世界の終わりには

朝から分刻みで動いたのは、いつぶりだろう。
地震が来る数日前からオタフク風邪にかかったという事を考えれば三ヶ月近くも昨日みたいな日はなかった。
昨日の打合せは、スコップ団の人と会う事が多かった。
キャップ、ヨコチン、雄大。
香野先輩やタケチンは言わずもがな。
一人一人、いつもの毎日に身を置いて心を痛めながら、明るく振る舞いつつ、葛藤しながらウズウズしてる。
みんな、なんか正義の味方みたいだった。

素晴らしい日々だ。
人生とは、かくも素晴らしい。
生きてこそ笑い、生きてこそ泣いて、生きてこそ怒る。
そして、仲間と笑い合うという事が本当に素晴らしい。
俺の胸の中は、いつまでもあの日のままだった。
区切りなんかつけたふり。
本当に何も知らないままで、俺は大人になって、地震があって、慌ててる。
動揺して、何をしたらいいか分からなくなって。
やれる範囲をあっさり越えながら、自滅しそうになったり。
今もまだ胸がギューってなる場面もあるけれど、なんだかね、もう大丈夫だな。

テレビに映った自分を見てそう思った。

もう無理はしない。
体の無理は仕方ない場面もあるけど、気持ちの無理はいかんな。

嘘くさい位の新緑の黄緑がキレイだなぁ、と思った。
食欲もある。

やっとね、俺が復旧した気がする。
俺自身の復興に向けての段取りも進んでる。

みんな、ありがとうございます。

やるしかない。

強くなりたい。

世界の終わりには、最後まで生き残るモチベーションを保とうと思う。

その日は、本当にいつ来るのか分からないから、俺は今日も精一杯生きようと思います。

皆もそうすればいいのに。

【スコップ団】
週末、二軒です。
瓦礫は、一つ一つが思い出で出来ている。
モノとしての【イデア】はなくても気持ちは確かに残る。
気を確かに、何かを手伝いに行こう。

団員募集。

どうか広めて下さい。