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LiTime の 60Aソーラーコントローラー

2024-06-21 | ★日記

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今回、LiTimeから新しいソーラーコントローラーが届いたので試してみる。

リン酸鉄リチウムバッテリーと普通の鉛バッテリーでも使える。

発売されたのは30Aと60Aの2種類だが、うちのジルのソーラーパネルは710Wなので60Aを選定。

箱も大きいし重量もかなりありそう。

ちなみにこのコントローラーの価格は5万円を少し切るくらいでちょっと高価。

30Aタイプは2万円程度と価格差はかなりあるので用途に合わせて選択すればいい。

新商品だからか60Aの方はちょっと高めな感じもするが、セールになれば少し安くなるだろう。

動作はもちろんMPPT制御で最大電力点を追求する。

Bluetoothモジュールが内蔵されているのでスマホなどで動作の確認やリモート制御が出来るのが特色となってる。

 

 

早速箱を開けて中身を確認。

うひゃ~ でかい。 

まず感心するのは本体の大きさとその重さ。

 

 

 

実際の重量を測ってみたら付属品を付けない状態で本体が4.36kgある。

ヒートシンクもかなりごつい感じ。

ヒートシンクの形状から壁に縦付けが必至な感じ。

 

 

本体を固定する金具とビス。

コントローラーとの接続を確かなものにするための圧着端子。

 

 

同じ60AのRENOGYのコントローラーと比べてみても重量は1kg程度重い。

 

 

説明書から仕様を一部紹介

 モデル      LT-MPPTCTRL4860

 システム電圧   12V / 24V / 36V /4 8V / 自動

 無負荷損失    12V時12mA / 24V時10mA / 36V時6mA / 48V時6mA

 バッテリー電圧       9~64V

 最大ソーラー入力電圧    150V ← ソーラーパネルの開放電圧で、コントローラーにつないだ電圧ではない。

 最大パワーポイント電圧範囲 バッテリー電圧+3Vから120Vまで

 定格電流          60A ← コントローラーからバッテリーに流れる最大電流

 定格負荷電流        20A ← ントローラーの負荷端子から取れる最大電流

 最大ソーラー入力電力    12V時900W / 24V時1,800W / 36V時2,600W / 48V時3,200W

 変換効率          ≦ 97%

 MPPTトラッキング効率    99.9%

 動作温度          -35℃~45℃

 保護係数          IP32

 重量            4.55kg

 

 

動作を調べるためにLiTimeの100Ahのリン酸鉄リチウムバッテリーにつなぐ。

コントローラーのバッテリーの種類は L1 のリチウム設定。

 

 

ソーラーパネルの代わりとなるものにCV/CCの小型電源を用いる。

大昔の電源を持ち出して恐縮だが、この電源は長年使っていてタフで信用がおけるもの。

CV/CCと言うのは、設定した電流(または電圧)値の範囲内で、負荷状態に応じて自動的に定電流(CC)モードや定電圧(CV)モードで動作する。

こうすると70W程度のソーラーパネルをつないだことと同じで、ソーラーパネルと違って安定して充電が可能。

おまけに変換効率もシビアに算出可能。 

 

実験電源のCV/CC表示がが数秒置きに入替る。(電源の赤〇)

これはMPPT動作点を変えて電力最高点を探しているのか?

 

 

右側のセルメーターの電圧はリチウムバッテリーの端子電圧。

ソーラーコントローラーの表示はコントローラー側で測ったバッテリー電圧。

 

 

LiTimeのバッテリーは、バッテリー電圧が13.8Vで内臓のBMSが入力を遮断して充電完了となる。

バッテリー内のBMSが入力を遮断するとソーラーコントローラーの表示電圧が14.4Vに一気に上がる。

これはコントローラーの充電電圧が14.4Vであるため。

 

 

コントローラーからの電圧は14.4Vだが、BMSが入力を遮断しているのでセルの電圧はゆっくり下がり始めた。

セル電圧が13.6Vくらいに下がるとBMSの入力側が再びつながって再度充電するという繰り返し動作を延々と続ける。

 

 

 

次はLiTimeのコントローラーにRENOGYの100Ahのバッテリーを接続。

 

 

RENOGYのリチウムバッテリーのBMSは入力を遮断しないので、放置すると充電電圧の14.4Vに近づく。

その結果、充電電流はほとんど流れなくなって、その状態をキープする。

 

 

