娘とサンタにお願いするクリスマスプレゼントの下見にトイザラスへ。
暇つぶしに併設しているケーズ電気に入るのだ。そしたらCoolpixP300用のケースを発見したのでお買い上げ。久しぶりの「新品」だああぁ!
お買い求めの理由は何と「480円」でした。隣に330用のケースがありましたが、そっちは4千円以上してたにゃ。
ただまぁ実際使うかとなると微妙ですねぇ。基本的に撮影時にケースは邪魔だと思うんで。それでも安けりゃ手が出てしまう。我ながら情けないなぁ。
娘とサンタにお願いするクリスマスプレゼントの下見にトイザラスへ。
暇つぶしに併設しているケーズ電気に入るのだ。そしたらCoolpixP300用のケースを発見したのでお買い上げ。久しぶりの「新品」だああぁ!
お買い求めの理由は何と「480円」でした。隣に330用のケースがありましたが、そっちは4千円以上してたにゃ。
ただまぁ実際使うかとなると微妙ですねぇ。基本的に撮影時にケースは邪魔だと思うんで。それでも安けりゃ手が出てしまう。我ながら情けないなぁ。
風邪っぴきでランニングは論外、外に出るのも何なので今日は引きこもり。当然することもないのでブログの更新するのだ。
場所はまたまた墓場屋なんだが、ジャンクレンズが並んでいる棚の上にはデジカメの箱が積まれている。そこで発見したのがオリンパスのSP350というデジカメ。グリップのラバー欠損などで2500円にてお迎えしたのだ。今回改めてお迎えすることで初めて解ったこともあったのでレポートするのだ。
まずSP350のポジションだが、トップにキャメディア8080というハイエンドコンデジが君臨していたので立ち位置的には2番手のミドルレンジを担っていたと思う。ストラップ環が両サイドにあることや外付けフラッシュ用ホットシュー、コンバージョンレンズ対応などは当時ハイエンドに許されるものなのだ。8メガという画素数も当時はトップクラスであった。
他方でプラスチック全開で高級感ゼロのボディや単三電池対応というのは明らかに「特売セール向け」というかレギュラーより下位のクラス仕上げだ。よく言えば「ハイエンドの機能をお求め安い価格でご提供」という感じかな?ハイエンドの廉価版コンデジというニュージャンルを狙ったんだろうか?
では改めて外観から見ていくのだ。うーん、何とも「恐ろしい」、というか見事なくらいの悪党顔だ。最大の特徴はステロイドの打ちすぎみたいに肥大化したグリップ。上端が力コブのようにボディより上に盛り上がってる。そして反対側に向かって絞られていくクサビ形のボディ形状は見たことがない。
ストロボとファインダーの位置もバラバラでこれほどバランスを欠いたスタイルのデジカメはデジカメ黎明期にはあったが、この時代にはそうそうない。それだけに個性的という点では唯一無二の存在でもある。とにかく「人と同じデザインのコンデジは嫌」というユーザーにはもってこい(笑)。
最初に書いたがこのデジカメはバッテリーが専用リチウムではない。何とCR-V3リチウム電池もしくは単三2本という珍しい仕様。今ではリチウム電池も社外品で安く手に入る一方で、製造中止のリスクもあるからやはり嬉しい。
また単3ニッケル水素電池2本も使用可能ということで、ファンには単三電池で動く多機能デジカメということでも非常に貴重な存在となる‥はずだった。しかし当時のレビューを読むとそれが致命的な欠陥となっている。何とニッケル水素電池は事実上使い物にならないというのだ。
どうも電圧管理が下手らしく、酷いときは満充電したニッケル水素電池を詰め込んで、いざ撮影しようと電源オンすると「バッテリー切れ」表示で使えないというもの。当然、他のデジカメにその電池を入れると問題なく使えるという。なのでまともに撮影しようと思ったら高価なCR-V3電池を使う必要がある。これではランニングコストが最悪。
しかし更に読み進むと、その後バージョンアップを繰り返しVer1.3でようやく電源管理がきちんとできるようになったという。今度は持ちが一気に良くなったらしいが、既に市場では駄目デジカメの烙印が押されてしまった。何とももったいない話である。
さて機能編に移るのだ。何とSP350はシーンモードとプログラム以外に「シャッター優先」「絞り優先」「マニュアル」のモードを持つ。ハイエンド以外でこの3モードを全て持つコンデジは非常に少ない、実に良く出来たデジカメなのだ。
また、マイメニューに設定を登録しておくことが出来る。このカスタマイズ機能もハイエンド以外で有しているモデルは非常に少ない。
そしてマニュアルでは「バルブ」が使える。正直、これにはビックリした。最大で8分。同時期に復活した8400以来のハイエンドクーピーであるP5000では削られた機能なのだ。ある意味非常にマニアックなバルブ撮影が可能なんて「やるじゃん」
但し問題もある。ケーブルレリーズが使えないのだ。つまり基本的にバルブ撮影中はシャッター押しっぱなし‥無理です。現行のモデルにはリモコンにレリーズロックスイッチがあるのだが本機では使えない(泣)。後はホットシューを利用してアダプタを自作するしか手立てがないのは実にもったいない。
そして白眉ともいえるのが、RAW撮影とデジカメ内RAW現像機能。当時ハイエンド以外でRAW撮影可能なコンデジってあったっけ?これだけでも驚きなのに本体で現像までできちゃうなんて凄すぎる。しかもRAW,J-peg同時記録も可能。このチープな外観のどこにそんな秘めたる能力をもっていたのだ。凄い!凄すぎるぞSP350!
