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広がる「進化論」批判 米教育界、指針見直しも

2005年08月14日 | 社会
広がる「進化論」批判 米教育界、指針見直しも (共同通信) - goo ニュース
【ニューヨーク13日共同】ダーウィンの「進化論」に対する批判を学校教育に取り入れる動きが、米国で広がっている。聖書の教えを厳格にとらえるキリスト教右派の影響によるもので、米中部カンザス州の教育委員会はこのほど、進化論に批判的な教育もカリキュラムに盛り込んだ指針をあらためて導入する方針を決めた。
右派の主張は「インテリジェント・デザイン(ID)」と呼ばれ、人間の複雑な細胞の構造などは進化論だけでは説明できず、「高度な理知」の手が加わることで完成するとの考え方。ブッシュ大統領も支持している。

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「高度な理知」じゃなくてあれですよ、隕石から降り注いだウィルスなんですよ! そういえば、そんなことをこないだテレビでやってたなぁ。進化を促す未知のウィルスが、隕石にのってやってくるとかなんとか。
……実際猫西も人間が進化論の果てにできたとはあんまり思えないんですよね。正直、地球の地元の進化の果てはチンパンジーで、宇宙船が不時着して宇宙人がチンパンジーから作ったのが人間だと猫西は思ってます。肝心の宇宙人は女性の中のミトコンドリアに潜んでて、宇宙からいつかピピピ、と暗号を受信したらパラサイトイブな感じで一斉蜂起して宇宙に帰るんですよ、と電波なことを言ってみたり。でも猫西と猫西の父は、これで意見が一致してたりするんですよね。ははは。
猫西が大学生のとき、とってた講義の関係で似たようなトンデモ本をよく読んでたんですけど、実際問題として進化論には限界があるようにも思えるんですよね。卵が先か鶏が先か、とよく言いますが、進化論にも似たようなところがあると思います。キリンの首が伸びたのは高いところにある葉を食べるため、というのが進化論の原点だと思いますが、逆に、たまたま首を伸ばしたら生き残れた、というだけかもしれないわけで。環境が先か進化が先か、という話になった場合、結局どちらにしても証明はほぼ不可能なわけで…仕方ないんですけど。
ただ、アメリカの場合は最近とくにブッシュ大統領再選のあたりから、ずいぶんとキリスト教の原点に戻ろうとする力が大きく働いているようにも見えるのが心配です。や、もともと欧米の根本的な価値観にキリスト教ががっちり食い込んでるんで別にそれはいいんですけど…イスラム教にしろキリスト教にしろ、原理主義が台頭してくると、どっちでもないけどどっちでもいいんでねぇの、て感じが多い日本としては、巻き込まれると面倒というか、どっちにも敵扱いされそうというか。東大とか出たエリートがオウムにはまったように、案外科学の先に「超越した存在」を感じ取ることが多い、といいますから…これからも、似たような事例が起こるかもしれませんね。で、宗教界での覇権をかけてぶつかる、なんてことがなければいいんですけど…。