普通の日々

ごく普通の日々の事

何も変わっていない2つの会社

2006-03-24 22:40:39 | ニュース関連
乗客は見た、通報した!指導添乗中の運転士が居眠り (夕刊フジ)
【JR西日本岡山支社は23日、津山線の急行列車に若手運転士の指導のため添乗していた男性の運転士(28)が、運転席の隣で数分間居眠りをしていたと発表した。
 同社によると、指導運転士は今月2日、20代の運転士が乗務する岡山発津山行き急行に指導役として添乗。午前10時10分ごろ、急行が弓削駅(岡山県久米南町)を出発後、次の停車駅到着までの9分間のうち数分、助士席で居眠りをした。
 急行の運転士は電車に加え、ディーゼル車なども運転可能な免許の試験に合格、2日前に免許証が交付されたばかり。指導運転士が教育のために付き添っていた。
 目撃した乗客が同社の「お客様センター」に連絡して発覚。事情を聴くと、指導運転士は「(急行の運転士は)試験に合格し、技量もあるため気が緩みうとうとしてしまった。申し訳ない」と認めたという】

 夕方の報道番組で詳細なニュースが流れてましたけど、JR西日本は本当に馬鹿ですね。そうとしか言い様が無い。
 居眠りが問題になるのは当然なんだが、その居眠りの通報を受けた後のJR西日本の対応がなっていない。当初は居眠りを認めず、証拠の動画が送られてきた事で漸く居眠りを認めたものの、その態度が悪すぎる。しかも、この件がマスコミに報道される事に何の関心もなさそう。
 こいつ等は昨年の事故を何も反省していない。少なくとも管理職の立場にいる連中は、そう疑われても当然の態度をこの件で見せた。本当に馬鹿な連中ですよね。

 ただ、商品購入や保険等と違って、通勤・通学の足というのは別の会社・手段に変更するのが難しい。JR西日本の態度はそれが大元になっているのかも知れませんね。

日航、検査手抜き 「期限忘れ」機、運航再開前 整備士「早く終えたかった」 (産経新聞) - goo ニュース
【日本航空のMD87型機が主脚の検査期限を十日間超過したまま飛行していた問題で、運航を再開する際に同社が行った検査も、所定の作業を省略するなど極めてずさんな内容だったことが二十三日分かった。国土交通省は同日、該当機の運航停止と再検査を求める異例の行政指導に踏み切った。「検査忘れ」に「検査手抜き」が重なり、トラブルが続発する同社の安全管理態勢が改めて問われる事態となった】
【またも繰り返された日本航空のトラブル。「検査忘れ」を公表した翌日に「検査手抜き」が発覚。同社の新町敏行社長と西松遥・次期社長は国交省を訪れて航空局長に陳謝、口頭で厳重注意された。
 日航は一月、国土交通省にヒューマンエラー(人為ミス)防止に関する改善策を提出したばかりだった。昨年三月に事業改善命令を受け、再発防止策を提出していたが、その後もミスやトラブルが続出し追加提出を求められたからだ】

 で、もう1つの馬鹿としか言い様がない会社が日本航空。
 この会社も昨年1月に新千歳のトラブルが報道されてから1年が過ぎているのに、その間に様々な対策が施され更には内紛にまで発展しているのに、末端の整備士の意識はこの程度ですよ。2つの検査の内1つに問題が無かったからって、それだけで安全と判断して欲しくはないし、更に『早く検査を終えたかった』って、安全について何も考えていないのと同じでしょう。
 2つの検査の内片方だけで充分なら、とっくに1つの検査だけ実施するようになっている筈ですよ。余計な手間と金が掛かるんだから。2つの検査をするのには何らかの意味がある筈です。それなのにこの程度の意識しか持っていないから、色々な対策をしているのにトラブルが無くならないんですよ、この会社は。

 JR西日本よりは競争に晒されている筈の日本航空でこれですからね。新体制になってもどの程度の効果があるのやら・・・・。


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