実はこのコンデジをお迎えしたかった理由は随分前にワイコンを手に入れていたからなのだ。当初は他のデジカメに流用できないかとの考えだったのだが結局うまくいかずに、そのままカメラ塚で眠りについていたのだ。
そんでこのワイコンだが美点はサイズが小さいことだ。Coolpixのワイコンと比較すると以下に小さいかがわかると思う。右からCoolpix5700用WC-E80,Coolpix990用WC-E63そしてSP350用WCON-07F。まぁWC-E80はフィルター系50mm用なので横綱サイズなんだがE63と比べても小さいのがわかる。これに対抗できるのは同じくCoolpix用のWC-E24くらいなもの。
面白い機能としてはシーンモードに「水中撮影」モードがある。当時オリンパスはハウジングを積極的にリリースしておりダイバーの間では人気があったようだ。
最後にこの名前なんだが、往年の銘コンパクト「35SP」を思い出すカメラファンが多いのではないだろうか。35SPはコンパクトカメラでありながらf1.7の明るいレンズにスポット測光とLV読み取りマニュアルが可能という傑作銀塩コンパクト。
このデジカメは決して悪いデジカメではない。むしろ秘めたる能力は素晴らしいものがある。それでも詰めの甘さが多く、由緒あるSPを名乗るには荷が重かったかもしれない。
現在オリンパスデジカメはペンやOMなど銀塩時代に一時代を築いたブランド名を使用している。35SPにあまりにも似たネーミングのSP350。ひょっとしてこのデジカメも同じ路線をやりたかったのかと邪推してしまう。だとしたら細部の煮詰めの甘さからもったいないことをしたものだと思う。
ちこっと墓場屋なんぞに立ち寄るのだ。床にはノートパソコンが散乱していて何屋なのかちょっと見には分からないカオス状態になっている。銀塩カメラも全く入ってこないのか、もう同じ顔ぶれの状態が長く続いているのだ。レンズ棚も同じ…むむむ?
目に入ったのはブロニカ用標準レンズNikkor75mmであった。そういえばだいぶ以前にも一度見かけたことがあったな。そのときはマルチコートの施された後期型だったが今日鎮座しているのは単層コートの前期物だ。状態はよろしくないなぁ。「これいくら?」「千円」「買った」
前回マルチコートの後期物をパスしたのに今日は程度がかなり落ちる前期物を何故ゲットしたのか。何とこいつには「ヘリコイド」がついていたのだ。
知らない人には「ヘリコイドがないレンズなんてそもそもジャンクじゃん」となるだろうが、ブロニカニッコールにはヘリコイドが「ない」のだ。というのも最初に出たゼンザブロニカデラックスはレンズ繰り出し機構をボディに持つという特殊な構造をしていたのだ。
3代目のS2からボディのレンズ繰り出し機構はなくなった。しかし既に供給されているレンズにはヘリコイドがないのだ。そこでヘリコイド部分だけを別に供給することにしたのだ。ヘリコイドは全共通で1種類のみだと思った。
一見するとヘリコイド分だけレンズ価格を下げられる合理的システムなのだ。何しろ当時ニッコールレンズは高価なので価格を下げるには有効な方策だったかもしれない。
しかし焦点距離によって繰り出し量が違うので、距離目盛りをいくつもヘリコイドに記入する必要があった。何しろ距離目盛がないと被写体深度が測れないのだ。自分の手持ちで一番多いのは何と4種類の焦点距離に対応している。上下二段で更に色違いにしている。苦労の跡が伺えるが、その割りに実に使いづらい(まぁ使わないけどさ)。
本来はボディ1にヘリコイド1という組み合わせになるはずだが、中古では何故かこれが不均衡でヘリコイドのないボディが見受けられる。そしてこのヘリコイド、中古を探すのは結構面倒くさい。特に昨今の銀塩中古カメラ屋激減な中では以前に増して大変なのだ。
なので標準レンズ以上にこのヘリコイドリングに価値があったのだ。
んで、もう一度棚を眺めると何と50mmレンズ発見!しかもリアキャップ付きじゃないか。これも千円ですって「買った買った買ったぁぁ!」
中古でリアキャップのないレンズが多いのは、お店がキャップを別にして売るからなのだ。まして墓場屋ともなるとリアキャップはないのが基本なのだ。
