埼玉県最後の札所に来ました。ちょっとウネウネの道を上がるとお寺です。阿弥陀堂が納経所になっているようです。なにやら貼紙がしてあります。上にある観音堂をお参りしたら納経帳を持ってきなさい。みたいな内容です。ごもっともだと思います。で、さらに階段を上った上にある観音堂にお参り。ゼ~ゼ~しながら戻って来て、御朱印をもらおうと入口に向かうと十二時から一時休憩しますの立て札。時間は、13時30になろうとしていた。『もう、とっくに時間ですけどぉ』とは思ったが仕方ないのでしばらく待つ。10分ほど入口のところに腰を降ろして待っていると、温泉に入る時のようにたたんだタオルを頭にのせた住職らしきおじいさんが登場。入口の鍵を開けてもらい阿弥陀堂の中に入る。阿弥陀様も立派でした。住職さんは、ずっと頭にタオルを載せたまま落とす事なく御朱印を書いていた。ここの観音様は、千手観音様です。住職さん「一本だけ手の甲がみえる手があるだろう」チャッキー『はぁ?こんなに手があるとわからないなぁ』住職さん「それは、間違って反対についてるわけじゃないんだ。日光の立木観音や大谷観音に行った時にみてみるといい。」チャッキー『もう行っちゃったから無理だよ』なんでも西国のお寺に同じ様に手の甲がみえる観音様があるようです。チャッキーもちゃんとみつけましたよ。住職さん「千手観音は母親と一緒だ。何本もの手を何回も出してくれる。今度、母親に聞いてみなさい。何回お乳を飲ませてくれたか、何回おしめを替えてくれたか。きっと覚えてはいないよ。パンツをはくのに何回手を使うか分かるかい。5回つかうんだ。5本の手を使っているんだよ。何回使ったからいくら、はい延長料なんて言わないよな。わかっている事を何回も言うよな。なんでそんな事を言うのか今度聞いてみなさい」なんて、悟されたような。ありがたかったような、お話をしていただきました。チャッキーがお堂を出る時に住職さんは、また、奥に行っちゃった。もちろん、頭のタオルは載ってましたよ。