12月 17日 火曜日
外はまだ暗いが今日は雨。
そんな天気なので朝6時の気温は13.3度高い。
キャンカーの快適化でよく尋ねられることに、ソーラーパネルはどれくらいあればいいかと聞かれる。
その質問の返答にはいつも困る。
ソーラーは自然相手なので、晴れれば発電するが、雨だと全くと言っていいくらい発電しない。
さらにキャンカーの使い方は人それぞれで違うので、電気の消費量もまったく違う。
うちでは、一晩(約12時間)に12Vで60~100Ahくらい消費している。
最も電気食いはWAECOの冷蔵庫だが、温度もかなり効かせているので電気を食う。
冷蔵庫を使わない人は一晩に20Ah程度で済むという話も聞く。
おまけにテレビは、カミさんとボクは別々で夜中まで見ているのでどちらかと言うと電気食いのほう。
そんなことだから、電気の消費量によってソーラーパネルの必要量も変わってくる。
最近のキャンカーにはボトロニックの残量計が付いたものが多く、バッテリーの残量や消費量が数字で分かるのがいい。
下の画像で言うと、右側のシルバーのもので今はサブバッテリーの残量が317Ah残っている。
昨日の夕方の数値を見ていれば、一晩の電気の使用量がすぐに分かる。
多分キャンカー乗りだったら、自分の車の一晩の消費量がどれくらいか把握していると思う。
そして次は、ソーラーパネルの発電量。
発電量と言っても天気によって、季節によっても変わるので計算しやすいようにおおよその数値を挙げた。
ボトロニックの残量計と同じ見方が出来るように単位を合わせてある。(赤字)
基本的には100wのソーラーパネルでの発電量は250~380wh(20~30Ah)程度。
冬の日が短いときは晴天で250wh(20Ah)くらいだが、春の気温があまり高くなく晴天の日だったら380wh(30Ah)程度発電する。
最近、一般的にキャンカーに取付けるのは200W程度のパネルが多い。
それだと冬の晴天で500Wh (40Ah)程度で春では760Wh (60Ah)程度発電すると思う。
わが家の場合、一晩に60~100Ah消費するので、下の表からパネルが200Wであれば不足するが、400Wあれば夜間使用した分はどうにか取り戻せそう。
しかし、日中も冷蔵庫は動いているのでその分の消費量は当然考慮するか、走行充電で賄う必要がある。
夏にソーラーでエアコンを回したいと思ったら、出来るだけ多くのパネルを取付けたい。
今のうちのジルは全部で710W上がっているのでエアコン(640W)も日中はソーラーだけで回っている。
そんなソーラーも、雨天や曇天では大して発電しないのですぐに電力不足に陥る。
その為にバッテリーの容量を増やしたりリチウムに替えたりするが、それはまた別の機会に。
以前はソーラーを載せると言っても一枚だけが多かったが、最近はパネルの価格が下がったのとソーラーの有用性をみんなが認識したせいか、最初から複数取付けるのが当たり前のようになった。
ソーラーパネルを新しく取付ける場合は、パネルは出来れば効率の高い単結晶タイプにしてコントローラーはMPPTタイプがいい。
ソーラー同士の配線は直列にして、回路を流れる電流を下げて効率を上げるのがいい。
現状の設備にパネルを増設する場合は、ほぼ同じパネルが無い場合は思い切って全てを新品にしたほうがいいかも。
まだ使えると思っても、異なる規格のものが混在すると足を引っ張る場合のほうが多い。
現在、PWMタイプのコントローラーを使っているのなら、MPPTタイプにして効率を上げたいところだ。
下の画像は現用のもの。
MPPTタイプで高性能だが、数年前に10万円くらいした。
しかし、今では中国製で安価なものが2~3万で買える。
キャンカーの屋根が広かったら、思い切ってソーラーパネルを沢山載せよう
一枚が2~3万円だったらすぐに取り戻す。
今年の北海道の旅はこちら。
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