まぁ普通の交換レズならキャップの入っているカゴを探せば見つけられるが、ことブロニカニッコールとなると話は別。まず見つからない。
手練な中古カメラ屋ならブロニカニッコール用リアキャップはしっかり別にして売っているのだ。このキャップ、需給バランスが崩れると高騰する見本みたいなものだ。
それにしてもこの50mmレンズ、前玉の巨大さが実に格好よいです。当時、ブロニカの売り文句は「ニッコール交換レンズ」でしたからね。当時のニッコールは現代とは比べ物にもならないくらいのブランドだったのよ。レンズならニッコール、醤油ならキッコーマン(たとえになってない)。まぁ西のツァイス東のニッコールでした。
何にせよ久しぶりの銀塩カメラ系お買物でした。
またまた墓場屋でワシントン条約に基づき保護したデジカメのご紹介。いつものように代わり映えしない店内で見つけたのがCoolpix P6000。手にとって値段を聞くと6000円‥P6000のPはPRICEのPってこと?シャレですか?んで、いつものように電池要らないと値段交渉開始、結局「ノークレームノーリターン」条件で5000円になったところで手打ちに持ち込むのだった。
ようやく普通の人も購入を考えるくらいの店頭価格になったコンパクトデジカメ市場で未だ高みの存在としてニコン信者から崇められたコンパクトデジカメがあった。それはCoolpix5000。950から始まったクーピーのトップモデルだ。
操作説明書も携帯しないと使いこなすのが難しい多機能で複雑な操作性に凶悪な概観はフルオート以前のカメラ世代の優越感をくすぐるものであり、一回り以上大きなセンサーやEDレンズが入った光学系は信頼の証だった。ライバルはキヤノンのパワショGシリーズ。画質ではパワショが一歩先を行っていたが、ワイドズームということもあってクーピーの方がアドアマ受けがよかったような気がした。
それなのにあぁそれなのに、地道に画質にこだわったパワショがG6付近でのモデル継続危機を乗り切り今では確固たる地位を築き上げたのに対し、クーピーは8400,8800を最後に糸の切れた凧のように迷走し始めるのだ。そして登場するのは迷走時代のひとつP6000だ。
このデジカメを一言で表現するなら「突っ込み所がてんこ盛り」というか、優れているところを探すのに一苦労しちゃう、そんなデジカメだぞ。
やはり最大の売りは28mmから始まる光学4倍ズーム。しかしだ、3倍ではあるがクーピー5000で既に実現していたではないか。8400では24mmスタートでパワショオーナーを悔しがらせたあのクーピー魂はどこに行ったのだ。更に望遠側のf値が普及モデル並みの5.9とは情けない。前回登場したソニーDSC-V1のバリオゾナーより暗いじゃないか。同じ時期なら「ワイドズームだから」と抗弁もできただろうが、V1より5年もたってるのよ。
パワショが画質一筋なのに比べクーピーのトップレンジは常に技術的に尖ったものを搭載してきた。初代からのスイバル、他社を圧倒するコンバージョンレンズ軍、8800でのVR搭載など。
そしてP6000では使えるコンバージョンレンズは一つだけになり、搭載されたのは飛び道具はGPSと有線LAN!うーむ迷走時代を象徴する訳の分からないものだ。
まずGPS、これ評判悪いです。とにかくアンテナの感度が悪い。んで、試してみました。うーん、当時の技術ならこんなものでしょ。むしろ即応性が求められるカメラと補足に時間がかかるGPSは相性がよろしくないのが当然。「あ!これ撮ろう」と思って、その場で数分待つなんてできないでしょ。それに世界中の秘境探検ならとにかく観光名所で記念撮影して、その位置データが記録されて果たしてそれに意味があるのか?運良く野良猫撮影に位置データが加わって、後で「ふむふむ、この野良猫はここで撮影したのか」なんて誰もしないって。
