普通の日々

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見込み捜査

2013-07-21 23:47:18 | ニュース関連
盗撮容疑:54歳巡査部長を逮捕 山口県警 (毎日新聞)
【逮捕容疑は同日午後2時25分ごろ、山口市の商業施設で、女子高校生(15)のスカートの下に、デジタルカメラを脇のポケットに入れた手提げバッグを差し出したとしている。
 県警によると、商業施設の保安員が浜岡容疑者の様子がおかしいことに気付き、その場で取り押さえて警察に通報した。
 浜岡容疑者は「買い物に行っただけで盗撮はしていない」と否認しているという】

 否認しているので「警察官・警察職員の逮捕・不祥事記事」としてのカウントは保留とします。
冤罪の構図再び、勾留85日 男性側「ありえぬずさん捜査」 (産経新聞)
【決めつけと思い込み。多くの冤罪(えんざい)事件に共通する「見込み捜査」が、またも明らかになった。他人名義のカードを勝手に使い、ガソリンスタンド(GS)で給油したとして、大阪府警北堺署が事件とは無関係の男性会社員を窃盗容疑で誤認逮捕した問題。男性が否認を続ける中、立証に都合のいい証拠のみに寄りかかり、アリバイ確認すら十分に行っていなかった実態が浮上した】
大阪府警が誤認逮捕 証拠の映像、設定時刻にずれ(朝日新聞) - goo ニュース
【府警幹部は「時刻について標準時とすりあわせる基本が欠けた、きわめてずさんな捜査といわざるをえない」と話し、誤認逮捕の原因を調査するとともに、改めて窃盗の捜査を続けている】
 何故『多くの冤罪(えんざい)事件に共通する「見込み捜査」』がこうして続いているのか?理由は簡単でしょう、これまで冤罪事件を捜査した連中にキッチリとした処分を下した事が無いからですよ。
 警察幹部が形ばかりの謝罪をする事はあっても、問題の捜査をした連中が謝罪したケースは無い筈。それどころか捜査そのものには問題が無かったと主張するケースが殆んどだし、だからなのか明確な懲戒処分が捜査した連中に下ったケースも聞いた覚えが無い。冤罪を生み出す捜査をしても碌な傷を負う事は無い、これでは「見込み捜査」を改めるという機運が高まる筈も無いですよ。
 今回も『誤認逮捕の原因を調査する』そうですが、幾つかの問題点は認めるでしょうけど、それで懲戒処分という展開は期待出来ない。無実の人を約3ヶ月間も拘束しておきながら、それに見合う罰を捜査関係者が受ける事は無い。こうして警察が冤罪・誤認逮捕の責任から逃れる姿勢が続く限りは、自分達に都合の良い「見込み捜査」が続けるでしょうね。