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米国市民権取得と日本帰化について、要件とプロセスの違い

2011-07-08 06:48:34 | 日記

 米国市民権取得と日本帰化に関して、その要件と手続きの相違点を調べてみた。


 善良な国民として生活できるかどうか、という点についてはほぼ同じである。

しかし、国家に関する知識やアイデンティティに関して、大きく異なることがある。

<米国市民権について>

*要件では、

  2)合衆国の歴史と政府について正しい知識があることを 証明 できること

  4)18歳から31歳までの 男性 の場合は、
   18歳から26歳までの間に義務兵役に登録していたか。
              (面接時に証明が必要となることもある)


*取得プロセスは、指紋採取、アメリカの歴史、政治に関する基礎知識を試すテスト、
  最後に合格者は宣誓式がある。


◎宣誓式について。「もし、母国と戦争になったときに、あなたは母国に対し銃をとりますか?」と聞かれるという。勿論、ここを通過しなければ、市民権は与えられない。

◎テストについて。難しさはアメリカの小学校4年生程度。

(「米では、小学4年生になると、国旗・国歌の意味をしっかり教えられる。そればかりではない。人前で、はっきり説明できるように教育される。」と宮崎先生の講演で話されていた。学年の一致がみられる。)
 

<日本帰化について>

*要件  母国籍の廃棄。

*プロセス 書類提出のみ。


【最大の相違点】は、
 アメリカでは、最後に宣誓式がある。
対面の上アメリカへの忠誠が問われ、此れを通過しなければ市民権は認められない。

 一方、日本では、国家への忠誠心は問われず、全て書類審査。

という点である。

 *法律上は日本人かもしれないが、ある意図をもって入ってくる「隠れ日本人」がいることを知っておかなければならない。


 そして、もう一つ挙げれば、「指紋採取」だろう。日本には、無い。
  

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