そしてもうひとつの困ったちゃんが有線LAN。何とこのデジカメはグリップの下にLANコネクタがあって、パソコンを経由せずダイレクトにネットに繋がるのだ(実は知らなかった)。そして繋がるのはニコンの専用サイトのみ。要するに撮った画像をこのサイトにアップしてみんなで楽しもう!って誰がするかいこんな面倒なこと。結局、パソコン環境がある場所じゃないとできない、だったらパソコンの裏にあるケーブルをいちいち外すよりカードをパソコンに挿す方が普通じゃないですか。
それに今ならスマホで速攻「なんとかナウ」とかfacebookアップできちゃう。何しろ携帯やスマホは基地局から位置を算出できるのでGPS単体より遙かに早く位置を割り出せるし、スマホなら路上からアップ可能。ニコン様完全に時代を読めませんでした。
このデジカメの提灯記事で目立ったのが、これらお馬鹿な機能にある種の先物買いというか未来を買うみたいなことが書いてたけど、株式じゃあるまいし先行投資できるかっての。ましてデジタル製品は「なまもの」なんですぜ。
もっとも大多数のユーザー同様に私もこんな機能を使う気は全くありませんね。惚れ込んだのはパワショよりコンパクトなボディとマグネシウムボディの質感だけですから。
とくにお気に入りはメインダイヤル周りに施された「ダイヤカット」です。どことなくレトロで好きだなぁ。ストロボが格納式なのも好ましい。正直、内蔵ストロボなんてまず使わないですから。またダメダメでも光学ファインダーは有り難い存在。P300はとてもよく出来たコンパクトだと思うけど、やはり光学ファインダーが欲しいんだよね。
そして特に良くなったのがグリップ。昔のニコンはナイスグリップというキャッチコピーを使うくらいでデザインを犠牲にしても普及クラスまでグリップを採用してたけど、今じゃ付いてない方が普通になってしまいました。
そしてP6000のグリップですが、これがすこぶる具合がよい。サイズ、形状とも良くできてます。個人的には歴代クーピーでも最高の出来です。更にラバーのパターンを変えて指先の部分はダイヤルと同じようにダイヤカットパターンになってます。これが指先の滑りを完全に押さえ込みます。このグリップとマグネシウムボディの剛性感が相まって抜群の安定感をもたらしてくれます。いや本当にデジイチと同じくらいなんですよ。手にとって初めて解るこの安心感は素晴らしいです。個人的には好学ファインダーとこのグリップはVRより頼りになりそう。
所用で狭山まで。んで、帰り道、定期の関係で少しだけ安くなるからと新宿経由で帰ることに。ついでなのでDisk Unionにお立ち寄り。そこで見つけたのがweather reportのベスト、2600円。
ウェザーリポートは70年から80年に駆けてジャズ界を席巻したビッグバンドで、これはその歴史を3枚のCDにまとめたベストボックス。考えたら意外なくらいこのバンドについてはベスト盤が少ない。まぁこのクラスを好きになる人はベストよりアルバム単位で聴きたいという人が多いですからね。
それでもこのセットが出たときは話題になりました。理由は4枚目に控えるライブDVDの存在。最も人気が高かった時代のライブが2時間入っているということで、「ライブだけでも買う価値あり」という有難いような有難迷惑みたいな評価をされたボックスセットでした。
自分も既に10枚以上所有しているのでほとんどダブっているんですが、ベストとして聴き直すと実に「新鮮」。改めて彼らの才能を再認識させてくれます。3枚組なのに捨て曲なしだわ、どれもこれも素晴らしい(いや、本音は「もうバードランドは入れなくても良いんじゃないの」なんて捻くれた感想を持ってますけどね)
やはりアルバム単位で聴いてると長らく聴いてない曲が多くなるので「おぉ!そういえばこれ好きだったんだよね」とか「この曲もいけるじゃねーか」と思い直します。個人的にはヴィトス時代が混沌としててスリリング。うん、実に格好よいです。
何しろ名曲、名演が多いので「何でこの曲が入ってないんだ」という場面もありますが、自分で携帯プレイヤー用にプレイリストを作る手間を考えると楽チンなのだ。
100ページ近いブックレットも良く出来てますが、なんと言っても忘れてならないのがジャケットのアートワーク。オリジナルアルバムに勝るとも劣らないハイセンスな出来栄えです。