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「議員5人」へ苦肉の策=数合わせ否めず-新党日本

2005年08月24日 | 政治
「議員5人」へ苦肉の策=数合わせ否めず-新党日本 (時事通信) - goo ニュース
長谷川憲正参院議員が国民新党から新党日本へ転入したのは、前衆院議員を含め国会議員5人以上の参加が必要とした公職選挙法の政党要件を満たすための苦肉の策だ。条件を満たさない政治団体のままでは、小選挙区と比例代表との重複立候補ができない上、政見放送は比例代表のみしか認められない制約がある。自民党から「刺客」を送り込まれる中、生き残りを図るには転籍で数合わせせざるを得ないところまで追い込まれたことを示した。
新党日本は当初、代表代行の小林興起氏の秘書を務めていたこともある秋元司参院議員に参加を打診していたが、秋元氏は応ぜず、「兄弟分」の国民新党に助けを求めた。もともと長谷川氏は国民新党代表の綿貫民輔元衆院議長に近く、23日に発表した同党の衆院選公約も事実上長谷川氏が1人で執筆した。長谷川氏は、「今後も国民新党の仕事を続ける。国民新党を捨てたわけではない」としており、同氏の新党日本入りは「レンタル」に近い。
長谷川氏は24日の会見で「これからの行動を注目してほしい」と強調したが、有権者の理解を得るのは難しそうだ。 →情報源

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………何やら断末魔を見るようで大変痛々しいというか…。誰か介錯してやれよー。ぶっちゃけ、あまりのぐだぐだっぷりに見苦しいとしか思えないんですけど。
結局のところ、国民のためとかそういうのはただの建前で、本音は自分が美味い汁吸いたいだけなんちゃうんかと。「国民新党は兄、新党日本は弟。兄は地方で、弟は都市部でがんばり、あとで手を取り合おう」なんて意味合いの発言をどこかで見た覚えがあるんですが(どこで見たかは思い出せない)、国民をバカにするにも程があるよなぁ…。田舎には国民新党がいい顔を見せて、都市部には新党日本がいい顔を見せて、あとでふたつそろって利権をあさろうってか。奇麗事ではやっていけないのが政治家とはいえ、あまりにも露骨すぎやしませんかね。
国民新党にしろ新党日本にしろ、見通しが甘すぎるように見えますが…そんなんで、国民の将来を一身に背負ってきっちりとした政策を立てることなんてできるんですかね。いささかどころでなく不安です。つか、郵政改革法案参院で否決→衆院解散てのは、小泉さんは散々言ってたわけですから。ありえないと思いつつ準備ぐらいしておけよ、と思います。国民新党がkokumin.biz、新党日本がlove-nippon.com……政党のサイトとは思えないドメインだよなぁ…。新党立ち上げを計画するなら、ドメインぐらいは抑えておけばいいのに。
個人なら、適当に行動しても赦されることは多いと思います。ただ、彼らは政治家です。国会議員なら国民全員の、県知事には県民の将来を背負っているはずです。彼らの立てる政策ひとつで将来が変わりかねないのですから、慎重に行動しリスクを計算し、その上で決断するのが当然です。外国との関わりだって、「あるはずがない」などという決め付けだけで行動するわけにはいかないでしょうし。
そういう意味では、今回のどたばた劇は、「政治家としての資質に欠ける行動」と取られても仕方のないものだと思います。国民新党も新党日本も、マイナスからの出発となったわけですが、あと3週間で挽回できるかどうか、見ものだと思います。