ジルとうなぎの 風に吹かれて気ままにキャンプ

キャンピングカーと趣味について気ままな生活のブログです。

小さな発電機のキャブレターをOH

2019-02-06 |  点検と整備

最近、自宅にある不要な物の片付けを行っている。

使わない物はいつまでも家に置いていても仕方ないので、早めに処分したほうがいい。

 

倉庫から出てきたのは、ホンダの小さな300Wの発電機。

キャンカーを購入したときに、色々な発電機を検討したが、その時にネットオークションで手にいれたもの。

きれいでほとんど使ってないというものだったが、結局購入して一度も使わず終いだった。

処分するにも一度は動作を確認しようと、庭に出して混合ガソリン(50:1)を入れた。

リコイルスターターを20回くらい引いたが掛からない。

見てくれはいいのに中々言う事を効かないやつだ。

くそー、この野郎!! と言いながらもう10回くらい紐を引いたが掛からない。

プラグを外してみたが、問題無さそう ?

 

 

諦めて、入れたガソリンを全部抜いた。

面倒だが、バラさないと直りそうにない。

外で作業するのは、寒いので、部屋に持ち帰り作業台の上に置いた。

うむ。まな板のコイじゃないけど、まな板の上の発電機だ。

さあ、これからどう料理するか、見てろよこの野郎。

エンジンが掛からないのは大体想像がつく。

多分キャブレターの内部のガソリンが固着してノズルが詰まっているんだろう。

 

 

バラして分かったのが、インバーター発電機になっている事。

後で調べて分かったが300Wで使うときはインバーターらしい。

 

 

さあ、どうやってキャブをバラそうかと少し考える。

上部のナットを2個外せば取れそうだ。

 

 

外したキャブレター。

今の車はみんなインジェクションだが、昔の車はみんなキャブレターだった。

昔取った杵柄じゃないが、ソレックスやウェーバーのキャブをよく調整した。

それに比べたら簡単簡単。ただ小さいだけ。

燃料パイプが固くなって外れないので切断した。

 

 

キャブのタンクがオイルとガソリンの残さで汚れている。

これじゃあ動かんやろ !

固着して取れないのでワイヤーブラシを電気ドリルの先に付けて落とした。

 

 

スプレー式のクリーナーでキャブを一通り掃除。

メーンジェット、スローエアージェット等を針を使って掃除する。

これが詰まっていると残念ながらエンジンは掛からない。

 

 

ちゃんと向こう側が見える。 OKだ。

 

 

きれいになったぞ !

針が入らない穴は電線の細かい線を通した。

 

 

元通りに組み込んだ。

 

 

手前の白い入れ物はパックご飯が入っていた容器。

薄くて白くて重ねると場所を取らないので、分解したビスを入れたりするのに便利がいい。

 

 

再度、庭で動かしてみた。

ガソリンを入れてリコイルスターターの紐を10回程度引いたら、うまくエンジンが掛かった。

投光器をさしたら発電機のオーバーロードランプがついた。

おかしいなと思って調べたら、投光器が500Wだった。

定格300Wに対して500Wは相当な過負荷になっている。

それでも動いているのは素晴らしい。

 

 

 

今回は小さな発電機だったが、これが大きくなっても同じ事。

大きな発電機はインジェクションもあるが、まだまだキャブレターは多い。

長期に使わないときはタンク内のガソリンだけでなく、キャブのドレンナットを緩めてガソリンを抜こう。

入れっ放しのときは、キャンカーのFFヒーターと同じように月に1回程度動かしてやれば故障し難い。

 

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コメント (2)
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