ついに最終回!!
実にハトプリらしい終わり方、締め方だったと思いました。真・デューンに対抗して無限シルエット(ブロマリサンムンが合体して且つ巨大化した真・デューンと同じ大きさに巨大化というトンデモ技)で応戦したんですが、ここで従来ならガチバトル勃発となる所を「食らえ、この愛!」とプリキュア拳パンチ(笑)で真・デューンにパンチで愛を注入するというまさに「愛で戦う」ハトプリならではのラスボス戦に。まああっけなくBパートへ移行したのでラスボス戦ならではの盛り上がりという点では物足りない部分もあったかなと。
Bパートは後日談
・ふたばという妹が誕生
つぼみんによく似た妹。早速えりかさんのプニプニ攻撃の餌食に(笑)
・三幹部のその後がちゃんとフォローされた
ジャキーさんはクマモトさんとしていつきの家の道場に入門。リーナさんはノリコ先生の勤める保育園で保育士に、ラージャさんはファッションデザイナー?と、きっちりこの辺はフォローされてて良かったですね。特にリーナさんは楽しそうに園児と戯れていて安心しました
・みんなの夢
ゆりさんは考え中(笑)、いつきは武術を続けながら色んな事をチャレンジしたい、えりかさんはプロのファッションデザイナー、そしてつぼみんは何故か宇宙飛行士!…というのは手段で、いずれ草も花も無い宇宙に花を咲かせるのが目的のようで、恐らく宇宙に花があればデューンのように憎しみに心を蝕まれる地球外の者もいなくなるんじゃないか、という思いも含まれているのかなあと。
・#45で惑星城に乗り込む際に撮影した記念写真
つぼみんの机には写真と共にココロパフュームが置かれている。数年後、その写真を見つめる成長したふたばの手にはココロパフュームが・・・というなんともニクい演出が成されていました。ふたばがハトプリ世界における次のプリキュアになったと考えていいんですかね?でもプリキュアになったという事はまた世界に危機が訪れたという事の裏返しでもあるので、ここは単にパフュームを持っただけと考えるべきか。いずれにせよ色々妄想できるいい演出&締め方だったと思います。
さて、ここからは大友恒例の不満コーナー!
最大の不満点はデューンのそもそもの動機が明白にならなかった事ですね。今回も「僕の憎しみは消えないよ」と言っていたデューン。その憎しみの原因は何?何か大きな理由があって憎しみを募らせた結果地球砂漠化という行動に出る訳でしょう?肝心要の部分が結局最後までうやむやになってしまった。これは非常に残念。
デューンの肩に乗っていたペットは結局真・デューンになった時の防具的な役割(?)だった。いや、コレは不満というよりもズコー的な意味で(笑)
砂漠の使徒三幹部のその後については前述の通りしっかりフォローされましたが、どういうきっかけで砂漠の使徒になったのか、この辺が一切本編において触れられなかった。これについては賛否両論あるかもしれませんね。俺は、台詞上でもいいのでそこは触れて欲しかったと思いました。
サバーク=ゆり父は結局前回で殉死。これはこれでいいんですが、それについて今回のBパートできっちり触れるべきではなかったか。少なくともゆりさんが自宅で遺影に向かって手を合わせ、そして母とこの件について会話させるようなフォローをするべきだった。ゆりさんは物語のもう一人の主人公と言うべきキャラなのでここは丁寧に描く必要があったと思いましたね。
このように不満点は砂漠の使徒側の設定についてがほとんど。物語としては一貫して「愛」を貫いて綺麗に纏まったものの、デューンの動機がはっきりしなかったおかげで何故かモヤモヤが残るといった不思議な視聴後感を抱く結果になりました。
今回の他の見所
・デューンとプリキュアの戦いをVIP席で観戦する薫子とコッペ様
・前回でもアバンでフラグがピンコ立ちしていた番くんxなみなみフラグですが、今回は更になみなみが番くんに寄り添うという特大のフラグが立った!!しかも番くんがちゃっかりなみなみの体に手をまわしているとかおめえオタからリア充に移行するの早すぎじゃないですか!?そんな事してる暇があったらデザートデビルの触手が活躍する薄い本をさっさと描いてなみなみをドン引かせてくださいよ!
