北、再訪朝を招請 米議員団会見

北朝鮮訪問を終えたカート・ウェルドン米下院軍事委副委員長（共和党）は１５日、北京の米国大使館で記者会見し、北朝鮮側から議員団に再訪朝するよう招請を受けたことを明らかにした。また、ウェルドン氏は拉致問題など日朝関係にも触れたが、北朝鮮側からは「何の反応もなかった」という。【北京＝佐伯聡士】

＊　＊　＊

…えぇとそれは、「北朝鮮側は拉致問題について（日本側が希望する形で）解決する意思はない」ということでしょうか。それとも「それは日本に対してのみ告げることであり、アメリカに対して返答する必要性を感じない＝無反応」ということでしょうか。どっちにしても、なんというか…芳しくないなぁ、と思いますが。
隣に、「金正日総書記は今年（か、来年）は経済躍進の年にするつもりらしい」みたいな（すみません、うろ覚え）記事がありましたが、素人から忠告させてもらうと、経済発展には先立つものがある程度いるんですよ、と。スマトラ島沖地震に寄付してる場合じゃないはずなんですけどねぇ。
日本の態度が硬化していて、しかも軟化する見込みがあんまりない（日本側としては、おそらく拉致問題が『完全に』解決するまで、食料支援は凍結し続けるようですし。それどころか、船舶関連法案などでゆっくり真綿で首を絞めているようにも見えます。とりあえず小泉首相が退陣するまでは、そういう方向性で進むのではないかと思います）以上、アメリカから何らかの妥協を引き出す以外、落とし所はないんでしょうけれど…そう上手くいくんでしょうかねぇ。
一度妥協して、今の「実は核兵器を持っているかもよん？」などという事態になっている以上、「これ以上は勘弁ならん」とラインを引いてしまっているようにも見えるのですが。さて、北朝鮮の思惑通り、もう一度議員団の訪朝はあるのか、その際に手土産持ってったりするのか。
……まぁ、「また来てねぇｖ」という飲み屋のおねーさんのような、ただのリップサービスということもあったりして。