普通の日々

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避難できない非常口

2009-11-24 21:32:09 | ニュース関連
杉並火災、避難しにくい配置 非常口前をげた箱で仕切る (東京新聞)
【4人が死亡、12人が重軽傷を負った東京都杉並区の居酒屋「石狩亭」の火災で、店の非常口と客がいる板の間がげた箱などで仕切られ、げた箱などを回り込まなければ非常口から避難できない配置になっていたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。
 非常口の前には座布団などが置かれていたことも分かっており、警視庁捜査1課と杉並署は、非常口が事実上機能しない状態だったことが被害拡大につながった可能性もあるとみて、業務上過失致死傷の疑いで現場検証し調べている】

 こういう日常的に火を使用する店舗の場合、消防は一定の頻度で設備のチェックとかしているんでしょうか?一定の頻度でチェックしていて尚且つ下駄箱がチェック以降に設けられたのでなければ、消防の対応にも色々言われそうですよね、これ。
油に水で火柱か、消火器間に合わず…居酒屋火災(読売新聞) - goo ニュース
【同庁の調べで、黒河さんが串焼きを焼いていた火が調理器具にたまった油に燃え移り、その炎が上部のダクトや壁に染みついた油などに引火したことがわかっているが、捜査関係者によると、その際、炎に従業員が水をかけ、直後に、さらに大きな火柱が上がったのを複数の客が目撃していた。
 東京消防庁によると、高温の油から出ている炎に水をかけると水が急速に気化し、炎が増幅されるという。警視庁は、その炎が、天井の布などに引火し、店内が短時間で炎と有毒ガスに包まれたとみている】

 こちらもこの『高温の油』を日常的に使用する店舗の場合、従業員に消火方法を学ばせておく必要がありそうなんですが、そういう従業員教育はどうなっているんでしょうか?勿論学んだからといってとっさの場合に必ず実践できるとは限らないんですが、学んでいるのといないのでは心構え等で何かしらの違いが出てくると思うんですけどね。