るさを取り戻す。
歌いながら作業をする始末。
ヨコチンも釣られて歌ったぜ。
今日は渾身のスコッピングでした。
新兵器「発電機」と「高圧洗浄」
高野さん、ありがとう。
宮城がピカピカになっていくよ。
「まだ、妻の親戚が見つかっていませんが、これで頑張れる!」
と最後、謝辞を述べながら旦那さんが泣く。
俺は、聞いてられなかった。
「足がかゆい」
と足を掻いて下を向かないと胸が潰れそうになった。
恒例の記念撮影をして、雑談。
本当に庭が趣味だったご夫婦。
生きてるんだから、また思う存分に庭をキレイにすればいい。
その時は、手伝おうと思う。
「二日間、手伝いに来て出来る事は手を抜かずにやった。けど、おじさん、おばさん。もし失礼があったらスミマセンでした。」
とだけ伝えた。
「何を言ってんだ!いつでも遊びさ来い!突然でもいいから来い!酒飲めたら尚更大歓迎だから!」
いい人達だ。
犬のキャリーバッグがあった。
誰かが聞いた。いるのかいらねぇのか。
その途端にオバちゃんの表情が変わった。
話を聞いてきた団員が、
「了さん、使ってくれるならくれるそうです。」
「超欲しい。大事に使う。大切にトラックに入れとけ。」
犬を飼っていたそうだ。
ポメラニアン。
「おでかけ」
って言うと喜んで入る思い出のキャリーバッグ。
いらないなんて言えない。
死んでも言わない。
本当に必要なのか、欲しいのか、その本当の事を言わないと、どうにかするぞ?と脅されても俺は本当のことは言わず、
「欲しいからくれよ。」
と言う。
「ただ捨てるのが、なんか嫌だったの。」
ってオバちゃんが涙目。
俺は、胸が潰れそうで、淋しくて、悔しくて、言った言葉が、
「任せて町内会。」
最悪だ・・・。
「犬が好きなら、散歩のボランティアがスゲー足りてないから手伝いに来てくれない?」
「うん。喜んで行きます。」
って言ってくれた。
ちゃんと使おうと思う。
欲しい人いたら、その人にあげてもいい。
うちで使ってもいいな。
俺が泣きそうになったから、
「雑談してるとキリがねぇから、もう帰るよ。がんばろう。」
と話をぶった切って帰ってきた。
とにかく、悔しくて、頭に来る。
こんなに素敵な人たちの庭を、親戚をこの野郎。
「俺、海ぶっ飛ばして来ますんで・・・。」
と言ったらオバちゃんが笑って喜んでた。
いつかマジで、何か仕返しをしてやりたい。
その場合、海なのか??
海にライダーキックだな。ちくしょうめが。
ファック災害。
何が「頑張ろう!宮城」だ。
やっとるわ!
プレイフォージャパン?
知らねぇ。毎日「生き返れ」の呪文を「ザオリク、ザオリク」言ってるわ。
ファック災害!
ボケナスが。
写真だぜ~!!
ビフォー!
なべけんカッケェ!(左)
俺もこういう大人になろう!
ぶった切ってやった。
今まで庭をキレイに飾ってたんだろう。
何本切ったか知らねぇ位、伐採してやった。
「団長さん、悪いんだけど、これ、松だけ残して全部切ってくれる?」
「マジで?」
「うん。指示が悪くてごめんなさい。」
「ブラジャー!いや、ズロース!」
チェーンソーは握力がいるな。
右手パンパンです。
憎しみと悔しさを込めてのフルスイング。
バールのようなもので殴ってやった。バールだけどね。
この後に炸裂する「ライダーキック」で壁をぶち抜いてやったぜ。物置めが。
高圧洗浄を使わせたら、多分いっぱい右に出る者がいるであろうヨコチン。
ゴルゴ41。バカボンパパと同じ年齢なのダ。
荒くれ平一家・・・いやスコップ団。基本ヤンキーども。
左から、俺、ゆっきぃ、よこちん。
左の奥が上野。
右の奥で鼻くそを懸命にほじってるのが小松。
団長の金(色)のスコップ。
これも送ってもらったの。ありがとう。スゲー重い。
「あなたの落としたスコップは、金のスコッ・・・」
「金!」
「ある意味正直者!」
俺VS九二四四
チェーンソー対素手。
白刃取り。
やるな!ケーキ屋!
「年に二回しか出来ない奥義を見せ付けてくれるわ!」
とのこと。
多分、盆と正月だね。
一番、無になる時期。
ジョジョのポーズで高圧放水!
後の小松団員の呆れた顔が腹立たしい。
んんん!
キレイになった。
良かった。
ナイスコップ!
俺の右の目の覚めるようなエメラルドグリーンのツナギがご主人。
その右が奥さん。
奥さん。
「ナイスコップ、ロボコップ♪」
とか言って、俺に怒られてたな・・・。
俺はあの人好きだ。
好きって、別に、その、そういう意味じゃなくて。
そういう趣味もなくて。
言葉とポーズはダサいけど、アホでもやれる事がある。
それは、困ってる人がいたら、側にいればいいってこと。
いつだって俺たちがいるからよ。
被災者って人はいない。
被災地って地名はない。
ここに、俺たちがいるだけです。
たまたま、俺たちがここにいたってこと。
最後に、スコップ団を本格的に活動する覚悟が出来た。
もちろん、今までも覚悟があったから、尚更って感じか。
Smile for birthdayも勿論だが、スコップ団はものすごく意味がある。
今日分かった。
俺たちは瓦礫の撤去チームじゃない。
掃除だけじゃない何かが、人を支える。
夕方、死ぬほど悲しいメールが来た。
俺達になんとか出来なかったものかと、出来るわけないけど真剣に悔しく、悲しく、辛かった。
もう、誰にも死んで欲しくないからな。
人がいると早い。
仙台市民が皆でスコップ団になれば、超早い。
ゲームで言えば、最初の町の奴じゃなくて、もっとラストボスに近い町の奴等が戦いに行った方が強いだろうし早いだろう。というのと同じだ。
ドラクエで言えばアリアハンじゃなくて、ジパングみたいなね。
ポスターA
ポスターB
ポスターC
ポスターD
ポスターE
どうか、団員を増やす事にご協力をお願いしたい。
掃除が終わった後に、おじさんがこう言った。
「これからまた、捜索に出かけます。集中する事が出来ます。ありがとう!」
FUCK SAIGAI!!