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「数学苦手 女性だから」 ハーバード大学長

2005年01月20日 | 政治
米ハーバード大のローレンス・サマーズ学長が科学や数学の分野で活躍する女性が少ないのは生まれつきの問題かもしれないと述べ、波紋を広げている。
発言があったのはボストン近郊で15日開かれ我学術関係者の会合。約50人を前に「今日は皆さんを挑発する」と切り出し、名門大学の数学や工学系学部に女性教授が少ない問題を取り上げた。学長は考えられる理由として 1)週80時間も働く仕事で、子供を持つ女性には負担が大きい 2)高校の数学で男子には飛び抜けた成績の生徒がいるが、生物学的違いのためかもしれない――などと述べた。
この発言を性差別と受け止めた女性の参加者の一部が反発、途中で席を立った。その一人の生物学の教授は「かつても女性は車を運転できないとまで言われた」と憤った。反発に対し、学長は「誤解された」とする声明を発表。さらに「私は仮説を述べただけ。問題を提起して議論することは重要だ」などと述べている。
サマーズ学長は20代の若さでハーバード大教授(政治経済学)に就いた秀才。歯にきぬ着せぬ発言で知られ、クリントン政権時代には財務長官を務めた。【ニューヨーク=大塚隆一】


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…なぜこれが問題発言になるのか解らない猫西は、何か間違っているのでしょうか…。猫西の中では、「男と女というのは同じ『人間』という種類なだけで、実はまったく別のイキモノ」という認識が成り立っているので、この学長さんの話も別に衝撃的でもなんでもないんですけど。実際問題として工学部系に女子学生が少なければ、教授の数だって必然的に少ないでしょうし…志す人が少ないのに教授だけ男女同数にしたら、男性側にしたら「差別」というふうに見えてしまうと思うのですが。
男性は基本的に問題解決型で、女性は同調型だって何かで見たんですけど…なんだったっけかなぁ。あと、男の人は「モノ」に対して興味があり、女の人は「関係」に対して興味がある、という話も聞いたことがあります。本で読んだとき、物凄く納得した記憶があるんですけど…あと、男の人はシングルタスクで女の人はマルチタスクだとか。脳の機能というか、得意分野に男女差があり、幼児のうちからその傾向があるという話でした。あと、空間認識は男性のほうが得意で、言語に関しては女性のほうが得意だとか。
まぁ、猫西が読んだその本は、いわゆる「と本」かもしれないですけど…でも実際、少なからず差はあると思います。そりゃもう必然的に。男性の方が全体的に女性よりも力が強い、というのと同じくらいには。この学長さんに失態があったとすれば、「女性は数学が苦手」ではなく「数学を苦手とする女性が多い」ぐらいに留めておけばよかった、ということではないでしょうか。
大体なー…「女性は車を運転できない」とまでは言わないにしろ、運転が下手な女性は多いと思いますよ。てか、猫西の身近にいるし。我が家は両親ともに運転ができるんですけど、毎日運転している母親のほうが圧倒的にへたくそなんですよね。特に車庫入れが。だもんで、「車の全長や幅などを感覚的にとらえることが苦手で、そのためどのようにハンドルを切れば車がどのように動くか、はっきりとイメージできる女性は少ない」という説には、全面的に賛同したいくらいです。
…そういえば、日本にもエセフェミニストがいますけれども、「映画館でよく行われる『女性限定割引サービス』は差別だ」という発言は一切聞かないですね。なんででしょうねぇ?