・真・デューンが憂さ晴らしに地球を小突いてるようにしか見えない件
・「笑っちゃうよね。たった14歳の美少女がデューンと戦うなんて」「ちょっくら地球を守ってこよう!」
ちょっくらとか、その辺のコンビニに買い物に行くようなカジュアルな感覚で地球を救いに行くマリンクソワロタ。もうね、最終回だとか地球が地球が大ピンチ(by子門)とかそんな事一切お構いなしでいつものマリン節を貫くマリン最高
・サン「えりか、ゆりさんは17歳だよ(ニコッ)」マリン「あああああ!!そうだった!!ゆりさんごめんなさい!」
お前らムンライさんを何気におちょくってますね!
ムンライ「行きなさい」
この後に「(えりか、後で覚えておきなさい)」というムンライさんの心の声が俺には聞こえたような気がします!
・デューン渾身の技、デコから巨神兵ビームで貴重な月がああああ
・ラスボス戦の最中だろうがイチャイチャするブロマリのブレの無さに感動した
・前述の通り、無限シルエット形態はブロマリサンムンが合体した姿ですが、その髪型がブロマリサンムンの各パーツをミックスしたデザインでなんだかジャンボキングやタイラントのような再生合体怪獣を彷彿させてアレな気分に。
・最終回でも安定のえりかさんの鼻の穴コレクション
・いつきがようやく女子制服を着てくれた!!ひゃっほう!!
・「私達はスゴイ事をしてしまった!世界が輝いているのも私達のおかげ!」「たった14歳の美少女が地球を守ってしまったー!」
ドヤ顔でイバるえりかさんですが、概ね言ってる事は正しいので困る(特に美少女の部分)。これにはさすがのつぼみんも「私、もう聞き飽きて堪忍袋の緒が切れそうです」
えっ、ここで最後の堪忍袋ですか
・「えりかはみんなで無限プリキュアになったのが衝撃的すぎて調子が戻らないんですねー」
無限シルエットが使用者の精神を汚染する危険極まりない技だという事が判明。(ただし14歳の美少女に限る)
・「しかし人生とは…なんともはや、奥が深いっしゅ」 えりかさんの精神汚染が止まりません!
という訳でハートキャッチプリキュア!これにて終了。つぼみの成長物語として、そしてもう一人の主役とも言えるゆりの復活物語として、ハトプリはとりあえずゴールに辿り着きました。まあ、いつものように色々粗はあったものの、女児向けアニメとしては十分すぎるクオリティでお子様をそして俺ら大友を楽しませてくれました。毎回言ってますが、本来の視聴者層のお子様が楽しければいいんですよ。俺らは子供番組を大人視点で見て物語の整合性や設定の穴を論じている訳で、ある意味不毛な事をしている訳です。でもそれがジャリアニメ好きな大友に与えられた唯一の楽しみなんだよね!許してね!
あと、今年はメディアで取り上げられる機会も増えたりとプリキュアを取り巻く環境が大きく前進したように感じられた一年でした。これはハトプリだけの力ではなく、無印からハトプリに至るまでの積み重ねの賜物だと思っています。この勢いをスイプリに繋げられますように!
一年間、スタッフの皆さんお疲れ様でした!!
次回からは「スイートプリキュア♪」がいよいよスタート!予告を見た限りだと敵の幹部のおっさん度がやけに高い気がするんですがw あと、作画もちょっと不安気な感じ。というか現時点(1/30)では敵側であるマイナーランドの情報がほとんど公開されていないんですよねえ。明日には公式サイトが本オープンするらしいのでそこで一気に情報公開でしょうね。
今回のデータ放送
最後は久しぶりに自力予想。ラストを飾るという事でつぼみんの赤!と思ったら2ptで計129pt。最終称号は「プリキュアのこころのささえ きぼうのたね」でした!最後の最後まで予想に反した答えだった・・・。
スイプリも同じ形式になるかは不明ですが次こそはカンスト目指す!