自民参院幹事長が「対北、圧力発動の時期」

自民党の片山参院幹事長は２８日の記者会見で、拉致被害者の横田めぐみさんの「遺骨」は別人のものとする日本側鑑定結果に対し、北朝鮮が「ねつ造」と回答してきたことについて、「『検討します』では進まない。圧力を具体的に発動する時期に来ている」と述べた。

＊　＊　＊

確か改正油濁法が３月施行ではなかったかと。保険会社がトンズラするような国の、経年劣化が著しい船が座礁して原油が駄々漏れ、地元がえらい損害を被ったことに端を発する改正法ですが、…まぁ、ある意味特定の国を狙い撃ちしているようにも見えますわな。実際そうかもしれませんが。建前上はさておき。
おそらく、２月か３月、少なくとも春までには北朝鮮に再回答を迫る、と見られていたのも、多分それが絡んでいるのではないかと。つか、偽「遺骨」だけでも大概なのに、それをねつ造だと主張するメモを日本大使に渡して正式回答だなんて主張するわけですから…猫西としては外務省何やってんだよ、とずっと思っていましたが、初めて「常識の通じない外国の人間と折衝する苦労」を見て心底ご苦労様、と思いました。
暴発しないように、逃げ道を残しつつ（あるいは残っているように見せかけつつ）、真綿で首をぎゅうぎゅうに締め上げていくつもりなんでしょうか。……もしそうだとしたら、本当にイイ根性してるよな、とも思うのですが…はてさて。その場合はあれですね、経済制裁に慎重な小泉さんが見せかけの逃げ道役を演じているのかもしれませんが…まさか、そこまで考えてのことでもないでしょうし。日本の経済制裁に対して、次第にトーンが下がってきている北朝鮮がどのような反応を示すのか、ちょっとばかり楽しみでもあります。