にぅすの小箱。

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安倍氏、朝日新聞に謝罪求める

2005年01月18日 | 政治
自民党の安倍晋三幹事長代理は17日、NHK特集番組について安倍氏らから内容を変更するよう圧力を受けたとNHKプロデューサーが主張している問題で、「指摘は全くの憶測であり事実誤認である」として、プロデューサーの釈明を求める文書を代理人の弁護士名で送った。また、特集番組が「政治介入を許した」などと12日付朝刊で報じた朝日新聞に対しても、謝罪と訂正記事の掲載などを文書で求めた。

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さて、全面戦争の気配が漂ってまいりましたが…猫西の見るところ、プロデューサーと朝日は全面的に分が悪いように見えます。特にプロデューサー。たまたまテレビで記者会見を見たんですけど…凄いな日本のマスコミ、と感動しましたよ。最初から最後まで伝聞・推測の記者会見なんて初めて見ました。そんなんでいいんだったら、猫西も怪電波飛ばしちゃいますよ、「実は日本の上層部はのきなみ宇宙人に代わっているようだ、証拠はないが最近の方針転換はその影響だと思う」………アホらしい。
探し方に偏りがあるせいかもしれませんが、問題の「市民法廷」…優しい言い方をすれば「裁判ごっこ」、キツイ言い方をすれば「私刑(リンチ)」に関連するニュースを拾っていけば拾っていくほど、かなりきな臭くなってきています。ズブズブというかグルグルというか。なんだよ、お前ら全員グルかよ、みたいな。
それ自体は別に珍しくもなんともないかもしれませんが、せめて「予め結論を作っておいて、それに向かって進んでいくフィルム」をドキュメンタリーとは呼ばないでほしいです。ちゃんとこれはシナリオつきです、と正直に言わないと、視聴者にとんでもない事実誤認を与えることになりますし…政治家から「公正にやれよ(はぁと)」どころか「幼稚園からやり直そうね(はぁと)」と放送免許を剥奪されかねない事態になるのではないでしょうか。利権大事の民放ならさておき、天下のNHKがあんまりけったいなこと、しないでほしいです。ホントにもう。