にぅすの小箱。

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もう「代返」使えません 携帯電話で授業の出欠管理

2005年08月02日 | 経済
もう「代返」使えません-。情報管理サービスのトッパン・フォームズ(東京)は1日、携帯電話を利用した出欠管理システムの販売を始めた。大学などで本人以外による代返を防げる上、教員の負担を減らせるという。システム導入の価格は1250万円から。
講義前に学生が携帯電話からIDやパスワードを入力し大学専用サイトに接続。教員が授業を始める際に指示した数字を入力すると出席が記録される仕組み。
出席していないと指示された数字が分からない上、ランダムに数人の学生にメールを送り、氏名や学籍番号を答えさせる方法で本人かどうかを確認し、代返を抑止するという。
教員は出欠を取る時間や、講義後に記録する作業を省ける。 →情報源

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………出席している友人からパスワードを連絡してもらい、アクセスすれば、その場に居なくても「出席」扱いになってしまのでは…?
そもそも、大学で出欠を取る必要性がいまいちわからないんですけどね。義務教育じゃあるまいし、出席しないで落第するのは本人の責任のみの問題でしょう。きちんと出席して知識を自分の中に蓄え、活用するのもひとつのやり方ですし、講義をサボりまくって適当に連れからノートをコピーさせてもらってCを取り、授業料で4年間の自由時間を買う、と割り切るのもひとつの生き方だと思います。要するに、本人がどちらを選ぶかというだけの問題で、その段階においては講師の工夫というものは必要ないと思うんですけどね。
最近はアホな子が増えているせいで、手取り足取り至れり尽くせりの大学が増えてきているそうですが、そんなのに何の意味があるのか、不思議です。大学って専門的なものを学ぶところであって、小学校からやり直す場所じゃないと思うんですけどね。分数の計算が出来ない子のために、大学で補習授業って本気でアホちゃうか、と思ってしまいます。余計に甘えてアホの子が増えそう。
もちろん、講師の中には十年一日変わりなく、3年前のノートでテスト対策できちゃう先生もおられましたが。それでも、その程度で面白くないから他人のノートで十分と判断するならそれでもいいでしょうし、講師の方には「難しいけど面白いから毎回出る」と思わせるような講義をしていただきたいとも思います。猫西も経営学総論、経済学概論、リスクマネジメント、CS、進化生態学、プログラミング言語、経営心理学、社会心理学、多角的経営論などなど、興味の赴くまま学科関係なしに結構好き放題講義を取りましたが(おかげで数だけなら卒業に必要な単位はあったけど、学科専門科目の単位が足りず、卒業できなくなるかも、というピンチに陥りました)、面白かったものは案外記憶に残り、今でも基本的な考え方に役立っていると思っています。大学の勉強ってそんなもんじゃないのかなぁ。
てか、ぶっちゃけ大学生つったら18歳以上、少なくとも自分の時間の使い方に責任を持てる年であるはずなので。無理やり出席させよう、というよりは、むしろ「出席したくなければそれでいいよ、でも多分テストで落ちると思うけどね」ぐらいのスタンスで振るい分けるほうが、よっぽど建設的だと思います。正直、学科の必須科目でやってほしい。
……そんなシステムに金かけるぐらいだったら、授業料安くしたほうがいいんじゃないかなぁ…。