売買システム障害 楽天証券

インターネット専業証券の楽天証券は１２日、システムに障害が発生したため、同日午前１１時にシステムを停止し、国内株式の売買注文の受け付けを中止したことを明らかにした。同証券によると、データ処理に不具合が出て、同日午前から一部顧客の売買注文を取り次げなくなったという。１３日の取引開始時には復旧する見込み。同証券の顧客基盤は個人投資家が中心で、開設口座数は２００４年１１月現在、約２１万５千口座。

＊　＊　＊

…楽天てネット証券も扱ってたのかー。さすが、手広くやってますねぇ。もっともこの御時世、よっぽど強いアドバンテージがなければ専業じゃ危なっかしくて食ってけやしないかもしれませんが。
１３日開始までには復旧、ということは、システムエンジニアの方々は今頃「死にそうなぐらい」、というよりは「むしろ死んだほうがマシ」レベルで働いておられるんでしょうね…。知り合いにＩＴ関係に勤めているのがいるんですけども、話聞いてたら半端じゃないですからねー。忙しさのあまり耐え切れずに失踪した人間がいるとか。徹夜続きの挙句、「今寝れるなら死んでもいい」とかなり本気で思ったとか。月に３００時間の労働なんか珍しくないとか。
世の中に仕事というのはどうもふたつパターンがあるようで、ひとつは「定時に入って定時に退社する」タイプ、もうひとつは「案件を期日どおりに仕上げさえすれば拘束時間には拘泥しない」タイプ。どちらが楽か、てのはそれぞれの好き嫌いに左右される部分もあると思いますが…。まぁ、どっちもどっちでハードなのにはかわりはないですよね。
停止中の損害がどれだけになるのかは解りませんが、個人投資家なら小さいのかな。そうとも限らないか。例えば売り損ねたせいで株価が下がり、結果として損を出したとき、補償はないんでしょうかねぇ…？
猫西は基本的に株の取引とかって実態がないものは好きじゃないんですけどね。実物が紙切れになって、紙切れが電気信号になって。５０年後はどのような形で経済が動いているのか、気になるところではあります。