電流はだんだん流れなくなって0に近づいてくる。

ソーラーパネルからの電力があればこの状態をずっとキープする。

 

 

最近のリチウム用のソーラーコントローラーは、バッテリーが満充電になっても14.4Vをキープする。

 

余談だが、鉛バッテリー用のソーラーコントローラーでエラー表示が付いているものがある。

これをLiTimeのバッテリーのようにBMSが入力を遮断するバッテリーに接続するとエラー表示となる。

エラー表示が赤で点滅するのでリチウムバッテリーには繋げないと思うのは早計。

赤い表示を気にしなければ問題ない。

RENOGYのバッテリーはBMSが遮断しないので、このコントローラーを使ってもエラー表示することはない。

 

 

 

 

 

Li Time 製品レビュー一覧はこちら

下の画像をクリックするとメーカーのHPへ飛びます。

 

おまけ ここから入ってLiTimeで購入すると直接買うよりも5%安く買えます。

 

   

 

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (瀬菜丸)
2024-06-21 08:56:30
うなぎさんおはよう御座います。

最新のポルシェが最良のポルシェと言われますが
今litimeのHP見たら先日購入した充電器はモデルチェンジした模様でサイズも一回り大きくなって
最大消費電力も9Aから13Aになりデジタル表示は無く価格も上がっている様です。

少ない小遣い追い付きません [泣]
返信する
比較と選択肢 (まるは)
2024-06-21 09:00:19
うなぎ さん。

おはようございます。
「自動車のない生活」が七夕まで続くょ。
ガマン出来たら・・無駄遣いにサヨナラだね。

色々とお試し・比較で選択肢となります。
「顧客満足度」はL社かR社か・・気になります。
トヨタディラーから「トヨタ自動車の型式不正」で
ハイエース納車日程に暗雲・・アナウンスが全く無いので業務用の顧客が困っているそうです。
他社として「選択肢」はNV350があるけど・・。

全ての建築物に太陽光パネルの設置義務が来年から始まる。。。大陸製品がどっと入っている。
殆どが「船便」、航空貨物関連施設も成田空港周辺に次々と始まっている。空輸との比較では時間と重量になる・・「夢グループ」は食品事業まで拡大。

デジタル双眼鏡も所詮「玩具」でした。
業務用4Kカメラは日本橋の電気街で「中古」を模索して15kgの肩掛け大型機と3kgの小型機でいい。

15kg肩掛けカメラの大型三脚(ダブル足)は雲台に注目し、三ツ矢ベース付きが理想ですが、「天空テラス」での撮影機器の扱いに「上げ下げ」も折畳み補助ステップも既に購入済み。TV局下請けの友人が廃業時に「払下げ品」があれば頂いたのに・・。

7/10に「国庫へ納付期限の通知書」・・もっと経費で購入しておけばよかった。決算までにまた欲望。
返信する
Unknown (シュン)
2024-06-21 17:36:29
うなぎさん
今回はサラッと書かれてますが、かなり突っ込んだ内容ですね。
ある程度知識がないとふーんと済ませてしまう内容ですが、かなり中身が濃くて、そうなのかと納得させられます。
電源をソーラーパネル代わりにするとチャージャーの変換効率を調べるのは簡単ですね。
毎回勉強になります。
返信する
瀬菜丸さん (うなぎ)
2024-06-21 18:54:27
LiTimeの充電器が新しくなったんですね。
私も先ほど覗いてみましたが、価格も高くなってますね。
以前の20Aの充電器はかなり熱くなってましたが、ニューモデルはファン付のようです。
40Aはかなり値段も上がってますね。
返信する
まるはさん (うなぎ)
2024-06-21 18:54:59
ハイエース納車日程はまだかなり先でしょ。
そうは言ってもトヨタは納車に時間が掛かりますから心配ですね。
これまでハイエースで色々計画されましたから、今さらNV350には変更できないでしょう。
業務用4Kカメラは15kgもあるものを使いますか?
重すぎて持ち運びだけでくたびれますよ。
もっと軽量な方がいいのでは?
返信する
シュンさん (うなぎ)
2024-06-21 18:57:15
「突っ込んだ内容」がお分かりになるとはかなりお詳しそうですね。
色々質問されるのである程度わかるように説明を加えました。
MPPTタイプのソーラーコントローラーは、変換効率は高いですが、電圧や電力によって効率が変わります。
使用されるパネルの電圧で効率をチェックされることをおススメします。
返信する

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