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対中ODA”卒業”検討へ 総合戦略会議

2005年01月25日 | 政治
外相の諮問機関であるODA総合戦略会議は24日の会合で、中国向けの政府開発援助(ODA)を、どのように円滑に削減、廃止していくかという”卒業政策”について、次回会合から検討していくことを決めた。インドネシア・スマトラ島沖地震による津波被害を踏まえ、防災支援の強化などを織り込んだ新たなODA中期政策も了承した。2月初旬にも対外経済協力閣僚会議の了承を経て中期政策を正式決定し、閣議に報告する。
対中ODAを議題とすることは、議長代理の渡辺利夫・拓殖大教授が記者会見で明らかにした。


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どうやら、対中ODA廃止ないし削減というのは決定事項のような感じですね。あとはどうやってその結論への着地をするか、という方法論を決めるだけのような。
今日たまたま「デイ・アフター・トゥモロー」を見たんで、環境対策は確かに大事だよね、と思ったり。自然系の災害てのは、新潟も神戸もスマトラも全部そうですけども、はっきりと予測できないだけに、対策を立てるのが手遅れになりがちなのに加え、一度起こってしまったら被害の大きさが尋常でない、という感じがしますしねぇ。これから対中ODAも、中国の経済発展に向けての援助というよりは、中国の発展=偏西風に乗って日本に公害の影響、その防止に向けての援助というふうに変わっていくのではないでしょうか。で、どうせだったら実際に企業が新しい環境対策商品なんかを作った場合、効果があるかどうかを中国で実験してみる、というのもありかもしれないとも思ったり。
…まぁ、中国も何しろ「国連常任理事国」様ですからねぇ。「常任理事国になりたければ、これぐらい立派なコトをやってみせろ」という、日本に対する要求を軽々と自分もクリアしていただきたいものですが。……当然やってくれますよねぇ?